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子育ては、旦那との闘い

我が年代は、平和な年代であった。

高卒で大企業にも就職できる、今思えば、平和な時代である。

ご多分にももれず、旦那も高卒で大企業に就職して上京している。

旦那との結婚を決めるにあったって、いろいろ判断材料はあった訳であるが、自分より頭の良い部分があって、尊敬できる部分があったこともひとつの理由である。

しかし、子供の教育に関して、大きなすれ違いが悩みの種であった。

大きくなって娘に言われたのであるが、電気が走るカシオトーンを買ってすぐに譲ってしまったのが悲しかったそうである。

幼稚園から娘には、エレクトーンを習わせていた。

娘は左利きだったので、両手が使えるようにする為に考えた習い事である。

自分も幼稚園からオルガンを習い始め、そのあとは、ピアノ教室を転々としており、結局、バイエルが卒業できずに終わっている。

また、ピアノを習っていたのに、自宅にはオルガンしかおらず、ピアノの教師になじられた苦い思い出がある。

そんな事情から、どこに引っ越しすることになっても指導の変わらないヤマハの幼児教室に入れたので、エレクトーンを習うことになったのである。

最初は、旦那の姪っ子から譲り受けたカシオトーンでの練習であった。

クラスが進むにつれ、エレクトーンをこのまま続けるために、中古のエレクトーンを購入する相談をしていた矢先に、旦那が大型電気家電量販店から汗をかきながら、電気が走るカシオトーンを購入してきたのである。

また、こんな事もあった。

息子福山が、中2の夏休みの頃であったか。

中学で一番ハードと言われているテニス部の部活と学習塾の課題に取り組んでいた頃の話。

ちょうど、息子福山の反抗期の最中、ハードな塾の課題をこなさなければいけなくて、もがいていた時に、学習塾で息子福山が尊敬していた教師が、激励の電話をくださって、やる気満々の息子福山がこれから頑張ろうとしている当日の夜、

旦那は、息子福山と約束の品という、「進撃の巨人」全巻を買って帰宅して、息子福山のやる気を台無しにした。

ここぞという時に、やらかしてくれる。

旦那は、いろいろ簡単に考えすぎる傾向にある。

世の中、そんなに甘くない。

その道にはその道なりの努力が必要で、偶然では世界は開かれない。

旦那は、息子福山が想像以上の大学に入学したことを喜んでいるが、

反抗期と不運が重なり高校受験に失敗するであろう将来に向けて、将来、やり直しが出来るように、基礎学力をつけてあげられるように投資をし、情報収集し、たどり着いた現在がある訳で。

まあ、息子福山の努力がなければ、実現できなかったことではあります。


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