耳が痛いことを言ってくれるパートナーをつくるには?
連投174日目。
良いこと、心地よいことだけを言ってくれるパートナーと、一緒に進んでいくのも、良いと思います。
いや、嫌なこと、不愉快なことを言ってくるパートナーを、わざわざ選ぼうと提案しているのではありません(笑)
「耳が痛いことを言う」には、言う側にも覚悟が必要だと前々回の記事で明らかにし、そういう人がそばにいるということで、本質的にあなたの前進につながるコミュニケーションが起きるということを前回の記事で明らかにしました。
今回、探究してみたことは、耳が痛いことを言ってくれるパートナーをつくるには、何が必要か?ということです。
●一緒に向かう方向性に対する「誠実さ」
これ、不可欠ですね。向かう方向が違ったら、パートナーになり得ませんからね。あくまでも、一致しておきたいのは向かう「方向(ゴール)」であって、「行き方(やり方)」は違ってもいいはずなんです。やり方が違うと、日本の場合は敵として扱ったり、排除しようとしたりしますが、あくまでも重要なのは向かう「方向(ゴール)」に対して誠実であることです。
●パートナーとして向き合う「覚悟」
パートナーとして向き合うというのも覚悟がいります。いくらパートナーと言えども、他人ですから、自分と全く同じ考え方や感じ方はしないし、判断も決断も行動もピッタリ一致するということは稀です。「同じではない」ということを許容すること、力を合わせるために相手を理解しようとすること、歩み寄ること、一緒に向かう方向からズレていると感じることがあれば躊躇なくフィードバックをすること&フィードバックを受けること、そうしたパートナーとしてある「覚悟」をもつことです。
●フィードバックと個人攻撃を分ける「分別力」
これは、どうしても強い言い方をされたり、嫌味な一言を言われたりすると、自分を否定されたような印象をもつことが、人間の防衛反応として働いてしまうので、かなり注意が必要です。思い通りにならないことがあると、ついそのいら立ちをぶつけるコミュニケーションをしてしまいがちで、それが個人攻撃になってしまったり、そのつもりがなくてもそう伝わってしまったりすることにつながります。だから、自分が言う側の場合は、気を配ることです。
そして、フィードバックされる側の場合、「個人攻撃にしか感じられない」ということがあったら、それを「個人攻撃だ」と決めてしまわずに、強い言い方や嫌味な一言で表現になってしまっているのかもしれないという捉え方も、持つようにしてみることです。
表面的に見えて感じることと、言っている中身を分ける「分別力」は、直面的なことを言ってくれるパートナーを敵にしないコミュニケーションでとても役立つ力です。
●何があろうと関係を壊さないという「固い約束」
どんなに誠実さや覚悟や分別力を備えても、それでもなお、わたしたちは感情をもつ生き物ですから、やはり不愉快に感じたり、嫌われているんだと思ったり、関係がこじれそうになる「タネ」をコミュニケーションの中で感じるかもしれません。
その上で、パートナーとは、何があっても関係を壊さないという「固い約束」を交わし、守り続けることです。これをどちらかが諦めたり、良い加減にしていると、とたんにパートナーシップは崩れますからね。仮に言いすぎたと思ったら、謝ればいいだけですしね。逆にちょっとキツい言い方されたなと思ったなら、それも伝えて次から柔らかく言って欲しいこともリクエストすればいいですしね。
耳が痛いことを言ってくれるパートナーをつくろうってタイトルだったけど、こうやってみてみると、こちらも相手にとって同じように向かうことがいるようですね^^
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記事に価値があると認めてもらえることは、何より嬉しいですし、とても力づけられます。いただいたサポートはパートナーシップの価値が大きくなる使い方につなげます。