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ダイバーシティを推進するピースマインドで働く3人の女性管理職にインタビュー!「全ての社員が活躍できる働きやすい職場」について考えてみました。(前編)

こんにちは。
ピースマインド 広報PR室の末木です。

ピースマインドは、2021年1月6日付で女性活躍推進優良企業「えるぼし」の最上位(3段階目)に認定され、幸先の良い2021年のスタートを切りました!

「はたらくをよくする®」を支援するプロフェッショナル企業として、日ごろから社員の多様性を尊重し、性別、年齢、国籍などに関係なく活躍・成長できる企業風土づくりを推進し、ピースマインドで働くすべての社員がますます活躍できる職場環境を目指して制度の改定や施策を実践した結果、「えるぼし」の基準を満たし認定に至りました。

私は今年で勤続14年になりますが、入社当時から今までずっと、ピースマインドには女性の役員や管理職がいて、女性が男性と肩を並べて活躍している姿を見続けてきました。産休・育休を取得後、復職していきいきと能力を発揮している仲間も沢山います。
長らくこの環境に身を置いているわたしにとって、女性が活躍できる職場は”あたりまえ”の日常ですが、ニュース等を見ていると採用や管理職の男女比率等、日本の社会にはまだまだ格差があるように感じます。

今回、えるぼし認定を受けて、改めてピースマインドの「全ての社員が活躍できる働きやすい職場」がどのように成り立っているのか、3人の女性管理職にインタビューしながら考えてみました。(前編・中編・後編に分けてお届けします。)


2度の産休・育休を取得後、管理職として活躍し続けているコンサルティング部 統括マネージャー・後藤麻友さんの声

コンサルティング部(*1)統括マネージャー・後藤麻友さんは、2011年と2013年の2回、産休・育休を取得しています。産休に入る前、育休中、復職後に感じた率直な気持ちや仕事に対する想いを語ってもらいました。

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■産休・育休・復職時に感じた事

末木 
最初の産休・育休はいつ頃取得したのですか?

後藤 
2011年の4月下旬です。

末木
東日本大震災の直後ですね。

後藤 
そうなんです。地震という大規模なクライシスが発生して世の中とても大変な時期で、会社もとても繁忙で・・・当時の上司に産休・育休を申し出た時には、こんな時に休むなんて申し訳ない気持ちでいっぱいだと伝えました。

末木
上司の反応はどうでしたか?

後藤  
『申し訳ないなんて思う必要ないわよ!少子高齢化社会に貢献しているんだから、むしろ胸を張って休みなさい!』と力強く言ってくれました。後ろめたい気持ちがあったので、肩の荷が下りたような気がしました。

末木
同僚の反応はどうでしたか?

後藤  
出産、頑張ってね!!とみんなで応援してくれて、誰にも嫌な顔をされなかったんです。温かく送り出してもらえる環境が本当にありがたかったですね。

末木 
当時、産休・育休を取得している社員は他にいましたか?

後藤  
同じタイミングではないけれど、何人かの先輩が産休・育休から復職されていて、すでに道を切り開いてくれていました。育休中にできたママ友の中には、妊娠したら仕事を辞めるのがあたり前という企業文化の会社に勤めていたという人もいたので、自分は恵まれた環境にいるんだなと感じました。

末木
育休中はどんな生活でしたか?

後藤
出産直後は完全に昼夜逆転してしまって、初めての育児に戸惑いながら何とかこなしている感じでしたね。2か月目からは子どもがよく眠ってくれるようになったので、気持ちにゆとりが出てきました。そうなってくると、今度は会社と関りがなくなってしまう寂しさや戻った時に働ける場があるのか・・・といった不安が沸いてきて・・・

末木
寂しさや不安をどうやって解消したのですか?

後藤
子育て中のピースマインドの先輩社員を中心に会社のメンバーとSNSやプライベートのメールで積極的に交流していました。連絡を取り合うことで「みんなと繋がっている」と安心できました。

末木
育休を終えて、職場復帰後はうまく馴染めましたか?

後藤
休んでいる間に新しいメンバーが増えていたり、同じ会社なのに何となく雰囲気の違いはありました。でも、育休中に先輩や同僚とのSNSやメール等のやりとりの中で、会社のトピックを教えてもらっていたので、気持ち的には違和感なく復帰できました。

末木 
最近は、社内報『はたらぼ』(*2)も産休・育休中の社員にとって会社の様子を楽しみながら知ることができるツールとして人気ですよね。業務面で苦労したことはありますか?

後藤
時短で帰る申し訳なさがまず一番にありました。短くなった勤務時間の中で業務をコントロールするのも難しかったですね。それでも、周りのみんなが「もう時間だから帰って~!」と声かけてくれる環境なので優しさが身に沁みます。
すみません早く帰っちゃって・・・という思いはずっとあって、いろいろ葛藤もありながら、仕事と育児を両立する生活が2年続き・・・

末木
おめでたいことに第2子を授かって2度目の産休・育休を取得されたのですよね?2回目の取得時の率直な気持ちを教えてください。

後藤
ライフキャリアで2人子供がほしいとずっと思っていて、仕事も家族もどちらも大事にしたい!と考えているので、抵抗感はなかったです。その時は同僚が同じ時期に産休・育休に入ったので、仲間がいてとても心強かった!あたり前に育休・産休を取得する女性社員が増えている状況に、会社がよりよく成長していると感じました。

末木
お子さんが2人になって生活リズムに変化はありましたか?

後藤
もう大混乱!!!新生児のお風呂と2歳児のお風呂。どっちを先にどうやってやりくりしたらいいのか?!てんやわんやでした。2人目が生まれてから数か月は、夫の帰宅時間が比較的早かったので子育ての分担はある程度できたのですが、夫が忙しい時期に会社の飲み会でさらに帰宅が遅くなったりすると、『飲み会なんか行ってないで早く帰ってきて子育て手伝って!』と不満がたまったり、夫は夫で私に対して『仕事してないんだから子育てしてよ。家のことは回してよ。』という感情を持ったりしていたと思います。

末木
生活に変化があった時ってリズムを掴むまで大変ですよね。2人のお子さんの子育てに奮闘し、1年の育休期間を終えて仕事復帰した時の職場環境はどうでしたか?

後藤
休みに入る前よりも制度が進化していて、モバイルワークという選択肢が増えたのは嬉しかったです。子どもが少し熱を出している時などに、「自分自身は元気だから働きたいのに働けない。」という状態に陥らずにすむので、ありがたいですね。


働くママにとってのピースマインドの働きやすさ

末木
2020年はコロナ禍でのピースマインドの「わたしたちのはたらくをよくする®」取り組みもますます加速して、モバイルワーク規定はさらに改良されましたね。働くママにとってピースマインドの良さってどんなところですか?

後藤
子どもが就学するまで時短勤務できるところや、こどもの発熱等の不調時に突発的でも休暇が取れること。そして、日常的にモバイルワークができることですね。

末木
昨年は時間単位休暇の制度も整い、仕事と介護・育児を両立しやすい環境がアップデートされたと感じています。ただ、制度はいろいろ整っているとはいえ、2人のお子さんの育児と管理職として会社勤めを両立するのは正直大変だと思うのですが、ワークエンゲージメントを保つ秘訣は何ですか?

後藤
産休明けの時短勤務の時には、やりたいことをやりきれないと感じる時間的な制約がありました。それでも、会社がその状況を含めて自分を受け入れてくれていると感じるし、好きな仕事ができているので、私はいつも満たされています。管理職として何を実現すれば、メンバーのみんなも「満たされてる」状態で一緒に長く働いていけるかをいつも考えています。

末木
後藤さんは、昨年末に発表されたピースマインド社内の”わたしたちのはたらくをよくする”新たな取り組み「わべ活(*3)」で「パパママ部」を立ち上げていますね。立ち上げの経緯を教えてください。

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後藤
社内報『はたらぼ』で私が仲間と一緒に担当しているコーナー「ゆいま~る便(*4)」の8月号で、産休・育休から復職したメンバーにインタビューをしたのですが、その中で情報交換ができる場がほしいという意見がでました。ちょうどPeople and Culture(*5)のメンバー内でも社員間交流を検討していたので、まずはこのテーマでやってみよう!ということで、9月にパパママZoomランチ会を開催しました。パパママ当事者に限らず、興味のある方も大歓迎!で参加者を募り、16名の方にご参加いただきました。

末木
パパママZoomランチ会の様子は、後日「ゆいま~る便」の記事で読みました。パパママ社員のみんなが在宅勤務について、「子供と過ごす時間が増えた」「子供が自分たちが仕事をする姿を見れるというのはこれまでになかったこと」と好意見が多かったことが印象に残っています。

後藤
これまでは平日に子供と遊ぶのは難しかったけれど、最近では子供と散歩に出かけて父子の大切な時間を過ごせるようになったとか、子供を学童に預ける日を極力減らして、授業が終わったらすぐに帰宅させ、子供が宿題やゲームをしている傍らで仕事をするようになったという方もいました。一緒に過ごす時間が長いと、わが子ながら「こんな子だったんだ!」と良くも悪くも発見がたくさんあります。

末木
一緒に働くみんなの仕事中には見えなかったパパの顔やママの顔を垣間見て、子育て中という自分とは違うライフステージにあるメンバーの苦労も喜びも知ることができて良かったです。「ゆいま~る便」では、産休・育休から復職した方々の「復職にあたって不安だったこと」「焦り」「実際に戻ってきて仕事のペースを取り戻せたのはいつごろ」といったリアルな声も紹介されていて、なるほど・・・と勉強になりました。『同僚や上司が焦らないでってフォローしてくれるのが安心。「おいおいやってもらいたいけど、おいおいだからね」って、焦らないで、仕事に向き合える環境を作ってもらえている。だから早く元の感覚を取り戻したいって思います。』とコメントしていた方の声が特に印象的でした。復職する方にはどうしても焦る気持ちが起きると思うので、サポーティブだと感じてもらえるような会話は大切ですよね。

後藤
「ゆいま~る便」は、社員ひとりひとりの状況をお互いに把握して助け合える風土を促進することがテーマなので、そう言ってもらえると嬉しいです。

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※社内報「はたらぼ」の「ゆいま~る便」では、座談会の様子と共に、後藤さんから臨床心理士の目線で子育てに関するアドバイスも掲載されていました。(一部抜粋)


後藤
「わべ活」のパパママ部は、パパママZoomランチ会に参加できなかった方から「後から気づいた!参加したかった!」という声や、参加者からも「継続して開催してほしい」という声が挙がったので、「わべ活」開始時に、ここで実現しよう!と思い、立ち上げました。

末木
パパママ部、後藤さんが発信したSlackスレッドにコメントがたくさん寄せられて、どんどんメンバーが集まっていましたね。

後藤
仕事と子育てを両立する難しさって、普段あまり口に出さないけれど、みんないろいろ抱えています。同じ会社だから話せることや共感し合えることも多いと思うので、「わべ活」のパパママ部でちょっとした愚痴を言い合ったり、どんなテーマでも気軽に相談し合って、コミュニケーションが更に活性化すると嬉しいです。部として何ができるかは模索中ですが、これからみんなで考えて楽しく取り組んでいきたいです。

末木
ありがとうございました!


まとめ

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ピースマインドのコミュニケーションの輪の広がり


それぞれの立場や思いを語り合える場として、Slackの雑談チャネルを活用したり、Zoomによるオンラインの懇親会を企画・実行し、その様子を社内報でまとめ記事として共有することで興味・関心のある社員同士の輪が広がり、さらに「わべ活」で継続・拡大していく。
今回のインタビューで、ピースマインドの社員ひとりひとりが「はたらくをよくする®」ために自分に何ができるかを日々考えながら、わたしたちの”はたらくをよくするエコシステム”をボトムアップで形成していることが、ピースマインドの働きやすさの基盤だと感じました。
そして、一緒に働く仲間が、いまどんなライフステージにあるのか、どんな考えを持っているのか「ちゃんと知る」ことが、コミュニケーションの活性化や相互理解の肝で、その姿勢が企業文化として根付いていることもピースマインドの特長です:)

※中編・後編(2月上旬配信予定)では、様々なライフステージにあるメンバーを支援する女性執行役員の声や、ピースマインドで働く全ての人がいきいきと働きやすい職場環境づくりを推進している管理部人事総務グループ長の女性社員から聞いた「えるぼし」認定の経緯についてご紹介します。
ぜひご覧ください。

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*1 コンサルティング部/コンサルタントとは
ピースマインドは短期解決志向を基盤に置くEAPサービスをご提供しています。当該サービスに携わる心理の専門家(臨床心理士や精神保健福祉士、公認心理師などの有資格者)をコンサルタントと呼び、コンサルタントが所属する部門をコンサルティング部としています。

*2 「はたらぼ」:ピースマインドの社内報 ☟紹介記事はこちら☟

*3 「わべ活」:「わたしたちのはたらくをよくする」ための「個」の健康づくりと「チーム」づくりを、楽しく、わくわくと実施するための施策『Working Better 活動、略して「わべ活」』 ☟紹介記事はこちら☟

*4 「ゆいま~る便」:ピースマインド社内報「はたらぼ」のコーナーのひとつ ☟紹介記事はこちら☟

*5 「People and Culture」:これまでに取り組んできたピースマインドの「わたしたちのはたらくをよくする」活動をまとめ、ブラッシュアップし、更によくするためには何が必要かを追及する機能 ☟紹介記事はこちら☟

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