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撮れない理由

心に余裕が無い状態では、日々の中にある煌めきを感知する能力が低下してしまい、結果、写真が撮れなくなっているのではないかと考えています。


もしかしたら、言い訳かも知れない。
こんな時だからこそ、撮れるものがあるのかも知れない。
心の何処かでその様に想いながらも、ここ2ヶ月くらい年度末と新年度の準備などに追われ、日々をドタバタと過ごし、作品が撮れていません。(日常の写真も、撮る枚数が減っていると感じます)


それ以外に理由として思い浮かぶのは、写真を作品に昇華させるにあたり、コンセプトワークをしたのち、写真1枚の強さをあげるべく、組込みたい要素をいくつか言語化したのですが、まだうまく具現化できていないのも理由のひとつだろうと思っています。

作品のモチーフにしている野菜や果物たちは、日を追うごとに変化し、季節は着実に巡っているというのに。


具体的に言うと、旬の野菜や果物には「はしり」「さかり」「なごり」があり、3月と4月にシーズン最初にお目見えする「旬のはしり」のものがやってきたら心が躍り、記録したくなるのが通例だったのですが、今年はカメラで写真を撮るというところまでモチベーションがあがらず、iPhoneで簡易的に撮って、業務に必要な作業を済ませてしまうことが多く・・・セットアップして撮るまで至れないのが現状です。


作品にするoutputはほとんどできていないのですが、代わりに本を読んだり、写真集をみたりするinputはできているので、心に余裕が出てきたら今までより進化したモノコトを形にできたらいいなと願う2024年4月末。


自分や対象物に、より深く向き合って、「なぜこれをしているのか」「何を伝えたいのか」を明確にして作品に昇華できるように精進したい。


心の余裕、余白、ゆとり
戻ってくるのをじっと待ってる。


1番好きな季節の春。生まれた季節だから













shoot on Leica SL2s

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