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育てることを考え続けていたら、人に言いたいことなんてなくなった

もしゃこです😋

私は、昔からとにかく怒られやすいタイプでした。

他の人が同じことしていても、なぜか私が怒られる。

と、いうくらい、何かと言われやすかったんですよね~

(今となっては多分、声も通るしやることが目立ってしまうというか、前に出るタイプだったので目につきやすかったんだと思う)

大学で関西に出てからは、それはもういじられまくりました(笑)

社会人になってからも、先輩からいじられるだけでなく

お客様からお叱りの言葉をめちゃくちゃ多く受けました。


良い意味でも悪い意味でも?言われやすい私だったので

いざ育成する側にまわると

めちゃくちゃ言いたくなったんですね~~~。

ハッキリ言うことが正だと思って

自分が納得するまでジャックナイフのようにフィードバックしまくってました。


それで後輩が素敵に育っていったかというと

全然でした。。


そんな中初めてマネージャーになったときのクライアントのGM(ゼネラルマネージャー)が、

これまでとは正反対の人だったのです。

いつも向かいの席にいる。

でも何にも言われない。

問題が起こって解決策が見つからない時や悩んでいるときは

【答え】ではなく【問い】を投げかける。

そんな方でした。


私は『その視座にいる人が、何で何も言わないんだろう』

『言いたいことないんかな』という疑問でいっぱい。

だって、マネジメントって、育成って、

自分の思ったとおりのメンバーに成長させることなんじゃないん?!?

と思っていたから。

自分のこだわりとか自分にとっての正解を伝えなければいけないと思っていました。


去年このGMが退職し、

いつも向かいの席にいた人がいなくなって気づきました。

良い時も、悪い時も、

どんな時もいつも隣にいつづけてくれていたことが

本当の愛情だったんだ、ということを。


GMがいなくなってからというもの、

何だか心に穴があいてそこからダーっと

自分の中にある愛情が流れ出てしまっているような欠乏感を味わいました。

ただ隣にいることで、私のすべてをこんなに受け止めてくれていたんだとようやく気づいたのです。

きっとGM自身とは違う考え方、やり方のことも多くあったことでしょう。

それでも受けとめ続けてくれたのって

ひとつひとつの言動の背景にある私の想いや思考を理解しようと、信じようとしてくれていたから。


それからは

『なんでそんなことするん!?』と感じることでも、

相手にどんな出来事があって、どのように感じて、どんな考え方からその言動が生まれたのかがわかれば

自分とは違うとしても、なるほどな~と納得できて

それが相手の理解につながることが腑に落ちてきました。

もし何か言いたくなったり、感情的になったとしても

それは自分の過去の経験に反応しているだけだということにも気づきました(究極自分の問題なので、他人は関係ない)。


そうなるともう、

他人に言いたくなることなんて、全然ない。

だってみんなそれぞれ『良かれと思って』精いっぱいやっている結果。

他人の足りないところを見つけるより、

その『良かれと思って精いっぱい』の部分を信じたい。

もちろんフィードバックしたいことはあるとしても、

求めてない人に伝えても全然効果ないので、

相手にその気持ちがあるときにだけ伝えるので十分。

(伝えて変化してもそれは一時的で、根本的な変化にはならないことがわかった)


何より私自身も足りないところが多くあるので、

段階は違えどそれは皆お互いさま。


そんな大きな気づきを得た私は、

反面、『マネージャーとしてどうしたら良いのだろう』と、

ちょっと途方にくれたのでした。


そこからのストーリーは、また次回に。


今日も読んでくださってありがとうございました!

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