“選ばなければ足りる”のに”選ばずにはいられない”仕事の不思議(2020/03/11の日記)

転職活動をしてふと、

仕事は選ばなければ沢山あるな。

と思った。

固定収入があって、職場の人の人柄が良くて、福利厚生が最低限あれば、業務内容はなんでもいいと思って転職活動をしていた。しかし、無意識のうちに「やりたい仕事」と「やりたくない仕事」を取捨選択している自分がいた。固定収入・人間関係・最低限の福利厚生の３つをクリアする仕事は案外沢山ある。これに「やりたい仕事」が付随すると一気にハードモードになる。

やりたい事がないと言っている人でも、やりたくない事というのはあるようだ。なぜか特定の業種には絶対に手を出さない人は多い。人によって様々だが、選ぶということは難しくても選ばないという選択は無意識のうちに行なっている。「何食べたい？」と聞いて「なんでもいい」と答える人の多くが、実は食べたくない物が存在しており、「なんでも」よくないのと似ている。

選びたいもの・選ばないものが具体的には何か、が分かることは、ひとつの能力だと思う。考えなくてはいけない事があるほど、その能力は低下する。しかし、選ばないものを誤って選んでしまうと、後で自分の中で帳尻を合わせるのが大変になる。

目の前の問題に気を取られず、常に自分らしい選択をしていきたい。