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新時代に対応した持続可能な部活動推進

茨城県鉾田市で「新時代に対応した持続可能な部活動推進」の仕組みづくりを行っています。

日本バレーボール指導者協会の山田さん、三枝さん、樗木さんと総合電機メーカーのエンジニアの方々と連携して、継続的に鉾田市のみなさんと実証事業を行なっています。

現在の部活動を取り巻く環境は決して良いものとは言えません。一人or二人の先生が安全管理、技術指導、人格形成に至るまでを責任を持って取り組んでおり、現場の先生方への負担が大きすぎて、全く持続可能じゃないなーと感じます。

そこで、僕らは昨年からU20日本代表女子バレーボール監督の山田さん、U17日本代表女子バレーボール監督の三枝さんと連携して、鉾田市役所、鉾田市の4つの中学校女子バレーボール部と「持続可能な部活動推進とは何か」について議論をしたり実証実験に取り組んできました。

1年半の取り組みの中で見えてきたことは、部活動に競技のトップ指導者など多様な大人たちが関わることによって、先生方の負担が減っていくのではないか?ということ。

部活動指導をしている先生は、競技経験がある方、そうでない方とバラバラです。さらに、本格的な指導について学んでいる先生が全てではありません。

特に公立中学校は生徒の部活動に取り組むモチベーションに個人差があるので、先生の身体的な負担だけでなく精神的な負担もとても大きいと思います。

現地で中学生に指導を行う山田さん(右)と樗木さん


三枝さんは岩手県からオンラインで中学生を指導

そこで、山田さん、三枝さんのようなトップ指導者に先生方が気軽に相談できる環境をつくり、競技を通じた人格形成、技術指導の対話ができるコミュニティをつくることで先生の成長にもつながりますし、その成長した先生が指導をする生徒の成長にもつながる循環が生み出せるのでは?と感じています。


公立中学校で部活動指導をしている先生は日々の生活の中でトライアンドエラーを実践する機会はあるのかと考えてみると、圧倒的に孤独なんじゃないかなーと。今回の事業では先生方の挑戦を孤独にしない。多様な関係者にとっての挑戦にすることで、生徒たちの成長、先生の成長、地域の成長に繋げていけると良いなと考えています。

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