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おかん、数字が読めずに困り果てる

1限:中国語 渋滞に巻き込まれたらしく、先生が遅刻。結局30分遅れた。その分授業がすごい勢いで進むので辛い。確かに、文法自体は他の言語よりは簡単な気がする。動詞は活用しないし、人称変化もしないし、男性名詞だの女性名詞だのもない。でも、今日1日で過去形と完了形と進行形をいっぺんにやるのはどうなんだ(教科書の1ページに全て詰め込まれているからしょうがない)

2限:基礎演習 教室に行ったら誰もいない。電気もついてない。そうだ、今日Zoom授業だった。間の悪いことに、今日はパソコンの電源ケーブルを家に置いてきた。内部バッテリーがポンコツなので、長時間の作業は難しそう。なのでスマホで授業を聞きつつ中国語のプリントを片付け、韓国料理の歴史の本を読む。

3限:サブゼミ 自由参加のため、人が少ない。フランス語と韓国語はZoom授業だったらしい。2限もZoomだったから、事実上全休ならそりゃ来ないな。
来た子達も「統計のテストが」「食科学のレポートが」皆課題を抱えてる。
「りあさん!経営学終わった?」
レポートを参考に見せる。写したらあかんよ。
「CALL(=英リスニング)の未提出課題が10個溜まってて」
単位落とすと秋の再履修クラスに行くことになって、金曜日は6時まで帰れないよ、と脅しておく。
「怪しいインターンシップにお金払っちゃいました……」
領収書を貰えないものにお金払っちゃダメだよ。

みんなに「おかんや」と言われた。おう、倍生きてるからな。
すみませんちょっとサバ読みました。

6限:教授主催の自主研究会。ひたすら江戸時代の文献を読んで、くずし字を解読する会。
「じゃあまずは数字から」
最初の最初のはずなのに、欠片も読めない。普通の数字はともかく、大字(壱とか弐とか)が無理。と思ったら、普通の「四」も無理。「九」はのたくったヘビにしか見えない。
唸りながら古文書解読辞典(この世にそんなものがある事すら、初めて知った)をめくる。でも、ここでスキル:くずし字解読を身につければ、のてりあすが趣味で研究している、明治時代の新聞に載ってる謎の文字も読めるようになるんだきっと……
「まあ江戸の簡単な文書なら、1年やればそこそこ読めるようになります」
「ただ、江戸中期は安定してるんだけど、幕末から明治にかけてはまたくずし字が荒れて、読みづらくなるんだよねえ」
マジっすか。(今日の昼間、若い子と喋ってて10回くらい聞いたセリフ)

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