《おわりに》正解のない問題を何でも解ける魔法なんて存在しないけれど
「みんながそうしている」が使えなくなった。
そんな時に立ちはだかった、「大学生活で何をするか」問題。
大学で何をするかは「自由な時間をどう使うか」と捉えることもできるし、さらに大きく解釈すると「何をして人生を過ごすか」という問いにも繋がっていく。
誰かがしていることを真似してもいいけれど、「なんか違う」と違和感を覚えたりしてしまうかもしれない。
過去の私のように片っ端からやって決めてもいいけど、しっくりくる答えが見つかる前にキャパオーバーになってしまうかもしれない。
では、どう答えを出していくか。
正解のない問題に向きあい続けている人ならば、「みんながそうしている」に代わる魔法を知っているかもしれない。
そんな小さな期待から、三人の方に話を伺うことにした。
この先のキャリアって自分ひとりでどうやって考えたらいいの?
選択を迷ってしまうのはどうして?誰かと選択するのにどんな効果があるの?
論理的でないとわかっていても不安になってしまうのはどうしたらいいの?
それぞれ、向き合っている問題にどう答えを出しているのか質問を重ねていった。
しかし、どの人からも一瞬で問題を解く方法を聞くことはできなかった。
結局、正解のない問題を全て解ける魔法のような解き方はないのだろう。
しかし、どの人も「自分がどうありたいか」がベースとなり答えを出していたように思う。
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「どうしたら自分が一番幸せになれるのか」という問いの答えが、キャリアを考えることに繋がるという高橋先生。
「自分にとって最適な答えを選べるようにする」サポートがコーチングだというこばかなさん。
「自分の在り方を決めつけずに、その時にありたい自分になる」ことが大切だというDr.ゆうすけさん。
どんな問題を解くにも一瞬で解く魔法はないし、正解だってない。
だからといって、周りを見るだけではどれが良いかは分からない。
そんなときは「どうしたい?」とまずは自分に問いかけてみる。
すると、意外と「これは嫌だ」「ここは譲れない」という考えが出てくるものだ。
そうして「自分はどうしたいのか」を繋げていけば、問題の答えを自分にとっての最適解にしていくことはできるのかもしれない。
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