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「聴く」が織りなす、豊かな時間

「今年はもっと自分の思いを文章で残していく!」と意気込んでいた年初でしたが、気がつけば、なんともう・・・6月。
1月に書いたっきり、「ぺく☆ぺく通信」の執筆は、かなり久しぶりになってしまいました。

年明け早々から、公私ともにいろいろな出来事があり、思ったように動けていないのが現状。
ただ・・・先週末、久しぶりに「書きたい!」という気持ちが、むくむくと湧いてくる出来事があったんです。


先月、かつて学んだ「統計心理学i-color」の勉強会に、久々に参加しました。
自分と同じ素質を持つ方々のお話から、改めて「素質を活かす」ことを考えたり、ついつい自分が持つ素質の、イヤな部分だけに目が向きがちなことに気づかせてもらったり・・・。
誰もが安心してシェアできる環境で、いろいろなお話ができたからこそ、すごく楽しく、意義のある時間を過ごせました。

その会を主催されていた方のおひとりが、河本ここのさん。
よくよくお話を伺うと、今回参加した「i-color12色の深め合い」以外にも、素敵な場づくりをたくさんされていました。

そのなかのひとつで、今回私が興味を持ったのが・・・「傾聴の学び舎 みちみち会」(以下、みちみち会)でした。


余談ですが、私はセルフコーチングが大好き。
う〜ん・・・セルフコーチングが、というよりは、「セルフコーチングで扱うようなテーマについて考えたり、誰かと話をしたりするのが好き!」と言った方が正しいかもしれませんね。
(ひとりでモヤモヤ考えたり、書き出すのは苦手です。笑)

そんな私なので、「みちみち会」のことを知り、月ごとのテーマを目にしたとき、そのタイトルに一瞬で心惹かれちゃいました。
ということで、即お申し込みをさせていただき、先週末に初めて参加してきました!


はい、ということで・・・
いつものごとく、だいぶ前置きが長くなりましたが(笑)、今日はこの「みちみち会」での素敵な体験について綴っていこうと思います。


「感じる」時間の大切さ

ここ最近は、かなり「思考」優位な日々を過ごしていました。

(転職して)1年目と比べて、格段にお仕事も忙しくなり、ときには仕事が終わった後でも、持っている案件のことを知らず知らずのうちに考えていたり、一緒に案件を進めている方のことを考えていたり・・・なんだか、四六時中頭がフル回転(笑)。

それはそれで充実感があり、楽しいものではありますが、いつも頭が休まることなく、何かを考えている状態なので、「感じる」ことがめっきり減ってしまった気がしています。

そんな私が、みちみち会に参加して最初に感じたことが、「感じる」ことの大切さと豊かさでした。


「頭より、身体の方がいろいろなことを知っている」
「みちみち会」では、最初にストレッチ、プチ瞑想から始まります。
そのうえで、「今、五感を通して何を感じているか」をシェアする時間がありました。

この段階の私は、正直「五感が何を感じているか、が分からない」とまでは行かなくとも、それにかなり近い状態。

あぁ・・・最近やっぱり「感じる」って少なかったかもしれないなぁ。

そんなことをしみじみ感じていました。


そこから、いよいよ会のメインでもある「聴き合う」時間へ。
ちなみに、そのとき行われたセッションの流れはこんな感じ。
*細かい時間設定はちょっと記憶があやふやです(苦笑)。

【8分半】
話し手は、最近心が動いたこと(プラス・マイナスは問わず)についてひたすら話をする。
聴き手は、その間相槌以外は一切口を挟むことなく、話し手の話に耳を傾け続ける。
   ⬇︎
【30秒程度】
聴き手から「〇〇(話し手)さんは、〜だと感じているんですね」と伝える
*注:話し手の感想ではない
   ⬇︎
【4分半】
話し手は、聴き手からの言葉を聞いて、心に浮かんだままに、再び話をする。
聴き手は、再び相槌以外は一切口を挟むことなく、話し手の話に耳を傾ける。

これを見ただけだと、どう思うでしょうか・・・?

私は最初、正直「8分半も(相槌以外なしで)聴き続けるって長いなぁ」と思ったものです。
でも、実際にやってみると・・・本当にあっという間なんです!!
むしろ「え〜っ、もっと聴いていたい!!」みたいな感じでした。


で、今書いている章の見出し「”感じる”時間の大切さ」ですけど?


はい、そうなんです(笑)!

”聴く”ときって、相手の関心に関心を向けて、相手と同じ気持ちを味わいながら、相手の話に耳を傾けます。
そうやって、話し手の方が語る世界にどっぷりと入り込んで、話し手の方が見てきたもの・聞いてきたもの・感じたことを一緒に味わっていく・・・。
それがすごく・・・「豊かだなぁ」って感じたんです!

それに、なんでしょう・・・気持ちをしっかり感じていくと、不思議と身体まで元気になってくる、あの感覚。
きちんと気持ちを味わって、感じることで、久しぶりに身体の底からエネルギーがみなぎってきました。


日々、目の前のことに一生懸命になることも、大切なこと。
でも、そうじゃない時間を持つことも、やっぱり必要で。

ふっと身も心もゆるめて、「今を感じる」時間を持つ

そんなゆとりや余白も、しっかり持てるようにしていこうと、改めて感じた時間でした。


「聴き合う」で改めて気づく「自分」

セッションのなかでは、自分が「話し手」になる機会もあります。

安心安全の場で、「まとまっていなくてもいいから、今自分の心のなかに浮かんだこと」を心のままに、口にしていく。
そして、そこに心と耳を傾けてくれる人がいる。

一見まとまっていないような話のなかでも、何度か出てくるキーワードがあったり、話しているうちに、過去の心の動きを思い出したり。
自分のなかから、いろいろな思いや気持ちがどんどん引き出されていく・・・そんな感覚でした。

今回気づいた、私にとって大事なキーワードは、

もったいない
本当は可能性があるのに、そこに気がついていないときや、与えられた時間が限られている人生のなかで、「自分」を活かしきれていないと感じたら、強くそう感じるようです。
(自分だけでなく、他の人に対しても)

幅や可能性の広がり
これまで知らなかった楽しい世界、新しい世界を知ることに、すごくワクワクするなぁと、改めて感じました。
”聴き合う”のが面白く感じるのも、バックグラウンドが違う他の方の経験を追体験するなかで、自分が生きている世界の中だけに留まり続けいてたら、知ることのできない、新しい世界を見られるからだと思います。

相互に/お互いに/一緒に
自分だけでなく、周りの人も一緒に進んでいけるのが嬉しい気がします。
可能性や幅が広がることは、私にとっても嬉しいことですが、同時に、他の人にもそんな経験をしてもらえたり、その感覚を味わってもらえたら、すごく嬉しいなぁと感じていて。
何かしら良い影響が、自分を通して「伝播」していく、そんなきっかけづくりができたらいいなぁと思っています。


あと・・・面白かったのが、(いつもはほとんど出てこない)方言!!

かつて、地元と離れた場所で働いたときに、方言についていろいろ言われたことがきっかけで、なるだけ人前で方言が出ないように意識し続けていました。
気がつけば、人前で話すときは、ほとんど標準語に近い言葉で話すようになっています。
(人生で一度も首都圏に住んだことがないのに、「東の人だと思った!」とよく言われるぐらい。笑)
*さすがに…家族や地元の友人とは今でも方言で話します。

もう無意識でできていることなので、話すときに、大きくエネルギーや神経を使っている訳ではないですが、今回しっかり聴いていただいているうちに、方言でどんどん気持ちよく話してしまっている自分がいて・・・(笑)。
「(日頃は無意識のうちに)律しているんだなぁ」と、ぼんやり感じていました。

何気なく過ごしていると、そうやって律しながら日々を過ごすことで、セーブされている感情や気持ち、思いがどこかにきっとあって。
それも含め、思っていることを、心のままに外に出してみることで、気づくことが本当にたくさんありました。

そういう意味で、「聴く」ってすごく尊いことだし、丁寧に心と耳を傾けて聴いてくださる「聴き手」がいてくれることって、すごくありがたいなぁと感じました。


みんな違って、みんな良い

グループ傾聴の時間の体験も、すごく印象的で。

同じ話を聴いていても、その話を聴いて思い起こす情景、感じる感情は、人それぞれ違います。
話し手の話を聴き終え、それぞれの聴き手から「〇〇(話し手)さんは、〜と感じているんだね」と伝えるタイミングがあるのですが、それぞれの聴き手さんの言葉からも、たくさんの気づきがありました。

「自分では上手く言語化できなかったけど、たしかにそうだなぁ」と思ったり、「(話している間は全然気づかなかったけど)言われてみればそうかも!」と思ったり・・・。

違うからこそ素敵なのであり、
違うからこそ、補い合えたり、与え合えたりする。

ときに、「違う」を「間違う」だと無意識に思ってしまって、不安になったり、怖いと感じたりすることもありますが、今回のグループ傾聴を通して、やっぱり・・・「みんな違って、みんな良いんじゃないかなぁ」と感じました。
*過去記事にも書きましたが、私はこの言葉、大好きなのです!


だからこそ、いろいろな人と出会って、話をするのはすごく大切なこと。
自分の生きている世界以外の世界や価値観に触れて、自分の可能性や視野を広げるチャンスなのだから!

最近は、忙しさにかまけて、めっきり内にこもりがちだったのを、ちょっぴり反省。
誰かの話を聴き、そこに学び、視野を広げていくことが、私のエネルギー源だったことを思い出し、少しずつ新しい出会いを求めて活動をしたり、誰かとじっくり対話をしたり・・・そんな時間を、これからはまたしっかり取っていこうと思っています。


最後に

などなど・・・とっても素敵な時間を過ごせた、土曜日の3時間でした。

最近は、なんだか感じることがめっきり少なくなっていて、7年目に突入した5年日記も、適当な出来事の羅列ばかりだった私(苦笑)。
ただ、この日は久しぶりに、感情や気づきが盛り盛りの、賑やかな文章が並びました。
そのうえに、またnoteまで書いちゃうぐらい、豊かで、有意義で、温かで、素敵な時間でした。


あんなに温かで、安心できる場は一体、どうやって作れるのでしょう。
いつか、ここのさんとあきらさんに伺ってみたいなぁ。
*ちなみに、最初に参加した「i-colorを深める会」も、「みちみち会」の後に参加した読書会も・・・今回の「みちみち会」と同じような、温かで、ホッとする空間でした!

これを機に、「聴く」の素晴らしさ、楽しさを改めて感じて、やりたいことがまた増えました(笑)!
自分のなかで、ずっとPendingになっていることも含め、またどんどん動いていきたいなぁ。


今回ご紹介した傾聴のセッション、トライしたい方はぜひ一緒にやってみましょう〜♫
もしくは、ぜひ次の「みちみち会」に一緒に参加しませんか?

きっとすごく素敵な時間を過ごせると思いますよ!!


サポート、お待ちしております♫ みなさんとともに素敵な”旅”を続けていく力にしていきます✨