コーヒーブレイク

愚痴にアドバイスをしたら、相手が怒りだす理由。それは…

 仕事もプライベートも充実するカギとなる「パートナーシップ」を専門とするコーチ&トレーナーであるHOSUです。
 日本中の人々が、日ごろの体験に引き当てながら「パートナーシップ」について深められるフィールドとして、noteの無料マガジン「パートナーシップを磨く」を発行しています。

 連投77日目。2018年最後の投稿です。

 愚痴、不平不満って、自分の理想とは違う出来事があって、感情が揺さぶられている時に、つい口をついて出てくるものですよね。

 で、往々にして、そういう愚痴を言っていると、女子はただ「そうなんだ〜」って同情するくらいで終わるけど、男子は解決したがりますね(笑)

 「ただ、聞いてほしいだけなのに…もう、いい!」

 男子なら、こんな風に妻や彼女に言われた経験、あるんじゃないでしょうか。女子なら、夫や彼氏に言ったことがあるか、言ってないけど思ったことはあるでしょう(笑)

 でも、よく考えたら不思議でしょう? 愚痴を言っているんだから、その愚痴を言っている状況から、逃れたいはずなんです。なのに、「聞いてほしいだけ」って言う、つまり解決を望んでいないと思われる反応が返ってくるわけですから、おかしな話なわけです。

 が、おかしくないんです。実は。

 ものすごく簡単に表現すると、「相手は、愚痴100%に見えるかもしれないけれど、実は100%じゃない」ということです。つまり、あなたがするアドバイスも、実は、心の奥底では、どこかでわかっている自分がいるんですよ。本人が自覚しているかどうかではなく、ね。
 人って、わかってること言われたら、腹立ったりするでしょう?
・最近、太ったよね。痩せた方が良いよ
・タバコは体に良くないから、やめた方がいいよ
・もうちょっと優しい言い方をした方がいいよ

 それと同じ反応なんじゃないでしょうか。そして、「チーム自分」という切り口でいえば、愚痴90%な自分と、事態の打開は自分しだいを知っている10%の自分と、どっちの自分とパートナーシップを組むかってことです。
 わたしは、愚痴、不平不満を爆発させている人がいたら、その裏側にいて、この瞬間には少数派に過ぎないもう一方の「その人」とパートナーシップを組もうと考えるようにしています。

 ということで、今日は大晦日、明日はお正月ですし、なにかと普段あわない身内と会う方もいらっしゃると思います。その時に、「◯◯100%」に見えるものの言い方や意見を聞く場面に遭遇することもあるでしょう。そんな時に、今日の話を思い出してもらえて、少し立ち止まって、コミュニケーションを選んでもらえたら嬉しいです。

記事に価値があると認めてもらえることは、何より嬉しいですし、とても力づけられます。いただいたサポートはパートナーシップの価値が大きくなる使い方につなげます。