「るさんちまん」と「貴賎なし」
僕は以前、Web系のディレクターを生業としていた。それは当時とある出版社の子会社として、とある雑誌のWeb版を作るのがメインのお仕事だった。忘れられないのが、入社ほどなくしてその雑誌編集部の人に初めて会った時、「ああ、ホームページの人?ホームページってフリーペーパーみたいなもんでしょ?がんばってくださいね」つって相当かなり下に見られたことがあったのだ。でもまあ、事実としてコンテンツのほとんどは雑誌側から供給されていたし、まだWeb2.0という言葉すらなかったし、インターネット