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画家のはっとです。短編小説もどき、または絵画制作日誌などを掲載します。たまに郷土史。暇つぶしにどうぞ。note新参者です。お気軽にフォロー下さい。絵の方は→ Twitter@Pecalatta https://mobile.twitter.com/pecalatta

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    絵でも文章でもない、なんでもない はっとの実録話集です。中には役に立つものもあるかも?

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    一ヶ月毎の制作日誌をまとめました。普段あまり話さない、作品とそれに纏わるエピソードを語ろうと思います。

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    暇つぶし用に書いている短編小説もどきをまとめました。昔ながらの原稿用紙スタイルです。読みにくかったらすみません。1000字前後で書く予定です。

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  • 商品の画像

    2024年版 壁掛けカレンダー(ホワイト)

    2024年版の壁掛けカレンダーが、今年より新規制作はじまりました。 白基調、リングタイプのシンプルなデザインで、オフィスやお部屋の壁にも馴染みます。各月の絵画作品が12ヶ月分お楽しみ頂けます。日々のインテリアの一部として、是非アートを身近に感じてみて下さい。 ・A5横サイズ リング式カレンダー(両面印刷タイプ) ・壁掛け用に紙部分に穴が開いています。 ・イラスト部分はハイグレード印刷。卓上タイプより高画質、なめらかな品質をお楽しみいただけます。 ⚫︎只今お買い上げの方に、オリジナルイラスト入り"マルカワのフーセンガム(コーラ味)" 1つをプレゼント中です。(無くなり次第終了、絵柄はランダムです。) ※在庫が不足している場合は、ご注文を受けてから印刷することがございます。約1週間半ほどお時間を頂くことがありますので、ご了承下さい。 ※ご注意:写真と実物の色味が異なって見えることがありますので、予めご了承ください。 ※商用使用での大量ご注文はご遠慮頂いております。ご理解頂けますようお願い申し上げます。
    2,500円
    810 Illust GALLERY
  • 商品の画像

    2024年版卓上カレンダー(ブラック)

    2024年版の卓上カレンダーです。 ブラックのシンプルなデザインで、オフィスやお部屋のデスクなどにも馴染みます。各月の絵画作品が12ヶ月分お楽しみ頂けます。日々のインテリアの一部として、是非アートを身近に感じてみて下さい。 ・A5横サイズ カード式カレンダー(両面印刷タイプ) ・立て掛け部分はプラスチック。 ・イラスト部分は標準印刷使用です。 ⚫︎只今お買い上げの方に、オリジナルイラスト入り"マルカワのフーセンガム(コーラ味)" 1つをプレゼント中です。(無くなり次第終了、絵柄はランダムです。) ※在庫が不足している場合は、ご注文を受けてから印刷することがございます。約1週間半ほどお時間を頂くことがありますので、ご了承下さい。 ※ご注意:写真と実物の色味が異なって見えることがありますので、予めご了承ください。 ※商用使用での大量ご注文はご遠慮頂いております。ご理解頂けますようお願い申し上げます。
    1,500円
    810 Illust GALLERY

記事一覧

集大成の個展、完結しました

先日開催された個展「all this time」は、好評のうち閉幕いたしました。 ご来場頂いた皆さま、関係者さまに深く御礼申し上げます。 今回の個展は今までより少し特別で、"…

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3か月前
17

何のために筆が走る

noteに描くほどの文章ではないのですが、 すこしだけ感じていることを。 コロナ禍が徐々に晴れゆく中、どんどん前へと進んでいく人たちを見ながら。 ようやく隣町に出られ…

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1年前
9

匂いでぜんぶ判断しがちな話

 「嗅覚」、それは五感のひとつで、鼻を使い匂いを嗅ぐことである。 今日のテーマは「嗅覚」で書いてみようと思います。  なんで嗅覚のことを書こうかと思ったかという…

はっと
1年前
6

お正月の集い。東軍西軍の決起

 せっかくnoteというものに登録してるので、エッセイ的に徒然と綴ることにしました。 今回はこの時期ならではの話題、親戚のお正月の集まりです。  子供の頃、誰しも経…

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1年前
7

2023年賀状用のイラスト、良かったらどうぞ。

もういくつ寝るとお正月。 しかし忙しすぎて年賀状なんか用意もデザインも出来てない、もういいか…という方に向けて、 もしよかったら拙作の年賀状を、ご自由にダウンロー…

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1年前
2

ロンドンは作られていない?

 短編のミステリー小説のような、わずかな未知に触れることが好きだったりします。 「ロンドンは作られていない」というショートミステリーは、デカルトの "世界のすべて…

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1年前
6

変容する個展

 ハロウィンの熱気ムンムンの原宿で、4年ぶりの私の個展が開催され、昨日終わりました。 忘れないうちに、所感など文にしておこうと思います。 最初に、個展へご来場頂い…

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1年前
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2022 上半期をふりかえる日。

ひさびさに文字を打ちます。 容赦なく太陽が身を焦がす、謎多き6月でしたが皆さんはお元気でしょうか。 あっという間の2022年上半期。コロナに異常気象に電力不足に、これ…

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2年前
6

タイムマシンは過去へ行けない

「飛んでる弾は止まってる」という言葉があります。 空中をすごい速さで突き抜けていく弾も、一部分だけを切り取ってみれば「止まってる弾」が連続してるだけのこと。

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3年前

2020年を振り返って

久々の更新になります、こんにちは。 うまいこと言葉になるか分かりませんが、私なりに今年を振り返る日誌を書いてみたいと思います。 皆さんにとり、今年はどんな年だっ…

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3年前
7

交通事故から一年が経って

 夏も盛りになってきました。 Twitterに流すのは少し憚られて、noteに思いの丈を書くことにしました。公開することも最後まで迷いましたが、被害者として声を記録するの…

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4年前
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チャチャっと制作日誌 〜2020.4〜

4月分の制作日誌です。 ゆるゆるとお読み下さい。 ●「Time leap at coffeecup」(油彩30号) デパート屋上の遊園地を題材にした油彩画です。遊具、というのは個人的に好…

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4年前
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+6

短編小説10「地獄の蓋」

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4年前
5

企画展「ポラリスの少女」がはじまります★

こんにちは。 次第に暑くなってゆくこの季節、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。私の方は、リハビリと重ねてお腹の持病も再発しまして、毎日ヒーヒー言いながらなんと…

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4年前
9

チャチャっと制作日誌 〜2020.3〜

今年3月に描いた作品の制作日誌です。 3月に描いた絵は実は少なくて、モチーフで言うと2作品だけです。いずれも私自身の出身地・東京都大田区を描いた絵だったりしま…

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4年前
8

絵を描くときに大事にしてること

需要はないとは思うのですが、試しに私が自分の制作について思っていることを、初めて書いてみようと思います。 まず、私は「絵」を観覧することは好きではありますが、…

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4年前
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集大成の個展、完結しました

先日開催された個展「all this time」は、好評のうち閉幕いたしました。 ご来場頂いた皆さま、関係者さまに深く御礼申し上げます。 今回の個展は今までより少し特別で、"集大成" と銘打っています。 2019年に九死に一生の事故に遭い、作家として筆を折りかけてから、リハビリ、コロナ禍、家族の病気などを経て今に至るまでの「すべて」=「all this time」。 タイトルにはそんな意味合いを込めました。 年を経るごとの画風変化も今回の見所で、 2019年初頭のパワー漲

何のために筆が走る

noteに描くほどの文章ではないのですが、 すこしだけ感じていることを。 コロナ禍が徐々に晴れゆく中、どんどん前へと進んでいく人たちを見ながら。 ようやく隣町に出られるようになったとか、一日外にいても大丈夫な日が出てきたとか、そういう次元で生きている自分が辛かったりします。 九死に一生を得たあとの後遺症なのだから、生きてるだけでありがたいと思うべきなのだけど。 いまだに「あれを食べてもアレルギーを起こしにくくなった」とか、「車の音に冷や汗をかきにくくなった」とか。毎日誰に

匂いでぜんぶ判断しがちな話

 「嗅覚」、それは五感のひとつで、鼻を使い匂いを嗅ぐことである。 今日のテーマは「嗅覚」で書いてみようと思います。  なんで嗅覚のことを書こうかと思ったかというと、うちの旦那さまから 「なんでも匂いを嗅ぐクセがあるね」と指摘されたからなのです。 確かに私は、料理もぬいぐるみも薬も猫も空気も、なんでも匂いを嗅ぎます。…言われてみれば。  人より匂いに敏感、ということとがひとつにはあると思います。 バファリンを飲めば、鼻から抜けていく匂いの「色」で薬の効果時間を判別します。

お正月の集い。東軍西軍の決起

 せっかくnoteというものに登録してるので、エッセイ的に徒然と綴ることにしました。 今回はこの時期ならではの話題、親戚のお正月の集まりです。  子供の頃、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。 お正月になると、父親と母親双方の実家へ挨拶へ行く季節恒例行事。 おじいちゃんおばあちゃんがいれば、顔を見せに行く数少ない機会でもありますね。 勿論その家、その家の独特の雰囲気というものがあるわけで、うちの場合それが父方の実家、母方の実家で極端に違っていました。  まず父方

2023年賀状用のイラスト、良かったらどうぞ。

もういくつ寝るとお正月。 しかし忙しすぎて年賀状なんか用意もデザインも出来てない、もういいか…という方に向けて、 もしよかったら拙作の年賀状を、ご自由にダウンロードしてお使い下さい。 ハガキサイズ、ふちなし印刷をして頂くといいかと思います。文字を書く場所は少なめですのでご了承下さい。 あと、一応絵にサインが入ってますので、自作発言はご勘弁を。再配布、加工などはなさらず個人利用のみでお願いいたします。 ウサギのように、ぴょんぴょんと階段を駆け上っていくイメージです。縁には冬

ロンドンは作られていない?

 短編のミステリー小説のような、わずかな未知に触れることが好きだったりします。 「ロンドンは作られていない」というショートミステリーは、デカルトの "世界のすべてを疑う" という思想がベースになっている物語でした。 ストーリーはこうです。 自分以外の人すべてがアンドロイドで、たった一人生き残った本物の人間である自分を、人間のフリをして監視しているのではないか? たとえば、自分がこれからロンドンに行こうと計画したとする。すると、その瞬間からビッグベンが作られ始め、エッフェル

変容する個展

 ハロウィンの熱気ムンムンの原宿で、4年ぶりの私の個展が開催され、昨日終わりました。 忘れないうちに、所感など文にしておこうと思います。 最初に、個展へご来場頂いた皆さま、応援のメッセージを下さった方、影から支えてくれた家族、関わってくれた全ての人達にお礼を申し上げます。  正直に言えば、今回の個展は走り抜けられるか五分五分のところでした。 隣駅に出かけるだけで具合が悪くなり、ひどい時は外に出ただけでパニックになる日もある。(すべて頭の大怪我に起因しています) 果たしてこ

2022 上半期をふりかえる日。

ひさびさに文字を打ちます。 容赦なく太陽が身を焦がす、謎多き6月でしたが皆さんはお元気でしょうか。 あっという間の2022年上半期。コロナに異常気象に電力不足に、これで怪獣でも出て来れば立派なパニック映画なのでは…と思いつつ、なんとかかんとか掻い潜って生きてきた人も多いかと思います。 そんな半年。わたしなりに前進できたことをまとめてみようと思います。 ・事故の後遺症と戦いながら、パニック症状を抑え行動範囲を拡げることができた。 ・画家登録サイトに登録御招待。web展覧会に

タイムマシンは過去へ行けない

「飛んでる弾は止まってる」という言葉があります。 空中をすごい速さで突き抜けていく弾も、一部分だけを切り取ってみれば「止まってる弾」が連続してるだけのこと。

¥100

2020年を振り返って

久々の更新になります、こんにちは。 うまいこと言葉になるか分かりませんが、私なりに今年を振り返る日誌を書いてみたいと思います。 皆さんにとり、今年はどんな年だったでしょうか。 世の渦に飲み込まれて、それまで築かれたものも、占いもなにも、道を外れて彷徨い、五里霧中…な方も多かったと思います。  私も例外に漏れず、不安に塗れた一年でした。その中に少しずつ、吉事がフレークのようにまぶされている感覚。 本来でしたらリハビリに専念する一年で、外を活発に歩き回り交通機関もスムー

交通事故から一年が経って

 夏も盛りになってきました。 Twitterに流すのは少し憚られて、noteに思いの丈を書くことにしました。公開することも最後まで迷いましたが、被害者として声を記録するのも大事なことなのではと思いました。少し重苦しい話になってしまいますが、ご容赦ください。  昨年7月末の交通事故から、一年が経ちました。 歩道を歩いていたら、突然暴走車に突っ込まれ、私をボンネットに乗せたまま建物に激突するという事故でした。私はいまだに、ワイドショーで放送されたという自分の事故シーンを見る

チャチャっと制作日誌 〜2020.4〜

4月分の制作日誌です。 ゆるゆるとお読み下さい。 ●「Time leap at coffeecup」(油彩30号) デパート屋上の遊園地を題材にした油彩画です。遊具、というのは個人的に好きなモチーフの一つです。時間を超えて佇んでいる感じ、中には錆びていたり、煤けていたり。 公園の遊具にも同じものを感じます。こどもの頃、それらで遊ぶのはもちろん、使われているボルトやビスなどの金具が特別大きなのを見るのが好きでした。わーこんな金具で人間が支えられてるのか…みたいな。 こ

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短編小説10「地獄の蓋」

企画展「ポラリスの少女」がはじまります★

こんにちは。 次第に暑くなってゆくこの季節、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。私の方は、リハビリと重ねてお腹の持病も再発しまして、毎日ヒーヒー言いながらなんとかかんとかやり過ごしております(涙目) さてさて、件の疫病により延期になっておりましたプラムツリーさんの企画展「ポラリスの少女」ですが、いよいよ7月18日より開催されます!やったー!ヤッホーイ! 待ってました!というお声あれば、大変嬉しい限りです。 早速ですが、会期は以下のようになります。------ ①7/

チャチャっと制作日誌 〜2020.3〜

今年3月に描いた作品の制作日誌です。 3月に描いた絵は実は少なくて、モチーフで言うと2作品だけです。いずれも私自身の出身地・東京都大田区を描いた絵だったりします。 ●【DAISHINE】(カラーversion) 大森駅前商店街にかつてあった、ダイシンデパートのあたりを描いた作品です。ダイシンの上にあった、昔ながらの大衆食堂で食事したことなどを思い出します。今はもうこのデパートはなくて、ドンキホーテになってしまってるんですよね。それでも、商店街の通りを歩くと、きっと懐か

絵を描くときに大事にしてること

需要はないとは思うのですが、試しに私が自分の制作について思っていることを、初めて書いてみようと思います。 まず、私は「絵」を観覧することは好きではありますが、何よりも一番大好き!というわけではありません。

¥100