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集団塾と個別指導塾の利点と盲点

集団塾は、錯覚から始まる。

私は、個別のピアノ教室に通っていました。

2つ目のカワイのピアノ教室での先生がとても優しくて、きめ細やかな指導をしてくださいました。音符の読み方からしっかり教えてくださったので、それらの知識は、中学、高校と、音楽の成績に直結する事となります。

しかしながら、個人で3箇所も点々とお教室が変わった影響で、進度は遅く、結局、バイエルを卒業できませんでした。

自宅のオルガンには、毎日、学校から帰ってくると、ずっと好きな歌の弾き語りをしていたので、普通の子よりもオルガンには、触れていたのですが、教本の練習をしていたかと言うと否です。

母親は、全くノータッチだったので、教本を進める練習が必要だとは、気がつかなったのが大きな敗因です。

さて、上の娘が左利きだったので、両手を使えるようにとヤマハの幼児教室に通う事となったのですが、集団授業だったんですね。

集団授業は、年間のカリキュラムが決まっておりますので、自分の子供の時にの失敗には、陥らなくて済みました。

クラスで落ちこぼれる事もなく、検定も合格しましたし、年一回ある発表会でも活躍しておりました。

しかしながら、最近になって娘に言われて後悔した事があります。

弾けないって。

音符が読めないって。

えっ?どうゆうこと?

エレクトーンを習っていた時に、楽譜を買って色々弾いていたのに。

そこで思ったんです。集団のお教室の盲点。個人の理解度とは関係なく、授業が流れていってしまい、子供によっては、定着しない事を。

話は変わりますが、息子福山は、中学生になって、トップ校の合格率の高い進学塾に入塾しました。

定期テストの順位順に席が決まる集団塾です。

さすが、カリキュラムは、よく分析されており、無駄の無い授業だったようです。

しかしながら、息子福山が中2病を発症いたしまして中2の夏に退塾しました。

その後、中3の6月に、個別指導塾に入り直したんです。

もう、高校受験は諦めていました。

とりあえず、基礎を固めて、勝負は大学受験だと。

個別指導塾だから、個人の進度によって、高みまで突き詰めれると思っていたのですが、やめた進学塾のように、よく分析されたカリキュラムがなかったんです。

先生は、大学生のアルバイト。

よく指導をしてくださったと思うんですけど、難易度が高い問題が解ける力は、つきませんでした。

まあ、それが息子福山の実力なのでしょうが、進学塾のカリキュラムを受けていたらと、遠い目になりました。

そして、高校に入学して初めての大手予備校の高校一年生用の模擬テストで、早稲田A判定の結果を出しました。

個別指導塾の指導のおかげで、基礎は固まっていた訳ですね。

でも、公立高校の難易度の高い問題は解けない。

2人の子供を育てた経験と自分の経験を照らし合わせて感じた事は、基礎を叩き込むのであれば、どこでもいいとは思うのですが、上を目指すには、カリキュラムのしっかりした所でしか勝てないけれど、集団塾のペースから漏れてしまうと、失うものは、大きいということです。

でも、個別指導塾で、学習する習慣がついて、高校3年間、息子福山が頑張れる糧になりました。


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