見出し画像

【最終回】ゆるりと振り返る海外就職 Day14〜MAYを追求してきたキャリア〜

こんにちは!
今週は怒涛のような1週間を過ごしていて、もう金曜日が来てしまったと思っている、ぺくです。
週1更新を掲げている「ぺく☆ぺく通信」も、今週は原稿を少し書き始めたところで、止まっています。
まぁ、まだあと2日あるので・・・諦めずに、アップできるよう努力します!

さて、毎週金曜日に、私の海外生活の回顧録を、今日までおよそ4ヶ月にわたって更新してきました。

もともと、有益性はほぼゼロと書いた通り(笑)、一度「話すように書いてしまう」という自分のライティングにおける欠点のままに書いてみたら、どうなるのかを試してみたくて始めたマガジン。


これまでメディアではあまり書いてこなかった、海外での日常のエピソードをゆるりと交えながら、私自身の所感や私なりの異文化マネジメントの方法など、今日まで徒然なるままに綴ってきました。

実験の結果はよく分かりませんが、楽しく続けられたのと、書くときに変に悩んでしまったり、迷ってしまったりする時間が今までよりぐっと少なくなったのは、良かったと思っています。

ですが、今日で一旦最終回にしておこうと思います。
理由としては、途中で始めた「ぺく☆ぺく通信」で書いていきたいお話の方が増えてきたのが大きいです。
*注:お仕事でも2年ほどライターを務めてきましたが、書くのは大好きなのに、どうしても手が遅いのがずっと課題です・・・。

最終回のテーマは何にしようかと考えましたが、タイトルに似合わず、少し真面目なお話になりそうです。

私のキャリアを改めて振り返ってみる

画像1

<これまでのぺくのキャリア>
2014年
日本で日系メーカーの営業職としてキャリアをスタート。

2017年
フィリピン・セブの語学学校でインターン。

2018年
ベトナム・ハノイの旅行代理店で日本人向けカスタマーサポート職として勤務。

2019年
再びフィリピン・セブの語学学校でスタッフとして勤務するかたわら、海外キャリア支援の事業に携わる。
9月からは、アジア各国を旅する「旅するインタビュアー」として活動。
インタビュー好きが興じて、個人でもラジオを通して発信し始める。

2020年(現在)
コロナ禍で帰国を余儀なくされ、「旅するインタビュアー」としての活動は休止。
所属先のオンライン英会話事業の立ち上げ、運営・マーケティングなどに幅広く携わる。
そのかたわら、インタビューを通して「自分」取材をサポートできるよう奮闘中。


これだけ見ると、一貫性のないキャリアかもしれません(苦笑)。
実際、そこに悩んだ時期もありましたし、正直なところ、今でもときどき悩みます。
「好き!」とか「興味ある!」に片っ端からチャレンジしてきて、何をやっても、曲がりなりに(注:かなりの不器用さんです…)、卒なくこなせるように努力はしてきたものの、どこか中途半端。

ただ、「旅するインタビュアー」としての活動は、自分にとって久しぶりにやりがいを感じたことであり、続けていきたいことでした。
大好きな旅ができるのはもちろん、常に新しい出会いに触れられること、取材を受けてくださった方のライフストーリーから自分自身が学びながら、少ないかもしれませんが、自分自身が新しい気づきを与えられる瞬間もある・・・。
取材で出会った方々も本当に素敵な方々で、宝物のような出会いがたくさんありました…!

コロナ禍でやむなく帰国することになり、しばらくはオンラインで取材や執筆を続けてきましたが、諸事情あって活動自体の休止を決断(執筆は、亀の歩みですが、業務の合間を縫ってまだ続けています)。
そこに至るまで、その決断をした後・・・今年は幾度となく、自分自身のこれまでを振り返り、自分がこれから「本当はどうしたいのか」を考え続けてきた気がします。

MAYを追求し続けた結果、見えてきたWILL

画像2

その過程で出会った1本の記事がこちら。

キャリアを考えるとき、WILL(自分がしたいこと)−CAN(自分ができること)−MUST(企業や社会のニーズ)のフレームワークに基づいて考えることが多いと思います。
実際、私自身もキャリア支援に携わり始めてから、ここを意識することの大切さを、幾度となくお客様に伝えてきました。

ただ・・・

「自分が本当にしたいことが分からない」
「やりたいことの探し方が分からない」

という相談を受けたことも、幾度となくありました。
そしてなにより、過去の私が「私が本当にしたいことって何だろう」と何度も悩み、ときには考えても考えても見つからなくて、疲れきって涙したり・・・。

詳細はぜひ記事を読んでいただきたいのですが、この記事では、WILL-CAN-MUSTのフレームワークに”MAY(〜かもしれない)”を追加してみることを提唱しています。
そして、この記事と出会って改めて自分のキャリアを振り返ったとき、すごく腑に落ちたんです。

たしかに、私は長年「自分のことがよく分からない」とか「本当は何がしたいんだろう」と悩んできました。
新卒の就職活動も、志望理由はなんとなく話しているものの、しっくり来るようなものは正直見つかりませんでした。
(ちなみに、最終的に入社した会社からは、志望動機を聞かれていません。)

ただ、そのときどき判断基準のようなものはあり、それが確固たるものではなかったものの、それをもとに選ぶことで、自分の本当にやりたいことや自分の軸・ビジョンが、少しずつ明らかになってきた気がするんです。

<新卒でメーカーに入社したとき>
・医療や健康の観点から人々をサポートしたいかもしれない
・自分自身が誇りを持てる製品なら売れるかもしれない(=そのような商品や領域なら、営業職にチャレンジしてみてもいいかもしれない)

>>ご縁あって、医療系のメーカーで代理店営業職に。

    ↓

<海外インターンに行くことにしたとき>
・柔軟性のある若いうちに、海外に出てみたいかもしれない
・誰かをサポートしたいことは変わらないけど、領域は医療や健康にこだわらなくても良いのかもしれない
・自分の経験で人の役に立てたら、もっとやりがいを感じるかもしれない
・(苦手だと思っていた営業職を経験して)人を動かすことは好きかもしれない
・(新卒で入社した会社は、業界の中での繋がりが強かったため)仕事の中でさまざまな業界の方と関われる環境だと、より面白さを感じられるかもしれない

>>自身のセブ留学の経験を活かし、多種多様な業界からビジネスパーソンが集まる語学学校を選んで、インターン。

  ↓

<海外就職をしたとき>
・新しい出会いや学びが絶えないことが、海外に身を置く面白さかもしれない(=もう少し海外でチャレンジしてみたいかもしれない)
・大好きなセブ以外で、自分を試してみたいかもしれない
・自分の経験を活かして、人の役に立ちたいかもしれない(インターン時と変わらず)
・(日本で既存営業を担当し、語学学校では新規のお客様の獲得に向けて動いていたことから)ある程度長いスパンで、同じお客様をサポートできる仕事が良いかもしれない

>>旅好きながら、なかなか見知らぬ土地へは一歩踏み出せなかった経験・旅の楽しさを伝えたいという思いから、旅行業界へ。
契約法人のお客様を継続的にサポートするカスタマーサポート職を選ぶ。

    ↓

<セブに再び戻る決断をしたとき>
・セブが好きなら、成長のためと無理に気持ちに蓋をするのではなく、その気持ちに従った方が良かったのかもしれない
・好きなこと・関心のある領域であることは大事だけど、自分が葛藤したこと・失敗したことも併せて伝えられるような仕事をした方がもっとやりがいを感じられるかもしれない
・同じお客様をサポートしたいのは変わらないけど、お客様とはなるだけ対面で会えた方が良いかもしれない
・内勤だけでなく、出張や外勤のある環境に身を置きたいかもしれない

>>海外就職に失敗した経験も含めて活かせそうな環境を選ぶ。
(この段階でやっと、自分の「どんな経験を活かしたいのか」がより明確に見えました!)


このように、もしかしたら先程ご紹介した記事で伝えたい”MAY(〜かもしれない)”は、私が挙げたようなものではないのかもしれませんが(汗)、少しでも「これは好きかも!」、「これは興味があるかも!」、「(まだ100%確かなことではないけど)誰かをサポートするのは好きかも!」などなど・・・たくさんの”MAY(〜かもしれない)”をどんどん積み重ねていく中で、自分のやりたいことがどんどん研ぎ澄まされて、明確になってきたと感じています。

たしかに、めちゃくちゃ遠回りだったと思います。
それでも、もし今「やりたいことが見つからない」と焦ったり、悩んだり、迷ったり・・・している方がいらっしゃるなら、一度先程ご紹介した記事の通り、”MAY(〜かもしれない)”を挙げてみて、実際に動いてみてほしいと思っています。
そうすることで、見えてくるものがきっとあるはずだから。

私には今、「自分軸に従って、自分らしく生きる人を応援したい」という思いがあります。
その手段は正直まだまだ模索中ですし、途中で変わるかもしれませんが、それで良いと思っています。
なぜなら、今の自分の思いは、そのときどき考えうる”MAY(〜かもしれない)”を最大限試した結果見えてきたものであり、これからもまた考えうる”MAY(〜かもしれない)”にしたがって行動していきながら、取捨選択をしていけば良いと思っているからです。

おわりに

なんだか今日は随分と長くなってしまいました・・・。

が、これから海外で働きたい方に限らず、「何がしたいか分からない」と悩む方にとって、少しでも参考になりますと幸いです。

そして、今回綴ったことは、最初の一歩を踏み出すまでは本当に怖くて、不安でしたが、海外に出て、自分の中に湧き出るいろいろな”MAY(〜かもしれない)”に挑戦できたからこそ、気づけたことでもあると改めて感じています。
だからこそ、このシリーズの締めくくりとして、このテーマを選んでみました。

最終回は、少し「海外生活の回顧録」とは違ったテイストにはなりましたが、これまでお読みいただき、本当にありがとうございました!
またいつか、「これは書いておきたかった!」と思えるお話が出てきたら、またこのシリーズで書かせてください。

それでは、その日が来るまで・・・!!

サポート、お待ちしております♫ みなさんとともに素敵な”旅”を続けていく力にしていきます✨