見出し画像

乳児へのはちみつのリスクと代替品の話【ご質問に答える】|Voicyプレミアム放送文字起こし|2024年7月14日

こんにちは、ほむほむです。
このチャンネルでは、子どもやアレルギーの健康情報を、5分程度でざっくりと解説しています。それでは早速始めてまいりましょう。

※この記事は、メンバーシップ(アドバンス)に含まれている特典マガジンです。


今回はリスナーの方から頂いた質問にお答えさせていただきたいと思います。
1歳と3歳のお子さんのお母さんからのご質問になりますが、読み上げさせていただきます。

「一つ質問なのですが、咳に対して1歳半から蜂蜜などの方法があるということですが、ハチミツは1歳半からなのでしょうか?喉に蜂蜜が良いということを他でも聞いていて、1歳2ヶ月になる娘にどうしようかなと思っていたところだったので、もしお時間がある時に教えていただけると今後に活かせるかなと思っています。よろしくお願いいたします。」という内容でした。

ご質問いただきありがとうございます。


ハチミツとボツリヌス菌の関係


まず小さいお子さんのハチミツに関してですが、一般的には1歳未満の赤ちゃんではボツリヌス菌という菌の問題があります
ボツリヌス菌は強固な殻で包まれた芽胞という形で蜂蜜の中に存在しています。消化能力の低い赤ちゃんはこの芽胞がお腹の中で増殖してしまって、乳児ボツリヌス症という病気を引き起こす可能性があります。

ボツリヌス菌の芽胞は、蜂蜜の中に存在していて、お腹の中で増殖して毒素を産生します。
そして、その毒素が乳児ボツリヌス症という病気を引き起こすということになります。
日本での報告では、1986年から2020年までの間に42人の方がその乳児ボツリヌス症を発症しており、その42人全員が1歳未満で発症し、その中で最も年齢が高いケースは生後11ヶ月だったと報告されています。

ここから先は

1,323字 / 3画像
この記事のみ ¥ 150
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

noteでは、ブログでは書いていない「まとめ記事」が中心でしたが、最近は出典に基づかない気晴らしの文も書き散らかしています(^^; この記事よかった! ちょっとサポートしてやろう! という反応があると小躍りします😊