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4回目のおせちの注文

父親の介護に入って来年で4年目に入る。

1年目のお正月は、父親が入院していたので、実家で父親とのお正月が3回目を迎える。

入院中、主治医から、「どこに帰りますか!?」と問われ、自宅以外だと「老健」に入所しか選択肢が無く、ひとつの「老健」には3か月位しか滞在できないみたいで、「老健」を転々とする未来しか見えてなかった。

父親は、迷わず、自宅に帰れるものと考えていたであろう。

うちの旦那は、もう施設の方がいいと進めるが、母親が他界をした数日後に緊急入院をした父親は、自宅に帰りたいだろうとアドバイスを無視して自宅に連れ帰った。

一人暮らしの父親のもとには、平日毎日ヘルパーさんにお世話になっている。週に2回、リハビリの先生の訪問があり、週1回、自宅のお風呂に入る事が困難になった為に訪問入浴を頼んでいる。

あと月2回の訪問診療と排便管理の為の週1回の訪問看護の訪問があり、その他、毎日配達してくれるお弁当屋さん、薬を届けてくれる調剤薬局屋さんと介護保険めいいっぱい利用した介護サービスで、一人暮らしの父親を支えてもらっているのが現状である。

しかしながら、お正月の3が日は、あらゆる介護サービスはお休みである。

毎日、お弁当を配達してくれるお弁当屋さんもしかり。

なので、デイサービスでパートをしていた時は、自分も年末年始お休みになるので、年末から年始にかけて実家の父親のもとでお正月を過ごすした。

我が家は、義両親が元気だったころは旦那の実家に帰省をし、お正月を過ごしており、義母の注文したおせちが大みそかに届き、よくおせちを詰めたものである。

しかしながら、我が家の家族はおせちがにがてなので、自宅でお正月を迎えるようになってからは、おせちは用意しない。

実家では毎年おせちを頂いていた。おせちは割と好きである。そういった事情から、実家でのお正月の為に、髙島屋でおせちを頼むことにしている。

もう3回、髙島屋でおせちを頼んでいるが、カタログで選ぶのでよくわからず注文していたが、去年のおせちは良かった。

二人分に分けられ、奮発したおせちにしたのだが、このぐらいが父親にふさわしいおせちだと思った。

父親が今までの人生で頑張った価値に見合ったおせちであるような気がした。

来年のおせちのカタログが届いていたが中をまだ確認していなかったのであるが、本日、確認をし、また二人分に分けられた、おせちにしようと思っている。

カタログを見ていたら息子福山が覗いてきて「おせちか」とのたまうので、最近のおせちは、「ローストビーフとか、ローストビーフとか、ローストビーフとか、なんだよ。」と言って、パンフレットを見せると「高!!」

自宅に残った3人は、お正月、何を食べているのだろうか。たこ焼かな?


いただいたサポートで美味しいものを食べて、次のnoteに活かします。