高繁勝彦(アドヴェンチャー・ランナー)

PEACE RUN世界五大陸4万キロを走るアドヴェンチャー・ランナー、日本一周約7千キロ、北米5千3百キロ、豪州5千2百キロ、ニュージーランド2千8百キロ、西欧3千370キロ走破完了。現時点で3大陸で1万7千キロ。残り3大陸(ユーラシア・アフリカ・南米)で2万3千キロを走る。

高繁勝彦(アドヴェンチャー・ランナー)

PEACE RUN世界五大陸4万キロを走るアドヴェンチャー・ランナー、日本一周約7千キロ、北米5千3百キロ、豪州5千2百キロ、ニュージーランド2千8百キロ、西欧3千370キロ走破完了。現時点で3大陸で1万7千キロ。残り3大陸(ユーラシア・アフリカ・南米)で2万3千キロを走る。

    最近の記事

    単調さとは耐えるものではなく…

    ランナーというのは、「走る」というひたすら単調な動きを繰り返す人たち。 その単調さに「耐える」というのは恐らく多くのランナーがやっていることかもしれない。 走ることで、これまで二万キロあまり旅を続けてきた私流に言わせれば、「耐える」と辛くなるから、楽しみながら「受け入れる」のがいいんだと思う。 山を登る人(=クライマー)も、自転車を駆る人(=サイクリスト)も、長い距離を長い時間移動するなら、同じことを延々とやり続けなくてはならない…まあ当然のことではあるのだけれど。

      • 考える時間よりも感じる瞬間

        朝、スロージョグを楽しみながらいろんなことを考えます。 考えている時間は呆然と過ぎていくことが多いのですが、ふと一瞬ひらめいたアイディアに我ながら驚かされることがあります。 東日本大震災の直後に思いついた「RUN×10(ランバイテン)運動」もそんな風にしてひらめいたもの。 考えることも大切なのですが、考え直したことは大抵の場合が失敗につながることが多いように感じます。 最初に考えたことは直感から生まれてくるもので、それは前世での記憶とつながっていたり、自分の内にある何

        • 町を語る

          笑顔がたくさんある町は平和な町。 通りにはゴミ一つ落ちていない。 ドライヴァーも思いやりある運転をしてくれる。 ダウンタウンのお店の人も見知らぬ旅人に手を振ってくれる。 教会の鐘の音にも平和への祈りが込められている。 朝、スクールバスを待っている小学生の子供たちが、 元気のいいあいさつをしてくれる。 家の前で荷物を車から家に運ぼうとしていたおばさんが 歩道で自分が通るのを待っていてくれる。 旅をしていて、ありがたいと思

          • トラヴェラーズ・ハイ

            走っていて妙に気持ちが昂っていき、脳内に麻薬のような効能を持つβ(ベータ)エンドルフィンが分泌される…そんな状況を「ランナーズハイ」と呼ぶけれど、旅人にとっても同じような現象が実は起こり得る。 特に、異国の街を地元民のように振る舞いながら堂々と闊歩する時であったり、初めての土地なのに、なぜか妙に懐かしく感じられたりする時はそう。僅かの時間滞在するだけで、まるで故郷に帰ってきたかのような錯覚に陥ってしまう。 きっとそれは前世の記憶のデジャヴ(既視感)。 自分自身の魂の断片

            ランも人生も自然流

            速く走りたければ 時間を気にするのはやめよう 長く走りたければ 距離を意識するのはやめよう 走ることを純粋に楽しみたければ 数字を気にすることなく 時計やGPSは身につけないでおこう 美しい風景があれば 写真を撮る前に 自分の五感でその美しさを堪能しよう 体のどこかが痛ければ 鎮痛剤を使うよりも 自分の体の声に耳を傾け体と対話しよう 心地よく走りたいのであれば 風景の一部になったつもりで その場の空気に完全に溶け込んで 風に同化してしまおう 何かを犠牲にしたり 我

            旅について

            旅人である自分が、旅のさなか、他の旅人に出会うこともしばしば。 国内外どこでも旅をする人はいる。 世の中がコロナ禍であろうが何であろうが、お構いなしに移動し続ける人生を選択した人々たちだ。 世界の情勢とは別の流れで自分の生き方を貫こうとする姿勢には頭が下がる。 無論、僕も旅の空の下にいる間は、そんな日々を送っている。 人の手がふれていない原野とか極地を旅する人たちは冒険家であったり探検家であったりする。 とはいえ、今の時代、人跡未踏の地というのはさほど多くはないし

            老いと向き合う

            「高齢者人口 過去最多を更新 総人口の3割近くが65歳以上に」 国内の65歳以上の高齢者人口が過去最多を更新し、総人口の3割に迫っている。 9月20日の敬老の日を前に総務省が公表したまとめによると、9月15日時点の高齢者数は推計で 2020年より22万人増えて、3,640万人となった。 総人口が51万人減少する中、高齢者が占める割合も29.1%と過去最高を更新。世界でも最高水準となっている。 また、65歳以上で職に就いている人は、2020年、906万人と9年連続で過去最多

            残り5ヶ月の目標を可視化する

            2021年、残り5ヶ月の目標…というか引き続き今までやっていることを継続する訳ですが、改めて文字にして残しておこうと思います。 夢とか目標というのはやはり可視化しておくのがいいですね。 五感を通じて自分に言い聞かせるという意味では、手で書いたものを目で見て、声にして口と耳にも再確認させておくのも大切。 1)心地よさを大切にする(衣食住のすべてにおいて) 2)心穏やかに笑顔で過ごす(口角を上げてハッピースマイル) 3)楽しいこと素敵なことにフォーカスする(ダークでネガ

            暑さとの共存

            自転車、ランニング共にこれまでの旅の大半は季節で言うと夏。 真夏の酷暑を走る中で、何度も意識朦朧となり、何度もやめたいという気持ちにもさせられた。 日本国内では2010年、最初の日本縦断ランニングの旅。38度の国道8号線、北海道から南下して福井市内に入るあたり。 トンネルが曲者。暑さで多少は涼しく感じられるものの、騒音と排気ガスと歩道のないトンネルはある意味ストレスと恐怖が蔓延するところ。 経験した最高気温はアメリカカンザス州キングマンでの47.7度。 2011年の

            "I(私)"が"We(私たち)"に変わる時

            ちっぽけなことにとらわれていると自分を見失ってしまう。 自分にばかりとらわれていると周りが見えなくなってくる。 僕らはこの世界で、この宇宙で、生きて生かされている。 与えられた命で、与えられた時間で何ができるのか、今自分にできる何かに全力を尽くすこと。 それが、誰かの笑顔に、誰かの心の平穏につながるのであれば正解。 一人一人を思いやり みんなのために行動する 「私」から「私たち」に意識を変える エゴではなくエコ 愛し合おう 笑い合おう それが平和への道

            森の小径で

            2016年の西ヨーロッパランニングの旅では大小様々なトレイルを辿る機会に恵まれた。 舗装された道路は主に自動車が走る道。徒歩旅行者はトレイルなど細くて狭い道を辿るのが普通だ。 イギリスでは運河沿いの遊歩道が多かった。自転車も通る道になっているのだけれど舗装されたところは少なかった。 車止めがある度に幅のあるバギーは立ち止まらざるを得ない。 バギーから荷物を下ろし、荷物だけまず車止めの向こうに運び、次はバギーを折り畳んで運ぶ。車止めの向こうでバギーを組み立て、荷物を再度

            体との対話

            誰かに暴言を吐くことと自分の体を酷使することは、実は人間の同じ心理から来ている。 自分の思い通りに動かないから腹が立ってキレる。 さらに相手を責める意味で痛めつける。 「うまくいかないのはお前のせいだろ?」 そこには完全な個人のエゴが爆発している。 相手の声を聴くことなくして相互のいい関係は保てない。 一方的な思いをぶつけるだけではコミュニケーションは成り立たない、アタリマエのこと。 感謝感激感動の思いがあれば、相手の声を聞いて、相手の感じることに共感することも

            頭・心・体を日々フルに動かす

            体の一部の機能を長期間使わずにいると次第にその機能が衰えてくるし、それに伴ってさまざまな徴候が現れてくる。専門用語では「廃用(はいよう)症候群」と言われる。 脳卒中やケガなどで、長い間筋肉や関節を動かさないままでいると、筋肉や関節の働きが衰退して、思うように動かせなくなることは高齢者にはありがちなこと。 我が父が入院を繰り返すたびにベッドに寝かされ脚の筋肉が衰えてしまったのはまさにその一例。ランニングで足を故障して、全快した後走り出そうとするとなかなか脚が思うように動かな

            タイガとツンドラの原野を行く

            アラスカ~ユーコン準州(カナダ) 1994年6月~7月 愛車MUSASHI号(キャノンデールT-2000)でアンカレジ(米・アラスカ州)を6月2日に出発して、フェアバンクス経由で北極圏を突破した。 その後、コールドフットという世界最北のトラックステーションのある集落で数日キャンプしたが、連日の雨にたたられる。運良く出会った親切な夫婦のピックアップトラックで自転車ごとヒッチハイクさせてもらうことにして、再度フェアバンクスまで戻ってきた。 もともと計画になかった北極圏横断と

            ミッドナイト・サン・イン・アラスカ(アラスカの沈まぬ太陽)

            〜米・アラスカ州フェアバンクス~北極圏(1994年6月:アラスカ北極圏横断+カナダ横断自転車旅行)  風はいつになく生温かく、それでいて妙に肌になじんだものだった。きっとこれは雨が降る前兆なのだ。 巨大で獰猛(どうもう)な蚊の群れが後から追ってくる。一度刺されたら3~4日は痒みが消えず腫れが残るのだからたちが悪い。 アラスカで凶暴なのはグリズリーベアよりはモスキート(蚊)の大群。ジーンズの上から血を吸ってくるし、一度血を吸われると1週間以上痒みが続く。血を吸われすぎて出

            自由と孤独と寛容と

            肉体的にも精神的にも辛い場面に出くわした時、人はもがき苦しむ。 そして、そんなシチュエーションから逃避するための方法を模索しはじめる。 だが、前にも進めない後にも退けない状況になった時、あなたならどうするか? そんな時は、自分のエゴがマックスになっているということ。 開き直るのでもなく、卑屈になるのでもなく、客観的に自分を見たら、素直に今ある状況を、ありのままあるがまま、寛容な気持ちですべて受け入れてしまおう。 ちっぽけな自分にとらわれてしまうから自分のことしか見えなくな