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学校資料、取り寄せすぎた、、、

2024.05.04
ぺぎんの日記#34
「学校資料、取り寄せすぎた、、、」


高校2年生になり、進路もちゃんと考えなきゃなぁと思って、大学の資料を取り寄せることにした。
個々の大学を検索しながら資料請求をしていくのは面倒だから、ベネッセさんのシステムに乗っかって一気に資料請求をしてしまおう。そう思ってベネッセの学校検索を開く。そしてビックリ。なんと「7校分資料請求したら、500円分の図書カードが手に入る」というキャンペーンをやっていた。

ベネッセは私立の大学と提携していて、大抵の私立大学のパンフレットは無料で手に入る。つまりだ、適当な私立大学を7校分頼めば、無料で500円がゲットできるというわけである。
すごい!私は興奮冷めやらぬまま友だちにこのことをLINEし、そして一気にいくつかの大学にチェックを付け、住所などを登録して送信した。

数日後、続々と私立大学のパンフレットが届き始めた。

やってしまったと思った。チェックした記憶の無い大学からのパンフレットがどんどん届く。いや、私はチェックを付けたのだろう。学校名を読んでいなかっただけで。一応理系に絞って、あとはフィーリングで選んだ学校たち。北海道内の大学も、道外の大学も、脈略なく届く。

ふと嫌な予感が頭をよぎる。
図書カード500円とか、パンフレットの印刷費とか、一体誰のお金なのだろう。

私から一切お金が出ていっていないということは、代わりに払ってくれた人がいるはずである。そして嫌な予感というのが、そのお金の出所が私立大学に通っている人の学費なのではないか、ということ。
子どものためを思って、将来のことを思って、必死に働いて稼いだ学費。それが、その大学に行く気もない奴のパンフレットと図書カード代に溶けていると知ったら、私はどんなふうに思われるのだろう。

ズーンとした後悔が肩にのしかかる。結局タメになるような資料は発注しそこねたし、誰かのお金を無駄にしてしまったし、このパンフの紙だって、私の家まで運んできた人の苦労や、配送時に生じた二酸化炭素だって。全部発生する必要のなかった無駄だった。
本当に申し訳ないことをしたなと、今になって気づく。

次はちゃんと、必要な資料をを必要な分だけ頼むようにします。私の注文したパンフに関わって下さっていた皆様、本当にすみませんでした。

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