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シフォンケーキはいかがですか?(なにゆえ登山遠足?)

どこの学校にも、年中行事にひとつやふたつは遠足というものがあると思います。勿論、私の小学校にもありました。それが登山遠足。

毎年の行事でしかも毎日実家の牧場から見ている地元の山にみんなで登り、お昼ごはんを食べて帰ってくるという、ただそれだけのこと。生まれた時から山や林や野生動物たちに囲まれた環境で生きているのに、なぜ遠足までが山登り?? そもそも遠足というのは”遠くに足を伸ばす”ということではないのか? 自然に親しみ、自然とふれあうってなことは毎日やっているのでわたしとしては、都会とやらの空気を吸って、商店街で賑わう街並みを探索したり、街の面白スポットみたいなものを経験したかったのであります。

なのに虫に刺されたり、足が痛かったりと辛いことばかりの登山遠足、、、。楽しみなことといえば、普段使うことのない”秘密のアッコちゃん”の水筒がつかえることと、少量のおやつを持って行くことが許されていたこと。

わたしは小学校を卒業するまであと何回この山を登ればいいのかと毎年カウントダウンをしておりました。そしてやっと小学校6年の年の登山遠足が終わった時は心ひそかに「やった!これでやっと登山遠足ともおさらばよ!」とほくそ笑んだのでした。

ただしこの喜びも長くは続かず、、、。それというのも中学に入ると、実は同じ山での登山遠足が中学でも年中行事であることを知らされたのであります、、、。

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