息子を見捨てる事を決めた日
息子福山の育て方を間違えたのかもしれない。
もう、息子福山を見捨てる事に決めた。
もっと苦労をさせなければいけないと思った。
もう大学卒業できなくても、就職が出来なくても、もうほっておこうと。
留年が決まった時、不甲斐ない息子を持った母親として、行動は早かった。
9月卒業の場合、就活はどのようになるのか確認しなければ、9月卒業にするのか丸々一年留年するのか、条件を確認しなければいけないと焦り、大学の就職支援センターにメールを飛ばしたのである。
二日後に、夜、大学の就職支援センターの方からご丁寧に電話をいただいた。
就職相談は、予約制であるようなのであるが、予約でいっぱいだそうだ。
4月から4年生の相談でいっぱいだそうである。
我が家の息子の場合、進路を決めなければいけないので、直接大学の窓口まで訪れたならば相談にのってくださるという話を聞いて、その旨を息子福山に伝え、相談内容も綿密に煮詰めて、後は、息子福山の行動のみというところまで、お膳立てをしたのである。
しかし、支援センターの方の話を聞いて驚いた。
理系の場合、企業が何社もZOOMで企業説明会に来てくださる、なんて素晴らしいシステムなのだろうと息子福山を見守っていたのであるが、支援センターの方の話だと、ほとんどの学生が3年の夏ぐらいにインターン活動を始めている事を聞いて驚いた。
うちの息子福山は、3年の夏にインターンなんて経験していなかったからである。
2年で留年をしている上に、このコロナ禍、同じ学年の学生の動向を全然知ることが出来ない環境であったことの影響が大きいのであるが、なんともはや。
だから支援センターの電話をかけてくださった方に、密に就活の相談にのっていただきたい旨を告げたので、そう段取りもつけてあるのに。
その話が週末の出来事で、週明けの平日でなければ動けないので、その後、研究室で必要なPythonの勉強の話になって、Pythonの相談にのれるように、アジフライは、動画で、機械学習の学習を終わらせた。
その間、息子福山は、久しぶりに仲間と飲み会に出かけたりしている。
そして、週明けの昨日と今日、息子福山は、お酒を飲んだことで、体調不良となり部屋に閉じこもっている。
降りてきた時に、さっさと大学に行くなり、Pythonの学習を進めるなり行動を起こせとせっつくと、息子福山に逆ギレされた。
息子福山の応援をしようと、ここまで誠意を見せているのに、逆ギレされるとは。
お尻に火がついて、カチカチ山状態であることの自覚の無い息子福山に、痛い目に遭わないとわからないんだと、もう手を出すまいと考えに至った。
どこで間違ったのかな?
一生懸命を伝えたいのに、伝わらない。
いただいたサポートで美味しいものを食べて、次のnoteに活かします。