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猫と旅行、食事が好き

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猫と旅行、食事が好き

最近の記事

20240526_東京都美術館

デ・キリコ展。 形而上絵画=metaphysicalという存在を初めて認知。消失点の消滅やモチーフの違和感に、にょにょにょーんと吸い込まれそうだった。時空が歪んでいく感じ。 どういう距離感? なんか無機質な雰囲気。 空の下が明るめに描かれてる作品が複数あった。夜明け?時空の謎。 木片モチーフもよく描かれてた。 顔としても読み取れる作品もあって、「知」として表現されてるのかな、とも思った。 シンプルなのに、見応えたっぷり。 この作品好き。 クッキーモチーフも。 椅子が近

    • 2024_0414_オペラシティ

      宇野亜喜良展。 今までの作品が大集合。 媚びてない女の子は、なんともいえない誘引力。可愛いモチーフなのに、別に見てる人に擦り寄ってる感じはしない。 希望やポジティブさはないけど、それで良いよねぇって思える不思議ワールド。 鑑賞途中から、猫モチーフを写真におさめるようになった。 猫はみんなお茶目。 表情豊か。 藤田嗣治が描く猫に似てる。 実際、宇野さんは彼の絵が好きって書かれていた。 人間と一緒にいると、人も引き立つ感じ。 インタビュー動画で、背景の壁にヒグチユウコ

      • 2024_0226_高雄市美術館

        江賢ニ 個展。色と向き合っている作品。 目が惹くのはカラフルなもので私はそっちが好きだけど、背景黒で蝋燭だけが描かれてたりお墓?をテーマにしてるものもあって、光と闇の振れ幅が大きかった。 tragedyを抽出して、それをモチーフに描く。的なコメントが印象的。一度悲しみを取り込んで解体して、作品に反映してるんだなぁ。 ミラー?銀紙?みたいなものをベースに色を引いているみたいだった。ところどころ色ムラでシルバーがチラッと。スプレー状も特徴なのかな。 薄いトタン?みたいな板に着

        • 2023_0729_東京都現代美術館

          Spring Cannot Be Cancelled. コロナもあって世界がどよーんとしてるときにシンプルに力強い言葉を発せるのが素敵。 試行錯誤して生きてきた時の積み重ね。 Be yourself Enjoy your life インタビューで答えてたメッセージも同様。 ipadで絵を描いちゃう柔軟性も良いなぁ。 ipadで絵が出来る過程を流す展示も、ついついずっと見ちゃった。終盤になると細い線が加わっていった。さらっと出来上がるけど、沢山の色の積み重ね。 リアルとは

        20240526_東京都美術館

          2023_0716_益子陶芸美術館

          陶芸は化学要素も強い。 持った時の質感、生活の場や時間の経過を想像するとおもしろい。

          2023_0716_益子陶芸美術館

          2023_0503_東京国立博物館

          3点構図。龍がかっこいい。 五百羅漢図。 羅漢とは伝道師的な存在。 服がとっても、お洒落。色遣いも柄もけっこう攻めてる。足元はマルジェラがデザインしそうな勢いで細部まで抜かりなくコーディネート。下絵には細かく色の指定がされてる。 人物の動きや表情も活き活き。 あうん!木なのに風で靡いている様子が伝わる。立ち方、かっこよ。 ========================== 以下、常設展。 我、格別なり。と絵が言っているようだった。 絹地の白さだったんだ。全部を書かず

          2023_0503_東京国立博物館

          2023_0501_東京都美術館

          ホットチョコレートポットっていう題材がまず好き。様々な色が使われていて、少しダークで大人に雰囲気の空間。色で線が区切られていて配置を把握しにくいけど、台座をヒントに部屋の空間を捉えることが出来た。なんでこの色をここに?と想像したり、私なら何色を使うだろうと空想したり。 白と黒の壁の区切りが変。なんで?空間もなんだか故意に歪ませてる。写実要素もありそうな雰囲気だすけど、全然そうじゃないっていう絵。絵の中の被写体と絵の中の絵の中が繋がってる。 シエスタ好き。 夜明けかな。微

          2023_0501_東京都美術館

          2023_0423_アーティゾン美術館

          お洒落。鮮やかさから貫禄を感じたけど肩の感じとか柔らかい。絵になる人って素敵だなぁ。 目の前で見るとより深みがあって世界観とか静かだけど存在感を放ってた。白黒なのに立体感があって、漂う空気を一緒に吸える気分。白い光が印象的だった。 パリ行きたいな、と思った。 服装の締め付けない感じとか赤いリップとか、犬連れてるところとか、自由だ。 平面の図なのに、空と水面の区別が分かって、奥行きも感じた。手前の波が大きく描かれてて、奥にうっすら建物の陰がある。水面と空と筆のタッチも違っ

          2023_0423_アーティゾン美術館