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所感/備前珈琲玉/岡山のヤバいやつ

こんにちは、RYOです。重い腰にも限度というものがある(戒め)

先日岡山県にある「暮らしと珈琲」さんというお店からお取り寄せしたコーヒー豆とその他諸々でこの1週間楽しみ倒してきましたので、布教もとい感想文を書いていきたいと思います。


暮らしと珈琲さん

暮らしと珈琲さんは岡山市祇園にあるコーヒー豆と抽出器具の販売をされているお店です。
私がこのお店を知ったきっかけは、所属するユニット「d.r.i.p」の相方匠-Takumi-氏からお裾分けでいただいたドリップパック(パックを開いてお湯を注ぐだけでドリップできるお手軽アイテム)でした。これがね、めちゃんこ美味しくて。思わず個人でも取り寄せできるようパックに書かれた品種をメモしておくレベルだったんですね。

そこからお店について調べてみると、暮らしと珈琲さん、なんとYouTubeで動画投稿もされていらっしゃる。内容はコーヒー器具の忖度なしレビューから美味しいコーヒーの淹れ方、はたまた他のコーヒー系YouTuberさんとのコラボまで多岐にわたっておりまして。
で、その中で私が興味を持ったのが今回私が購入した「備前珈琲玉」でした。


備前珈琲玉とはなんぞや

そもそも備前焼とは、岡山県南東部 備前市の伊部(いんべ)地区を主な産地とする焼物で、釉薬を使用せず絵付けもしない素朴な風合いが特徴。
そんな備前焼の技術で作られたアイテムが今回紹介する備前珈琲玉な訳なのですが、なんとこの備前珈琲玉、「コーヒーに入れると味が変化する」とのこと。そんな楽しそうなもの試さなきゃじゃん!!!(クソデカボイス)
と言いつつも「焼き物の玉一つ入れたところで本当に味変わるの?」と若干の疑う気持ちを持ちつつ通販ページにて件のアイテムをぽち。あ、これも気になってたやつだぽち。ぽち。そんな突然の物欲解放まつりから約1週間、いよいよ例のブツたちが我が家に到着します。


ご機嫌なメンバー紹介

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いやめっちゃ買うやん。
ということで遠路はるばる岡山からやってきてくれた子達を簡単にご紹介。

備前珈琲玉 火襷(ひだすき)バージョン【画像右手前】
今回の主役その1。色違いで胡麻というバージョンもあるのですが味の変化に違いはないとのこと。多分いずれ買う←
抽出したコーヒーにポンと入れると味がまろやかに変化するという噂。

備前焼で完成する珈琲【画像右奥】
今回の主役その2。
暮らしと珈琲さんの前身であるトスティーノコーヒーさんの時代に作られた商品で、備前焼の器(ないしは備前珈琲玉)の効果で味がまろやかになることを計算しあえて苦味を際立たせたブレンドなんだそう。ベースのお豆はマンデリン。

備前名物 大手まんぢゅう【画像左】
岡山市北区は京橋に本店を構える老舗の和菓子店「大手饅頭伊部屋」さんの看板商品。口に入れた瞬間滑らかなこしあんの口当たりと記事に練り込まれた甘酒のほのかな香りで語彙が吹き飛ぶ美味しさ。既に再注文したくなっている。

大手まんぢゅう専用焙煎珈琲【画面中央】
読んで字の如く大手まんぢゅうの美味しさを最大限に引き出すために通常よりも深く焙煎されたコーヒー豆。ねっちりと口の中に広がる大手まんぢゅうの甘みをスッキリと流しつつも鼻に抜ける香ばしさがまさにベストマッチでした。お豆はブラジル。


ようやっと本題

そんなこんなで準備を整えに整え迎えた土曜日の午後、いよいよ飲み比べを行いました(仰々しさよ)

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可愛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(語彙の死)

珈琲玉というだけあって本体はコーヒー豆の形を模しています。可愛い。ひたすらに。
そしてこの模様(本来は景色と呼ぶそうです)は備前焼の特徴で、同じ模様は二つと出ないまさに世界に一つだけの私の珈琲玉。既に愛着しかない。

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香りについて
苦味のブレンドということもありしっかりローストされてツヤツヤのお豆。袋を開けると深煎り特有のこっくりした香りの中にもナッツのような香ばしさと、花のような甘さもあるフレグランス。一緒に購入した大手まんぢゅう専用焙煎と比べてみると、専用焙煎の方が焙煎度が深いのかより重みがあって豆自体も見た目オイリーな印象。同じお店の深煎りでこんなに違うものかと素人ながらに感動でした。

見た目と香りを存分に楽しんだら満を持して抽出開始。今回の検証方法はコーヒーをカップ二杯分に分けて、片方はそのまま、もう片方に備前珈琲玉を投入して飲み比べるというシンプルなスタイル。
ここから先は検証が楽しすぎてすっかり写真を撮るのを忘れてしまったため文字のみです。

ちなみにドリップ中の感想としては、焙煎1週間前後の深煎りということもありよく膨らんで淹れやすい。飲んで美味しいのはもちろん大事ですが、やっぱり珈琲は淹れる時間の楽しさも重要だなと再確認しました。

いざ実飲

大変楽しくドリップしましたらサーバーを回してしっかり攪拌、それぞれのカップに移した後片方に本日の主役備前珈琲玉をチャポン。
他の方のレビューや暮らしと珈琲さんの動画で「玉を入れることで温度が変化して味が変わってしまう可能性」について言及されていたので、あらかじめお湯をかけて温めておきました。これで準備は万端、いざ実飲です。


備前玉なしの方(あくまでRYOの所感です)
一言でいうと「キレのあるコーヒー」
深煎りのどっしりした味を持ちつつ、かといっていつまでも舌の上で長居するような苦味ではなく、スッキリ感のある後味のように感じました。めっちゃ美味しい。温度が落ちてくるにつれ後味が仄かに酸味を帯びてくる。

備前玉ありの方(あくまで以下略)
待ってねえ待って全然違う。
先程の備前玉なしがキレだとすればこちらは「丸み」が前面に出た口当たりと優しい苦味。後味もスッキリよりあっさりに近い感じで、飲んだ時にほっこりするのは絶対にこっち。温度が落ちてくると今までの苦味とは違う軽やかな感じの味が出てくる。なにこれ面白い美味しいすごい。(語彙の死/10分ぶり二回目)


感想

ここまで変わるか備前珈琲玉。
全く違う豆、と言ったら少し大袈裟ですが玉一つ入れただけでそれに匹敵するくらい味の違いが明確になるとは思いませんでした。恐るべし、備前焼。
それから備前焼で「完成」する珈琲、その名の通り備前焼の投入をもって本来のブレンドの魅力が現れる仕様。かといってそのまま飲んでまずいわけではないむしろ美味しいって。暮らしと珈琲さんのブレンド技術・焙煎技術マジでヤバないか…!
ちなみに個人的には備前珈琲玉を入れて完成した方の味が好みだなと感じました。口当たりが優しくて、ブラックでも比較的するする飲める感じがとてもいいなと。それから温度の変化で隠れていた味が出てくるのもめちゃくちゃ面白い。気のせいだったらめちゃくちゃ恥ずかしいんですけど。

ということで備前珈琲玉と備前焼で完成する珈琲の検証は大成功でした!
一つのコーヒーを二度楽しめる備前珈琲玉、このnoteを読んだ珈琲好きの皆さんにもぜひ体験していただきたいです。
暮らしと珈琲さん、素晴らしい商品を生み出してくださりありがとうございます。これからも美味しいコーヒーとグッズたち、それから楽しい動画を楽しみにしています。

暮らしと珈琲さんの通販ページはこちら

YouTubeにも楽しい動画がたくさん上がっていますので是非(ダイレクトマーケティング)


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