#22年のポップカルチャー22選 10位~1位

労力の割に反応が少ないでおなじみの #22年のポップカルチャー22選 後半のベスト10を発表します。2023年も面白いポップカルチャーに出会えますように。

第10位 坂本慎太郎のツアー LIVE2022 “Like A Fable” 12月5日(月)at 八代キャバレーニュー白馬

九州では唯一の公演でプラチナチケットと化した坂本慎太郎の八代でのライブ、運よく1回目の抽選で当選して見ることができました。僕ははじめて見たのですが、以前に見たことのある人たちから、凄かった凄かったと聞いていて、ハードルあがっていましたが、それを軽々飛び越えてくる素晴らし過ぎるライブでした。

シンプルながら味のあるドラム、ファンキーなディスコベースとレコードまんまの美しいコーラス、縦横無尽に駆け巡るサックス&フルート、そしてフリーキーなギターと(当たり前だけど)しっかり声が出ているボーカル、この4人でしか鳴らせない音で、紛いもないパーティーバンドでした。繊細な演奏の緊張感走るようなライブを予想していたので、ちょっと面喰いながらも勝手に身体が動き出します。日本に現存する唯一のキャバレー、ニュー白馬の、昭和にトリップしたようなステージも相まって、観客のボルテージもどんどんあがり、ダブルアンコールまで披露されあっという間に大団円。レコードでたくさん聴いていた楽曲も、ライブで見ると「ああ、こういうことだったのか」と腑に落ちる新たな発見がたくさんあり、感激しました。そりゃ一、一度見た人はまた絶対見たいし、口コミで絶対見たほうがいいよと言うし、ますますチケット取れなくなりそうなのだけは残念ですが、本当に凄いもの見させてもらいました。

ちなみに会場では大根仁監督のクルーが撮影をしていたので、いずれ映像作品になるのではないかと思います。会場ともバッチリはまる無国籍な世界観で、Netflixあたりで配信されたら、世界中で絶賛されるのではないでしょうか。

第9位 エルピス-希望、あるいは災い-

(第10位からの続き)八代キャバレーニュー白馬で、坂本慎太郎のライブの開演を後ろのほうの椅子に座って待っている時に、大根仁監督を見かけました。ちょうど僕の前を通ったので、反射的に立ち上がって「エルピス楽しみにしています」と話しかけてしまいました。すると「ありがとうございます。犯人は・・・」と気さくに監督ジョークまで飛ばしてくれました。僕は「スチャダラパーの悪夢や電グルの映画なんかずっと見てます。小6のムスコもエルピスめちゃくちゃハマってます」と言うと「嬉しいな」と言って、ライブの撮影で来ていることを教えて、握手までしてくれました。帰ってからムスコにその話しをすると「マジで?」と目を輝かせて喜んでいて、立派なサブカル小学生に育ってしまったな、とちょっと複雑な気分でした。

大根監督のことを知ったのは、TV BROSの川勝正幸さんの連載で、ネットにこれだけ早く有益な情報があるのに雑誌でコラムを書く意味があるのか、というような内容のことを書かれていて、その時に早くて面白いネットの代表として紹介されていたのが「大根仁のページ」というブログでした。おぎやはぎやバナナマンが出演していた30minutesのDVDはすでに見ていましたが、その時はまだ大根監督のことを意識してなかったので、おそらく2005年くらいのこと。もちろんモテキのずっと前です。そのブログでは自分が好きなものや、知らないけど面白そうなポップカルチャーについてたくさん書かれていて愛読するようになりました。

プロデューサーの佐野亜裕美、脚本の渡辺あや、音楽の大友良英やSTUTSをはじめとしたスタッフ、長澤まさみ、眞栄田郷敦を筆頭に脇を固める渋い俳優陣まで最高のキャストあっての素晴らしいドラマなので、一人の手柄なんて思いませんが、「エルピス」にはどうしても大根仁印を感じます。しかもサブカル好きに絶賛される以前の作品から、「いだてん」以降の王道で勝負する感じ(「共演NG」も面白かった!)が見てとれ最高です。

物語は冤罪事件を中心としながら、テレビ局の組織間での立ち位置や、権力、巨悪に抗う姿がリアルに描かれています。そちらにはミステリやサスペンス要素はないですが、「ふぞろいの林檎たち」のことを思い出しました。特にパート4の巨悪に立ち向かって挫かれる長瀬智也とエルピスの眞栄田郷敦の姿はオーバーラップします。そういえば川勝さんが亡くなって、そのあとを受けはじまった大根監督のTV BROSでの連載タイトルは「中春スケッチブック」で題字は山田太一によるものでした。

最終回を見て順位が上がりこそすれ、下がることはないと思い、放送3日前に第9位に選出しました。

第8位 ロボ宙 & VIDEOTAPEMUSIC tour in KUMAMOTO 5月28日(土)at NAVARO

コラボしてレコード出したり、一緒にツアー回ったり、世代を越えて相思相愛のミュージシャン、ロボ宙とVIDEOTAPEMUSIC。二人の出会いは9年前、CEROとVIDEOTAPEMUSICの熊本でのライブでした。CEROがテキーラで撃沈して、ライブが中断され、前日に菊池でライブがありその夜に遊びにきていたロボ宙が急遽フリースタイルで盛り上げたり、と超カオスなパーティー。場所は熊本地震で移転する前、銀座通り地下の旧NAVAROでした。その時にVIDEOTAPEMUSICがロボ宙にCDを渡し、それを気に入ったことからコラボがはじまったそう。熊本人には嬉しいエピソードです。

僕もその時のライブは見ていて、大勢の人込みの中でロボ宙とすれ違った時に「大ファンでスチャダラ21周年も行ったし、フジロックのDONUTS DISCO DELUXE(DDD)も行きました」と言ったら笑ってDDDのステッカーをくれました。それがきっかけというわけでもありませんが、久々のソロアルバムSCRAPPINがリリースされた時は全国のレコード屋で最初に取り扱わせてもらいました。今回もライブ前に店によってくれツイッターで「SCRAPPINの聖地」とつぶやいてくれ嬉しかった。

ライブはそれぞれのソロと、コラボでも演奏する豪華仕様で素晴らしかった。特にコラボはノスタルジックな映像とサウンドにロボ宙のヌケのよいラップがマッチしていて、自然とみんなが楽しそうに身体を揺らしていました。ロボ宙のリリックは凡庸な応援ソングとは一線を画す、ささやかな希望に満ちたピースフルなもので、なかなか夜遊びもできず久々のパーティーだったのでグっとくるものがありました。

ちなみに僕がスチャダラパーやLB NATIONを(再び)追っかけるようになったのは、アルバム11の時のTOKYO No.1 SOUL SETとのジョイントでのライブを見てから。本当に、このメンツ、このやり方でパーティーを続けていたんだ、と胸が熱くなったのを覚えています。もちろんロボ宙も第3のマイクとして大活躍していました。そのライブが開催されたのは、現NAVAROの場所がDRUM B.9だった時代のこと。場所や名前は変わっても、よい音が鳴る空間があることに感謝します。

第7位 C'MON C'MON

映画全然詳しくないし(監督とか俳優とか全然覚えられない)、見たのは月平均1本以下なので偉そうなことは言えませんが、どれも面白くて、映画館で見てよかったな、と思えるものばかり、大豊作の1年でした(リコリス・ピザ最高!)。

なかでも30年近く大ファンのマイク・ミルズ監督、ジョーカー後はじめての主演のホアキン・フェニックス、人気作を連発しているA24スタジオ製作で話題となった「C'MON C'MON」はとても素晴らしかった。熊本で上映がなかった「マイク・ミルズのうつの話」以外は監督作品全て映画館で見ていて、どれも大好きですが、今作が一番面白かったかもしれません。

ジョニー(ホアキン・フェニックス)が妹から甥っ子ジェシーをあずかることになり、二人が徐々に心を通わせるという、まあ言ってしまえば21世紀の「クレイマー、クレイマー」なんですが、ホアキンに負けず劣らずジェシー役の子役ウディ・ノーマンの演技が素晴らし過ぎて物語にどんどん引き込まれます。妹が息子を兄(ジョニー)に預けるのは、精神的に問題を抱え離れて暮らす旦那に会いにいくためで、そのあたりの描き方も凄くリアルで、ジョニーとジェシーが二人きりになる理由に不自然さがなく、そこもよかった。大人も子供も、登場人物それぞれ大なり小なり問題を抱えていて、見ていてちょっと辛くなる場面もあったけれど、モノクロの映像に少しの光が差すように希望が描かれていて、グッとくるものがあった。でも、やるんだよ(©根本敬)と、そこがいいんじゃない(©みうらじゅん)という言葉にどれだけ救われたかわからない、僕らみたいな人間のためにある映画だと感動しました。

あと夏に着まくったTシャツと、グラフィックも凝ったサントラのレコードもさすがのA24仕事で最高でした。

第6位 LIGHTNING SEEDS / SEE YOU IN THE STARS

なんだかんだ言っても結局ポップソングが最強説。

Pure and simple just for me.

第5位 LYRICAL SCHOOL TOUR 2022 “L.S.” 7月2日(土) at 福岡 DRUM Be-1

ヒップホップアイドルとして独自の活動を続け10年選手となったLYRICAL SCHOOL。13年からのメンバーMINAN以外は、オーディションで選ばれたメンバーを加えた新体制お披露目となる来年2月のライブも発表されました。前体制でのラストアルバムとなるL.S.のリリースとそのツアーがあり、長年箱推し、在宅、レコード買いのヘッズをやっていましたが、このメンバーでのライブが見れるのも最後だと思い、はじめて現場を訪れました。

初期メンバーのヘタウマなラップもよかったけど、メンバーのスキルがめちゃくちゃ上がり、しかもそれぞれ個性的な5 MICの絡みは、アイドルという括りなしで見たほうがかっこよいと思えるほど。特に、元々ヒップホップの素養があるHIMEの低音のボーカルとフロウの心地よさは特質モノでした。是非ソロでもラップは続けて欲しいです。生のライブははじめてで、ヘッズのマナーというか、コール&レスポンスなどついていけない場面もあり、ちょっと悔しかったですが、最後に気合の入った素晴らしいライブを見れてよかったです。個人的ハイライトはシューゲイザーFIND ME!から先行シングルTHE LIGHTというアルバムL.S.とは曲順を逆にした流れ。代表曲や懐かしい曲はもちろん、最後に新曲でバッチリ決めるところにもグっときました。

このメンバーでの本当のラストライブはメンバーが夢に見ていた日比谷野音で、僕は配信で見ました。とても感動的な光景で、残念さとともに、妙に納得する気持ちも生まれました。

前メンバーの脱退は、少なからずセールス面の事情もあったようで、ライブハウスや大きくても野音くらいでライブを見るのが好きなのでちょうどよかったのですが、その規模で続けていくのもなかなか大変なのかもしれません。楽曲のよさと、マイクリレーの気持ちよさが好きでずっと聴いていますが、最後にアイドルという儚さを見せられた気がしました。

✳︎画像は野音のライブ後にオフィシャルから公開されたものです。

第4位 EGO-WRAPPIN' LIVE TOUR "SHOOBY DO WRAPPIN'" 11月8日(火) at 福岡 DRUM LOGOS

嫌いじゃないけど、レコード買うまではなく、買取で入ってきたレコードを聴くくらいだったEGO-WRAPPIN'。はじめて買ったのは17年、スチャダラパーとEGO-WRAPPIN'の「ミクロボーイとマクロガール」の7インチ。レコードやそのPV、そして歌番組に2組で出てるのを見て最高だな、と思っていましたが、その年の年末のスチャダラパー恒例のリキッドルーム「暮れの元気なご挨拶」のゲストでEGO-WRAPPIN' が出てきて披露された生演奏を見て度肝を抜かれました。これまでライブを見てきたみなさんにとっては今更でしょうが、中納良恵(以下よっちゃん)歌が上手すぎる。その一発で虜になりました。

その後19年にリリースされたアルバムDREAM BABY DREAMが今までにないくらいNEW WAVE色の強い作品でかなり気に入っていたのもあり、熊本でのライブも見に行きました。よっちゃんの歌声はもちろん、バンドの一体感、パワフルさに圧倒され、ますます好きになりました。

今年発表された久々のツアーには熊本の名前がなく残念でしたが、福岡まで足を運びました。単独を見るのも2回目だったので、オーディーエンスとしてのマナーというか、盛り上がりどころも少しずつわかってきて、圧倒されるだけの前回と違い、普通にめちゃくちゃ楽しめました。LOVE SCENEの多幸感、「サニーサイドメロディー」の伸びやかな歌声、GO ACTIONの爆盛り上がり、そして終演後会場を後にしようと思い、出口付近にいたときにダブルアンコールで突然披露された「心象風景」の後ろから見る会場全体の楽しそうな雰囲気。数え始めるときりがない、ハイライトだらけの素晴らしいライブでした。

よっちゃんはバンドメンバーを何度も紹介し、森雅樹のことを紹介するときは必ず「リーダー森ラッピン」と叫びます。それだけでもバンドに対する厚い信頼が感じられ胸が熱くなります。ずっと追いかけているBELLE & SEBASTIANにも通じるフレンドリーな中にも緊張感がある楽団感が大好きになり、20年遅れた分、これからたくさんライブに通って取り戻そうと思っています。欲しいレコードもいくつかあるけど、高騰しているものも多く、気長に探していく楽しみも増え嬉しいです。

第3位 ちょっと思い出しただけ

3月に映画館で観てから、オフラインでもオンラインでも散々面白かった、前情報をなるべく入れないで観たほうがいい、としつこいくらい言ってましたが、これだけ言って観ない人はもう観ないだろうから(現在アマプラで観れます。一応)、ほんのちょっとだけネタバレしますよ。いちいち説明しませんよ。義務教育やないんやからね(©テント)。

照明スタッフの照生(池松壮亮)と、タクシードライバーの葉(伊藤沙莉)、すでに別れたカップルのそれぞれの1日(照生の誕生日である2021年7月26日)から物語ははじまる。それから1年ずつ時を巻き戻し、7月26日に起こったできごとを定点観測のように描いていく。この構造は、初見では若干わかりづらいというか不親切なんだけど(でも映画のHPに書いてあります)そこを自分の頭で考えながら理解していく気持ちよさがまずある。喧嘩をしている年、ラブラブだった年、出会った年などの描写全て、でも結局別れてしまうんでしょ、という前提があるから切なさが倍増する。小賢しくないこまやかな仕掛け、伏線が散りばめられていて、もう1回観てみたいと思うし、2回目のほうが面白かったりする。

以前、小西康陽さんがコラムで、恋人とベッドの上で一日中ダラダラ過ごしたりすることが、その時は何とも思わないんだけど、そんな幸せは一生に何度もあることではない、というような内容を書かれていて(どの媒体で書かれていたか覚えてないけど、すみません)、その話しがずっと頭の片隅にあった。「ちょっと思い出しただけ」は、そんな些細だけど特別な瞬間を切り取ったような映画だった。その時はなんとも思わないけど、ちょっと思い出すと特別な瞬間は誰にでもある。人生は巻き戻せないし、時間は有限だから素晴らしい、ということが描かれている気がした。

僕にとってのEMOとはDEATH CAB FOR CUTIEのファーストとセカンドのことで、「エモい」なんて普段使うような若い世代ではないけれど、エンデイングで主題歌のクリープハイプ「ナイトオンザプラネット」のイントロが鳴り、タイトルクレジットが表示された瞬間に「エモい」という言葉を完璧に理解しました。

2021年のコロナ禍の描写も非常にリアルで、何年か先に観たときにもそのことを思い出すだろうし、今というタイミングで映画館で2回観れて本当によかった。

第2位 ニューヨーク単独ライブ LAST MESSAGE 7月18日(月)at よしもと福岡 大和証券/CONNECT 劇場

第11位「シン・りょう 24それぞれの逆襲」で、ニューヨークはトークからハマったと書いたけど、それからネタも見るようになり、もっともっと好きになった。去年は単独ライブは抽選で外れたけど、今年はオンラインサロン・パワーで福岡公演の良席をゲットすることができた。

はじめて生で見るコントと漫才は、テレビやyoutubeの何倍も面白かった。とにかく笑った。よく言われる「悪意あるネタ」みたいなのももちろんあったけど、本当にバカバカしいネタも多くてそれも凄くよかった。まだテレビやネットでは一度もやってないと思うけど、「阪神」というコントが最高過ぎたので、いつかみんなにも見て欲しいです。

ニューヨークは違和感をもった時事ネタや身の回りで起こった出来事、会ったことのある変な人を元にして、2人に作家を交え話しながらネタをつくるらしい。「ニューヨークのニューラジオ」で話していたテーマがネタになっていた場面もいくつもあった。こういう風にネタをつくるのか、という気持ちよさもあり、ニューヨーカー冥利に尽きるな、と思いながら爆笑した。悪意というよりも、世の中をこういう角度から見てもいいんだ、というオルタナティブな目線とセンスが一番好きなところだと改めて思った。そして二人は思ったよりもずっと華があった。

お笑いも音楽も生のライブに勝るものはないと思う。あまり人生で後悔することはないけれど、新宿DISK UNIONバイト時代に近くにあったルミネtheよしもとには結局一度も行かなかったのに、flagsのオッシュマンズで毎休憩時間を潰していたことはちょっとだけ後悔している。まあニューヨークが結成する10年くらい前の話しだけれども。

第1位 スチャダラパーク 2022 6月18日(土)at 大阪城野外音楽堂

2020年に開催されるはずだった「スチャダラパー30周年記念公演 スチャダラ2020"アメージングヒューマンレガシー"」、チケットも取っていたのだけど残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大のため、延期。2年がかりでやっと今年開催されました。会場が20周年、21周年の時にも足を運んだ大阪城野外音楽堂というのも嬉しい。

スチャダラパーの3人に3本目のマイクことロボ宙、バックバンドはもちろんザ・コストパフォーマンス。さすがに久々でグッとくるものがある。おなじみかせきさいだぁとの「ワープトンネル」やGET UP AND DANCE、EGO-WRAPPIN'は「ミクロボーイとマクロガール」と「今夜はブギーバック」をメドレーで、そしてRHYMESTERとのFOREVER YOUNGもやっと生で観れ、とゲストも豪華。代表曲はもちろん、久々の渋曲もたくさんやってくれ大満足。特にこの日はSHINCOのDJがキレまくっていてカッコよかった。

知性とユーモアは剣よりも強しで32年。これからもずっと大好きです。家族から「スチャダラパーとニューヨークのライブが被ったらどっちに行く?」と究極の選択を出されますが、やっぱりスチャダラパーを選びます。


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