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自分のベットに甘える

実家にいると、雨戸を閉めているので、寝坊もなかなかできないが、今日は、解放されて、自分の気がすむまで、ベットにこもる。

目覚めて、諸々の書類の整理を行なった。

名義変更の時に、しくじった書類送付先の手続きの書類を書き上げ、近くのスーパーまで買い物にでかけた。

外は雨模様である。

傘をささなければいけないので、今日は多くは買えないなと思いながらスーパーへ。

近所のスーパーは狭い。

でも、いつもカートを利用する。

スーパーが狭い割に滞在時間は長いからである。

何を買おうか。

買い忘れた売り場まで戻る必要もある。

持病の影響で、ウィンドーショッピングが出来なかった。

必要なものの棚を目指して、商品を買うことだけを目的に買い物をしていたが、最近は、少し、改善されているが、カルディのようなお店は、いまだに苦手である。

情報量の多い店舗は、頭が混乱してしまうからである。

今日もカートを押しながら、食材を選んだ。

今日は、ジャムを大量購入した。

いちごでしょ。マーマレード、ブルーベリー、チョコ、ピーナッツの勢揃いである。

そういえば前に書いた杏はやっぱり近くのスーパーには置いてなかった。残念。

お昼は、レトルトカレーをいただいた。

その後、そっとまたベットに潜り込み、何もしたくない、眠ってしまいたい欲求に見舞われたが、今日はヘルパーさんの日であった。

ヘルパーさんと会話をしながら、スーパーで買ってきた砂肝の野菜炒めを作った。

そして、冷凍庫で長い時間眠っていた胸肉を捌いて、鶏ハムを作る。

掃除をヘルパーさんと行い、部屋は綺麗になったのである。

テレビはあいも変わらず、眞子さまの記者会見をやっている。もう、うんざりであるという話をしたら、ヘルパーさんが、今まで聞いた人の中で、一番ひどいことを言っているとのたまう。

ひどいことも言いたくもなる。

皇室の人のあるべき姿を期待して記者会見を見たら、裏切られた思いが強かったからである。数々の悪き報道と同じレベルの発言で嫌気がさしてしまったのだ。

私達結婚しました。と最後まで演じ切った会見であれば良かったと。

と言っても、眞子さまの話題は、今の自分の境遇を紛らすのには十分なニュースであった。

今月は長い。

まだ、父親が亡くなってから1ヶ月も過ぎてはいない。

自分のベットの中では、全てから解放されている気分になる。

小さな殻の中に閉じこもった小さなアジフライでいられる。

一日中リビングで過ごすが、2階では大学の講義を受けている息子福山がいるから、一人ぼっちではない。

実家にいてもまだ、父親がいるから一人ぼっちじゃないんだけれど、父親とお別れをした後の実家では、一人ぼっちなんだなと、今から気分が暗い。

父親には、今、お正月の日本酒の残りが冷蔵庫に入っていたので、日本酒と食べ残してあったピーナッツが備えてある。

父親も一人暮らしで寂しかったのかもしれないと、実家の滞在中で感じた。

家族に囲まれて、生活していた時には気が付かなかった。

父親は一人で頑張っていたんだな。


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