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農業を始めました その3 (夏野菜を食べて元気)

畝を作って夏野菜を育てる準備をし、ゴールデンウィークに入ってすぐに、きゅうりとミニトマトの苗を植え、枝豆の種を蒔きました。
私たちは、冬に思い立って約3M2の一番小さい区画の畑を借りて、野菜作りを始めました。他の方たちは、秋の段階で夏野菜は何を育てるかを決め、準備をしていたようなのですが 途中から始めた私たちには選択肢がなく、誰でも成功する『ど楽勝の野菜』と言われているきゅうりとミニトマトがあてがわれました。「ということは、あとは寝て待っていたら野菜ができる(^^♪」と思っていたのですが、世の中そんなに甘いものではありませんでした。
ど楽勝と言われている、野菜でも 育てるのはめちゃくちゃたいへんなんです。

(1)苗を植えました
インストラクターに言われるままに、あらかじめ耕して、黒いビニールのマルチを張って準備をしていた畝に棒を突き刺して、つる植物である「きゅうり」が育つための場を用意をしておきました、そしていよいよ苗を植えることになり、マルチに穴をあけるとなんと畝がカチンコチン!これでは苗が育たない!急遽 移植ごてを用いて土を砕き始めると、土の中にカナブンの幼虫が…!冬の間にきちんと準備をしていなかったので、畑の土の中が害虫君たちの巣窟になってしまった様子。でも今更どうにもならないのでできるだけ土をほじくって中を確認し、穴を決められた深さに掘って苗を入れ 水をあげて OK。若い苗は弱いので添え木のように棒を当ててあげて軽く支えてあげておしまい。「簡単じゃん?」

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写真1:植えたばかりのミニトマトの苗。支柱を立ててそれにうまく添えるようにアサ紐で軽く結わえます。この時はインストラクターに言われるままに 何も考えずに結わいたのですが のちに悲劇の原因になってしまいます。

(2)インストラクター ホームセンターへ走る
植えて約3週間、早くもきゅうりに花が咲き、何時頃収穫できるのかしらと奥さんと話をしていたら 2日前に来たときは元気だったキュウリの苗が、無残にも黒いマルチのビニールの上で根元から折れて横たわっていました。「なんで?」とめちゃくちゃショック。とれたてキュウリを丸かじりする夢は早くも潰えてしまいました。
原因は今から考えるととても初歩的なミス。キュウリもトマトも生き物ですからぐんぐんと成長をします。それに合わせて、適切な場所で支えられるようにサポート位置を日日成長の様子を思い描きながら、最適な場所へ移動をさせなければならなかったのですが、そんなことはあまりに初歩なので誰も教えてくれなかったし、テキストにも書かれていませんでした。
しょげかえる私たちに、私たちよりも早く惨状を発見していたインストラクターが近くのホームセンターで「まだ間に合うきゅうりの苗」と書かれた苗を買ってきてくれていました。(インストラクターの気配りに感謝!)しょげかえりながら ほかの人たちとは異なる苗を植えて「今度こそ」と思いました。

(3)(野菜の)大きなお世話
手がかからないと言われているきゅうりも、ミニトマトも 全然そんなことはない。めちゃめちゃ手がかかります。

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写真2:雑草取りは腰に負担が・・・・ぎっくり腰の恐怖!

雑草はにょきにょき生えるし、成長に合わせてサポートをしてあげないといけないし、脇芽をカットして無駄なエネルギーを使わないようにしながら 中心が育つようにコーディネートをしてあげないといけない(正直全然理解できなかったし、うまくできなかった) とっても奥が深く、あたかもキュウリ君に振り回されてるという感じです。
おまけに、梅雨に入ると 葉っぱが白くなって枯れてしまう病気にかかってしまって(原因はカビ)少しでも葉っぱちゃんの元気が保てるように 重曹を薄めた液でカビ退治(ほとんど気休め程度らしいですが、広がるスピードを抑えたいと思って 怪しい葉っぱにかけたりしています。)

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写真3:重曹水を農薬として散布中

キュウリが隣のミニトマトに絡まってしまうし、子育てと同じで、親の心知らずで勝手に育ちたいように育ってしまいます。

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写真4:なんでキュウリはミニトマトにちょっかいを出すのか?
もしかしたらLOVE♡?
キュウリが小さい時にうまく正しい場所へ誘導できなかったので今のややこしいい状態になってしまった…

(4)実りは おいしい
5月から 最近は雨が降っていなければ、ほぼ毎朝 仕事が始まる前に 畑まで片道20分歩いて 農作業をして、急いで帰宅をして リモートでお仕事をしています。
そんなに天塩をかけて大きくなった野菜たちが、実ってくれると感無量です。正直うれしかった(^^♪
そして、何よりも 採れたて野菜はおいしんですよ♪

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写真5:赤く実ったミニトマト アイコという種類。ちょっと皮が固いですが、かじると口いっぱいにほのかな甘さが広がります

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写真6:採れたての枝豆は絶品です。いま、家族で取り合いの熱きバトルが続いています。
キュウリもみずみずしくおいしいですよ。

By こばつね

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