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アトピー性皮膚炎の新薬『JAK阻害薬』の話:ほむスペ文字起こし

ほむスペ(Twitterのスペース)を
定期的におこなっています。
その文字起こしです。
広く公開する記事に比較し
より個人的な見解を含む場合があります。
そのため、限定公開としています。
誤字・脱字はご了承くださいませ。
※この記事は、マガジン
音声メディアの文字起こしマガジン
に収録しています。

2022年6月14日のスペースの文字起こしです。

こんばんは。
今救急外来中なので中座するかもしれませんが、その時は申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

今回はJAK阻害薬っていうちょっと特殊なアトピー性皮膚炎のお薬に関してのお話をさせていただきたいと思っています。

JAK阻害薬に関しては、最近12歳以降で重症のアトピー性皮膚炎の方に対し保険適用が降りて、一部の方は使い始めているような状況ですが、今までと全く違う作用機序メカニズムを持ってる薬です。

ですので、JAK阻害薬に関しては専門医でもちょっとわかりにくい部分があるかもしれません。

そして自分自身としても使い始めてるとはいえ人に説明をするときにちょっと難しい話になりがちなので、今回は練習がてら解説させていただきたいなと思います。


アトピー性皮膚炎の薬は種類が増えてきている

アトピー性皮膚炎の薬に関しては、大きく二つにわかれます。

筆者作成

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noteでは、ブログでは書いていない「まとめ記事」が中心でしたが、最近は出典に基づかない気晴らしの文も書き散らかしています(^^; この記事よかった! ちょっとサポートしてやろう! という反応があると小躍りします😊