見出し画像

命を繋ぐことができた

今日は、長いです。

今、リンツショコラブティックの計り売りで購入した、7つのチョコを食べながらnoteを書いています。

父親、脳梗塞でした。

脳梗塞でも認知機能を司る脳の部分に、血栓が飛んで詰まったために、認知症のような症状が起こったと、本日、緊急搬送された病院で診断を受け、本来ならば、別の病院に入院予定だったのですが、脳梗塞の治療が必要と言うことで、本日受診した病院に緊急入院となりました。

昨晩は、気が気でなかったです。

翌日に、入院が出来る環境におりながら、最悪のシナリオが脳裏を掠め、父親のベットサイドに置いたサマーベットに体を任せたら、ビリビリと大きな音をたて、サマーベットが裂けてしまったのです。

古いサマーベットだから、

金魚掬いのポイのように、繋がった側面に体重をかけ1夜サマーベットで過ごしました。

主治医が、父親が夜よく眠れるように、薬を処方してもらったし、と自分の体も持たないと、睡眠導入剤を追加して、父親と川の字で1夜を過ごしました。

父親は、一度、トイレにおきたようなのですが、いつもは、つけっぱなしの階段の明かりは消しておいたし、玄関もドアチェーンもしっかりかけ、簡単に外に出れないようにしておきました。

朝起きて、父親と朝食を囲みました。

最悪のシナリオは、平穏な朝の風景と変わりました。

冷凍ご飯を朝食に温めたまでは、覚えているのですが、何をおかずに食べたのかさえ、記憶に残っていません。

病院への介護タクシーのお迎えは、朝の9時半。

それまでに、お支度をしなければいけないと、せっせとお支度。

ところが、下剤の効き目が効いた父親は、トイレでお漏らしをしてしまいました。

おむつを変えたり、お尻を拭いたり、どうして、こうも間の悪い巡り合わせなのだろう、これは天罰なのであろうかと、お迎えの時間が迫ってきました。

そして、9時半過ぎに、父親の着替えも間に合い、病院へ出発しました。

普通だったら、介護タクシーは安いのですが、昨日の今日なので、実費ということで、片道10000万円コースでした。

病院は、このコロナ禍、人は少ないのかと思っていたのですが、病気は待ってはくれないのでしょう。人が溢れていました。

内科の受付で、先生よりお手紙をもらいました。

今日は、混んでいます。一人20分から30分の診察時間がかかるので、1時間で、2〜3人しか見れません。

順番を待っている間も先生のアナウンスは続きます。

4、5人の名前が呼ばれましたが、父親の名前はありません。

じゃあ、先に、病院のコンビニでランチを買って、食堂で食べようと思っていたので、その旨を伝えたら、受付の人が確認してくれて、2時ごろの予定ですとのたまう。

まだ、11時を過ぎたところだけれど、と、父親のリクエストのカレーライスとアイスコーヒーとプリンを買って、ゆっくりランチを決め込みました。

父親の状態は安定してました。

長年、通い慣れた総合病院での過ごし時間、すごい平和な時間が流れました。

そして、1時間ほど、食堂でくつろいでいたら、食堂が混み合ってきたので、待合室に戻ったら、先生のアナウンスで、2番目に名前が呼ばれて、安堵。

父親の順番になって、車椅子を押しながら持つには大きすぎる紙袋を父親に抱えさせ診察室に入ると、先生が、その大きい荷物は何?と問うので、この後、〇〇病院に入院する予定なんですと告げると先生が混乱してしまいました。

ここで、脳梗塞であるという事が判明し、緊急入院をして脳梗塞の治療を行わなければいけない計画だったのに、まさかの別の病院入院の話で混乱したみたいです。

そして、急遽、この後、一時預かりの入院だった病院をキャンセルし、入院するための検査を回りました。

PCR検査もするのかと思ったのですが、しませんでした。

訪問診療の主治医とケアマネージャーに電話を入れ、介護タクシー会社にも料金の支払いの方法を問い合わせたりと大忙しでした。

病棟に上がり、父親は早速病室に移り、治療が開始されました。

私は、面会室でひたすら、多くの書類の記入作業を行いました。

その途中で、医師や看護師が色々説明に来てくださいました。

全て記入を終えた頃、看護師から、父親の乗ってきた車椅子を外来に返しておいてもらいたいと告げられ、紙おむつを取りに帰るついでにと病院を出発しました。

紙おむつも有料であるが高いからとアドバイスをいただいたからです。

そして、看護師からは、折り紙を買ってきてと言われました。

趣味は、カラオケとipadで写真合成ですと言ったら、それは、病院では無理ですと言われ、折り紙が候補に上がったのです。

デイサービスで働いていたときに、ディサービスの様子を父親に伝えたら、「そんなチーチパッパな事できるか」とのたまったので、折り紙かぁ。

折り紙、100均では買いません。

角が合わなくて、父親がやる気をなくしそうなので、。

折り紙の柄も考えました。

高尚な折り紙になるように。

折り紙の本も買いました。

伝統折り紙とこれまた高尚さを醸し出しています。

そして、認知に有効なカレンダーもロフトで購入。

それらを持って、再び、病院へ。

そして、帰り道、無性に甘いものが食べたくなって。

リンツショコラブティックの計り売りで、7つのチョコを購入して帰ってきたのです。

いつも試食ではいただいていたのですが、買ったのは初めて。

今、キッチンの掃き出しの雨戸がトントンと小さな音がしました。

父親が昔、よく話していた話。

お寺の窓を叩く音が聞こえると、葬儀の相談にお寺を尋ねる人が来ると。

緊急入院ということで、父親の命を繋いでいたつもりで、このnoteを書き始めたけれど、もしかしたら、まだ、油断はできないのかも。

科学では、解明できない何かがあるのだと、色々体験した結論。


いただいたサポートで美味しいものを食べて、次のnoteに活かします。