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絵本『そらまめくんと おまめのなかま』/読み聞かせ

「ちいさいね なかに いるのは
 どんな まめ?」
「ぱりっ えだまめくん」

というように、えだまめくん、
グリーンピースのきょうだい、ピーナッツくん、
さやえんどうさん、そらまめくんが
次々とさやの中から登場する。

さやが閉じているページでは、
「どんな豆が出てくるんだろう」とワクワク。

えだまめのさやは「ちいさいね」、
グリーンピースは「なーがいね」、
ピーナッツは「かたそうね」、
さやえんどうは「やわらかそうね」、
そらまめは「おおきいね」。

端的に表されたさやの特徴が、
さやが開かれる期待を膨らませます。

次のページで、さやが開かれ、
豆が飛び出します。

「ぱりっ」、
「ぽこっ ぽこっ ぽこ ぽこ ぽこ」、
「ぱきっ」、「ぺろ〜ん」、「ぱかっ」と、
それぞれの豆が飛び出す音がかわいく、
しかもぴったりなのです。


つむぐ 0歳4か月

つむぐは、こうした音が楽しいみたいで、
読むといつもニコッと笑ってくれます。

つむぐ 0歳7か月

読み始めると、
絵本にハイハイで近づいてきました。

声を出しながら、
自分でページをめくろうとします。
本のかども噛み始めます。

この絵本を読むときは、
最初から最後までご機嫌。
だから僕は何度も読みます。
それでも、つむぐは飽きずに笑って見ています。

隠れている豆たちが
飛び出してくるのが楽しいのかな。
普段「そらまめくん」の人形で遊んでいるし、
「そらまめくん」が好きなのかな。


つむぐ 1歳0か月

なかに いるのは どんな まめ?

と読むと、つむぐがおもむろに、
自分の緑色の肌着の中を
一生懸命のぞき込みました。

豆を探しているみたいだったので、
そらまめくんのぬいぐるみを
つむぐの服の下から入れて、
喉元から出してあげました。
そしたら・・・

:きゃはははっ!

すごく嬉しそうに
はしゃいでいました。

『そらまめくんと  おまめのなかま』
なかやみわ・さく
小学館、2019年


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