見出し画像

"木漏れ日"はきっとここにしかない

「ああなんて言ったらいいんだろう。
 この気持ち。」

で片付けられてしまっていることなんて星の数ほど、あると思う。


物語や関係、旅が終わりに近づいた時に、幸せだった瞬間は永遠に続かないことをわかっていながら、一生この時間が続けばいいのにと思う気持ち
のことをなんと言うか。

どこかで見た。

.

わからなかった。

答え:finifugal

日本にはない、この言語独特の表現で、直訳できない言葉らしい。

なんて言ったらいいかわからない気持ち、なんだか言葉にしたくて、でも言葉にできない、みたいな時は、もしかしたら、それを表す手段を持っていないだけなのかもしれない。

だから外国語を学びましょう!なんてことが言いたいわけではない。

この一つの問題例を知って、もしかしたら、今まで言語化できなくて、そのまま忘れてしまったあの気持ちは、世界のどこかで、誰かの心に生きているのかもしれない。

そんな言葉は他にもあって。


sonder : 自分の小ささや平凡さを意識すること
commuovere : 物語に触れた時の形容し難い感動や余韻
hiraeth : もう帰ることができない場所への郷愁。失ってしまった過去の感情や
時間を懐かしむ気持ち。
Cafune : 愛する人の髪にそっと指を通す仕草

言葉にできなくて
言葉にしたくなくて

ことばで表してしまうとなんだかそう決まってしまいそうで。

自分の中にあるものは、自分にしかわからない理由でずっとずっと大切にしたい。
忘れてしまいそうで怖い。
いつか時間薬で笑い話になってしまうのかな。


大好きだったもの
大切だったもの

壊れてしまって無くなってしまって、大切にすることすらできなくなってしまうかもしれない。



忘れないで。

もしかしたら、どこか遠くに、
そのたいせつなあなたの感情のためだけに
ある言葉たちが

待ってるのかもしれない。

放浪癖もち飽き性単位諦めがち注意散漫の限界大学生です