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初めてのちゃわん蒸し蒸し

この間、初めて茶碗蒸しを作ってみた。

焼きプリンは、作ってみたことがあるが、茶碗蒸しは、お初であった。

昔、旦那の実家に帰省すると、お姑さんが、良く茶碗蒸しを作ってくれた。

茶碗蒸しをいただく際、毎回、お姑さんが、「簡単なのよ。」とレシピを教えてくれていたが、何回聞いても覚えることなく、この歳まできてしまったのである。

今まで作ろうとしなかったのに、なぜ、急にと思われるかもしれない。

きっかけは、ヘルパーさんであった。

ヘルパーさんに、実家の茶碗蒸しの器を譲ったのであるが、ふと、自分でも作ってみたくなったのである。

そして、前回のヘルパーさんの日に、ヘルパーさんと一緒に、茶碗蒸しに挑戦した。

卵1個に対して、だし汁150ccを混ぜて、蒸すだけである。

ああそうだ。

だし汁150cc。

姑さんの教えがよみがえる。

ここで、うんちくが入る。

ヘルパーさんに、大きい卵は、歳をとった鶏が生むって知ってますかと問う。

若い鶏が生む卵ほど、大きさは、小さくなるのである。

そういえば、最近、大きい卵ってスーパーでは、見かけなくなったと、ヘルパーさんと会話する。

さて、茶碗蒸しは、3人前作るので、ボールに卵を3つ割る。

そこに、水を150ccの3倍入れ、だしの素を振りかけると、ヘルパーさんが、「入れすぎ!!!」と叫ぶ。

後は、塩で味をつけるというので、塩を混ぜて、

我が家には、茶碗蒸しの器が無いので、個々のマグカップで作ることにした。蒸し器にマグカップを並べ、蓋は、何がいいのかな?と悩んでいると、ヘルパーさんが、食器棚から刺身皿を持ってきて、マグカップの上に並べ始めた。

ヘルパーさんが、具は入れないの?と問うのであるが、本日、めぼしい具は無い。

とりあえず、青梗菜の葉っぱを刻んで入れてみた。

茶碗蒸しを蒸していると、ヘルパーさんがのたまう。

「いつも思っているんだけど、アジフライさんて、味見しないよね。」と。

味見しましたよ。答えたが、

結局なんですけど、初めての茶碗蒸し作りは、失敗に終わった。

綺麗に蒸しあがったのであるが、味がなかった。

だしの素を入れすぎたので、だしの素が浮き上がって、茶色の茶碗蒸しになってしまい、見た目も悪かった。

「へんな味はしないから食べれるけど、茶碗蒸しの味しないよね。」と旦那がのたまう。

「濾さなかったの?」とも旦那に言われた。

そうだ、茶碗蒸しは、濾さないといけないのだ。

そして、味付けは、塩のみらしいので、もっと塩味を効かせなければ。

息子福山は、あまり茶碗蒸しを食べたことが無いので、ごまかせた。

ごめん、息子福山。

次は、具の入っている、もっとおいしい茶碗蒸しを食べさせてあげるからねと、誓ったのである。


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