アイデア出しを組織へ呼びかけても反応がない、、と悩んでいる人へ
おはようございます!
ズバリ、、表題の悩みを抱えている人多くないですか?!
顧客集客の方法について、Slackでアイデアを出すようチームに呼びかけてみた。スタンプは😆と返ってくるものの、アウトプットがいつまで経っても出てこない、、
組織の生産性を上げるための施策を出そうと、チームで集まりブレストをしたが、なんだかパッとしない、、
私も同じ悩みを抱えていたのですが、最近読んだ書籍をきっかけに、解決策を考えてみました!
この記事では、チームから斬新かつ有益なアイデアが生まれる原理と方法について、自身の体験を交えながらまとめていきます!
ちなみに、参考になった本の中身は、創造性にまつわる"迷信"の真偽を科学的に解き明かしていくものです。(原題 THE MYTHS OF CREATIVITYのとおりですね!)
個人としての創造性の向上に留まらず、組織におけるクリエイティビティを引き出すヒントも満載な良書でした!!
信じがち① ブレインストーミングの迷信
アイデアを集めるために、メンバーを集めてブレストしてみたけど、結局ありきたりなアイデアに収束したり、どこかで見聞きしたことのあるアイデアばかりが集まったってことありませんか?!
、、私は何度もありました泣
これは、まさにブレインストーミングをすれば創造的で最高のアイデアが唐突に産まれる、という迷信です。
この本で引用されている研究によると、クリエイティブなものを求めている組織が、期待通りの結果を得るためには、次の8つの段階を経る必要があります。
1. 問題を発見し、明確にする
2. 関連する知識を集める
3. 関連する可能性のある情報を集める
4. 培養の時間を設ける
5. 幅広くアイデアを出す
6. アイデアを予想外の方法で組み合わせる
7. 一番良いアイデアを選ぶ
8. アイデアを具体化する
そう、ブレインストーミングは「5. 幅広くアイデアを出す」段階に組み込むことで本来の威力を発揮するのです!
逆にいうと、ブレインストーミング前後で、課題意識、情報収集、培養、収束、具体化といったプロセスを行わなければクリエイティビティは最大化されません。
、、なんとなく課題がでたから、チームを集めて、付箋とペンとホワイトボードを用意して、さぁ5分で出せるだけ出して!なんでもいいから!とやりがちですが、まずはブレスト前後のプロセスが適切か、見直す必要があります!
信じがち② 制約の迷信
創造性を発揮するためには、時間やお金にゆとりがあって、機材やリソースは無尽蔵に利用できて、思い立ったアイデアはすぐに形にできる環境が整っていなければ、、という思い込みが、この制約の迷信です。
結論から申し上げると、一程度の制約はクリエイティビティを損なうどころか、むしろ高めてくれるものであるということです。
好例は、俳句やtwitterです。5・7・5や140文字という制約があるからこそ、その枠組みの中でなんとか、言いたいことをうまく表現できないかと頭をひねって考えるわけです。
解決したい課題にぶつかったときは、その状況下での制約を正確に把握することで、問題の構造に意識を集中できます。問題の構造が曖昧なままだと、我々は過去の成功例からしか答えを導けなくなります。
「明日までね」と唐突な仕事を振られたとき、「この予算内でなんとかしてね」と無茶振りされたとき、こういう制約にぶつかった際に、過去事例をブレークスルーするチャンスだと捉える態度こそ、クリエイティビティ向上の鍵です!!
信じがち③ ネズミ捕りの迷信
私は初耳だったのですが、「より優れたネズミ捕りを作れば世界中から顧客が殺到する」という格言からとった迷信です。
この迷信は「最高のアイデアを生み出さえすれば、世界は喜んでそれを受け入れる」ということを信じるな、と主張するものです。
ネズミ捕りの迷信を信じていると、その先に待つのは失望です、、
ネズミ捕りの迷信はアイデアを出す過程には影響がなく、アイデアを実行する(広める)過程において影響があります。
革新的で斬新なアイデアを、人は無条件で嫌うということを認識しておかなければなりません。
むしろ、初見で周囲に反対されるアイデアこそ、斬新でいいアイデアである可能性があります。(↓こちらの書籍も非常に参考になりました!)
ブレインストーミングの迷信、制約の迷信を突破し、最高のアイデアを産み出せたとしても、そのアイデアを広げ、実行に移さなければ現実は何も変わりません。
最高のアイデア、そこが始まりです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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