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ああ、寝不足・・・・

発達障害を持っている子は小さい時からすでに強い個性を持って産まれてきてるんだなあ・・・
私の息子が後々大きくなってから思った事です。
身体的に物理的に症状が出ていてば、診察や検査でどの病気の可能性が高いかなど、ある程度は病院ではっきりとわかるとは思いますが、発達障害の場合はなかなか成長するまでわかりにくいと思います。

息子が発達障害とわかるまでに共通していた事なのですが、我が家、私の周りのケース、そして個性の強いお子さんをお持ちのお母さん達と話をしていて(あくまで私と発達障害のあるお子さんをお持ちの方、グレーゾーンにいるかなり個性の強いお子さんのお母さん方との話です)かなり多いケースだなと思ったのは、赤ちゃんの時に『なかなか寝ない』『敏感すぎる』『泣きやまない』そしてしばらくすると『こだわりが強くなる』という事でした。
これは生後1−2年の間のことです。
まずこの頃に、うちの子発達障害だと気付く方は少ないのではないかなと思います。その中でも、赤ちゃんの頃に共通していたことでした。

世間一般では生後月齢がいくにつれて、睡眠時間が長くなるとのことでしたが、
しかし長男のことを思い返すと、1日の中で二時間も立たずにで目が覚め、ぐずぐず泣き始めてをくりかえす事が非常に多かったです。生後1年近くまでしっかりと寝てくれたことが少なく、人生初の寝させてもらえない拷問が始まりました。とにかく寝ない。眠るまでに時間がかかる。抱っこし続けてもうクタクタ。
お、やっと寝た!というところで小さな音でも、本当に小さい音でも目を覚ます。ベットに置いた瞬間目を開く。え?今すやすやしてなかった? どこかに目覚ましスイッチでもついてるんかーい!!!???と不思議に思うほど。
こんなに寝なくて子供自身も平気なのか?と思うほど。
最低三時間は寝てくれないと前後のかたづけやらで私の睡眠が確保できなくなってしまう・・・

生後4ヶ月くらいの時に私は旦那に「この子を里子に出す・・・」と恐ろしい発言をしたことがあります。
今では笑い話ですが多分相当病んでいたのだと思います。パソコンで養子縁組について調べてしまったくらいです。

出産後1ヶ月半くらいは実家にお世話になっていたので、あまりに寝られない私を不憫に思った両親が息子を抱っこしてくてたりして、昼や夕方少し多めに私を休ませてくれたので寝不足ではあるものの、何とか乗り切ることができました。
その後は当たり前ですが、旦那も仕事で夜遅くまでいないので、自分と息子と二人の生活です。
息子の眠りから覚めてグズグズする声を聞くだけで心臓がバクバクとなり始めました。自律神経が乱れていたのだと思います。
ごみ収集車の作業員さんのかけ声や選挙カー、不意打ちのチャイムの音など、子供が目を覚ます要因がやってくるだけでも動悸と理不尽ではありますが怒りが込み上げてきます。
音で子供が目を覚まし泣いた時は「ウォー」と小さく叫んだこともあります。
当時住んでいたマンションの駐輪場が少し広かったこともあって、その前で小学生のママさん達が井戸端会議を始めたり、子供がサッカーをして遊んでいる声や音がうるさく気になり、わざと窓をガラッー、パタン!と強く開け閉めしたことも多々あります。
原因不明の蕁麻疹も出てくるし、夜は短い睡眠で強制覚醒させられるので、夢と現実が一緒になって、目が覚めても一瞬自分が何をしてたか(寝ていたのだけど)わからなくてフリーズしてしまうことがありました。

今息子が大きくなって 「相当いっちゃってたな、私」 と第三者的に顧みる事ができるのですが、もう当時の私はいっぱいいっぱいで・・・

そして恐ろしいことにその後始まり出した黄昏泣き(はっきりした理由もないのに赤ちゃんが長時間大声で泣き続ける状態のことをいうそうです)。
30分以上も甲高い声で泣き続け、定期検診では元気な証拠だと言われるものの、やたら主張するように泣くので、耳の中がキーンとなり、夕方になるといつ泣くのかとビクビクする毎日でした。

今まさに産まれたての赤ちゃんを育てているお母さんはものすごく大変だと思います。多くは寝不足に悩まされ、疲労困憊のことだと思います。そして
こうしたことも日常茶飯事だと思われる方も多いと思うのですが、
うまく言えないのですが何か違うなあという違和感を私はこの頃から感じていたような気がします。
冬に出産されたママさんたちは、特に寒くて辛い中で、母乳にせよ、ミルクにせよ準備して、消毒して、片付けて、の一連の作業を数時間毎に繰り返していることでしょう。おむつ替えに、その他のお世話ももれなくついてきます。
そしてその先乗り越えてきたところで、大体のお子さんは少しづつ寝てくれる時間も増え、眠りも安定していきます。
二番目の子がまさにそうでした。長男を育てた後なので、何と育てやすいんだろうと感動さえ覚えました。

その時に、なるほどこの違いが長男の時になんとなく感じた違和感か!と思ったのです。



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