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息子福山のワードローブ

部屋干しが当たり前になってから、息子福山の衣類が家のあちらこちらに散らばっていた。

以前は、旦那の部屋に置いてあるチェストに息子福山の衣類をしまっていたのであるが、旦那との生活時間がずれてから、チェストから追い出されてしまったのである。

そして、ハンドメイド構想のランチバックが5つ出来上がって、商品をしまっておこうとした引き出しに、全てが収まりきらない事がわかり、重い腰を上げた。

娘がだいぶ前に独立して、娘の部屋が空いていたのであるが、ゴミ袋が残っていて手付かずだったので、ランチバックを保存する場所の確保と、息子福山の衣類を整頓するために、娘の部屋を片付けたのである。

娘が置いていったラックに、息子福山の服を種類別に分類してかけた。

掃除の終わった元娘の部屋は、だいぶ広い息子福山のウォークインクローゼットに、大変身である。

息子福山は、家用とか外用とか考えずに着ているので、ラックには、意識して、痛みがひどい衣類は、家用認定の場所に移した。

久しぶりに、息子福山のワードローブを眺めて、今後、買い求めなければいけないものも把握ができた。

息子福山は、4年で卒業するところを時間を余分にかけているので、ただでさえ、ノートPCの買い替えがあったばかりであるが、衣類も買い足さなければならなくなった。

ボトムは、頻繁に買い替えていたのであるが、今回の問題は、アウターである。

中に着るTーシャツ類は、数多くあるのであるが、その上に羽織るシャツ類が、大学入学の時に買い求めたワードローブであって、いくらなんでもと、息子福山がかわいそうになった。

息子福山は、シャツ類は、なかなか買おうとしない。

気にいるシャツとの出会いがない様である。

理系君だからチェックシャツなどという話は、昔の話で、チェックシャツなんて、中学生以来買った事もない。(ここ笑うところです。)

息子福山にとって、シャツは、こだわりの極みなのである。

こだわる割に、この間飲み会に同じシャツを着ていきそうになって、ツッコミを入れたところであるが、実際、シャツの種類が少ないのが、原因であるようで、遠い目になった。

また、金がかかるんかい。

それよりも、選り好みの激しい息子福山にシャツを買わせる労力を考えると、お金以上に頭が痛い。

しかし、本当に、洋服が一箇所に集まって、リビングがすっきりした。

ヨタヨタの衣類も処分できたし、すっきりした4月の初め。

独立した娘とは、LINEで、近況報告を綴って繋がりを持っている。

親バカなのかな。


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