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わたしのはなし

垂れ耳うさぎさんの記事

ぺぎんのことをフォローしてくださっている、垂れ耳うさぎさんという方が、こんな記事を書いていらっしゃいました。

東京にはプロフィール交換なんていう文化があったんですね…。私の小さい頃は、近所の仲間と野山を駆け回っておりました。

ぺぎんのプロフィール

せっかくなら垂れ耳うさぎさんが作ってくださったプロフィール帳で自己紹介がしたい!ということで書かせていただきました。

家のプリンターで印刷した上にシャーペンで字を書き、写真を撮ったものなので見づらいかもしれません。ご容赦ください。

垂れ耳うさぎさんのプロフィール帳より

書いて思うこと

うーん、やっぱ癖字ですね。

ただどうやら、癖字ながらも読みやすいボールペン字向きの字らしく、時たま「習字習ってるんですか?」と聞かれたりします。キョトンとしながら平静を装って「いえ、習ってないです」と応えることに快感を覚えています。思い上がりもいいところです。

でも本当に、字は綺麗に書きたくて、人の字を観察してきれいなパーツを見つけては、家で何度も書いて練習したりしています。なので字を褒められたら素直に嬉しいんです。「いえ、習ってないです」なんて言わずに、笑顔で「ありがとうございます!」と返せる人になりたいですね。

話が逸れました。

このプロフィールを書いて、自己紹介って自分を知ってもらうためのものではなく、他人を知ろうとする行為なんだなと感じました。

他者と同じ質問項目について、自分について、一生懸命考えるから、他者の自己紹介をもの凄く集中して聞くんだと思うんです。

高校一年生初めての登校日、クラスの自己紹介で好きなスポーツを言っていく流れができ、本当は「ロードバイクです」と言いたかった私。どんなリアクションが返ってくるのか分からなさすぎて、怖くて「陸上をやってたので陸上が好きです」と言った。

そんな私の次の次くらいだったかな?一人の静かそうな男子が「好きなスポーツはサスケです」と言った。先生が尋ねた。「サスケは見るのが好きなの?」その男子が応えた「いや、あの、将来出場したくて、家で筋トレとかしてます。」

教室に感嘆の混じった笑い声が響いた。当の本人は少し恥ずかしそうにしている。

私は本当に驚かされた。好きなスポーツのところで、わざわざサスケなんて言わなくてもいいのに。見るのが好きだって言っちゃえばいいのに。

私が踏みとどまってしまったところを、彼はやすやすと進んでいった。

いや、あの緊張感の中で、やすやすとであるはずがなかった。彼と私とでは覚悟が違ったのだ。彼には好きなものを好きだと言うだけの熱量があった。

私が「自分の好きなスポーツ」を発表する必要性に駆られていなければ、私は彼を「面白い人」として認識したと思うんです。

でも、私は「自分の好きなスポーツ」を発表する怖さを知ってたので、彼の「サスケが好き」という言葉に彼の強さを感じることができました。

今回自分のプロフィールを書く前と書くあとで、他の方が書いたプロフィールの見え方が変わってきて、本当に面白かったです。

自己紹介は自分を知ってもらうためのものではなく、他人を知ろうとする行為なんだと、気づくきっかけをくれた垂れ耳うさぎさん、ありがとうございました。


今後ともぺぎんの日記をよろしくお願いします!

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