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ネコも結構しつこい

猫様といえば、人生をどこか達観していてクールなイメージ。ちっちゃなことは気にせず、めんどうなことからは「コッチからゴメンさ」とそそくさと離れ、スマートに生きていそうです。


ただ!


そんな猫様にも、

「ちょっとしつこくない?」

と、ツッコミたくなる一面があるのです。


それは… 


①ご飯の催促
②ギュウギュウしてくださいの催促
③どうしても気になるもの


です。


①「ご飯の催促」は、よく理解できますね。腹が減っては戦はできぬ。

「ミャーオミャーオ」と鳴きまくり、僕が顔をそらせば前に回り込み、寝転んではお腹の上にマウンティング、トイレに入ればドアを引っ掻きまくる、と徹底したアピールぶりが秀逸です。というか逃げ切ることは100%不可。完全ロックオン状態です。

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②「ギュウギュウしてくださいの催促」は、別名「ニャーン状態」。必ずコチラが忙しく、慌ただしい時に限って発動します。

とにかく足に絡みついてきます。行く場所行く場所に先回りし、8の字を描くように僕の両足を絡めとってきます。少しでも足がぶつかろうものなら、「ニャーン!(痛い!ぶつけられた、ひどいひどすぎる!)」とプロの当たり屋顔負けのイチャモンを発揮してこられます。その後、後ろから満足するまで抱きしめないと解放してもらえません。

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(し、仕方ないなぁ… … 。)



最後に、③「どうしても気になるもの」とは何でしょう。小さな虫だったりネコジャラシのおもちゃだったりするのですが、うちの♀が去年の夏に気になっていたのは何と「お腹の毛」。

ちょっと暑かったのか、ストレスが溜まっていたのか、お腹の毛をむしりたおしていました。その結果、なんとお腹が、見事なピンク色したツルツルの状態に… 。何度も「もう、むしるのはやめなさい」と声を掛けたのですが、全くやめる気配ナシ。あまり続くようだと、別の病気にもかかりそうだし、本気で心配していました。それでもやめなかった… し、つ、こ、かった!



しかし、ここで奇跡が起こったのです。



「わぁ何なん、お腹ツルツルやん!(笑)

 おもろー。毛ぇ抜くの、やめーやー」



と、娘が不意に放ったその一言。

猫様の瞳の奥が「キラーン」と光ったような気がしました。なんとその日を境に、お腹の毛をむしるのをピタッとやめたのです。♀にとって娘は我が子のような最愛の存在。ちょっと恥ずかしかったのと、娘のお願いということで、その言葉を受け入れたようでした。今年の夏も無事、お腹の毛にはこだわらず、ふっさり毛が戻ってきました。

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しかし、しかしですよ!?

納得できないのは、、 僕です!

いつもしつこさに押され、こんなにも尽くしてきた私めの言葉は聞き入れられず、不意に放った娘の一撃をすんなりと受け入れる猫様。あんまりでごさいます… 。


さんざん悲しみに明け暮れたのちに、一つ悟りを得ました。ニンゲンもネコも、「お願いが届きやすい人」がいるということ。無理をして自分の力で要求を通すのではなく、すんなり意見が通る人にお願いしてもらう、これが大事なのかもしれません。そうすれば時間の無駄にならないし、誰の気分が悪くなることもないですしね。


よかったよかった、ありがとう猫様。また一つ心が広くなれ… (な… なんか納得、いかないなぁ。。)



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