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ウィズ/アフターコロナの「わたしたちのはたらくをよくする」をリードするP&C管掌役員にインタビューしてみました。

こんにちは。
ピースマインド・広報担当の末木です。

東京都は6月11日に東京アラートを解除し、小池百合子知事は『いわゆる休業要請などは終了し、経済社会活動が全面的に営まれる新たな局面に入っていく。これまでは自粛ばかりお願いしてきたが、これからは自らを守る自衛の時代。自粛から自衛への局面ではないか。』と話していました。

また、国土交通省の2020年度版「観光白書」には「大人と子供がまとまった休日を過ごす機会を創出するキッズウィーク等の休暇の分散化」や、「出張のついでに出張先で旅行を楽しむブレジャー」、「 休暇中に滞在先で仕事をするワーケーション」といった多様な休み方や働き方が可能となる環境づくりや、個人のライフスタイルが多様化する中、観光地や観光事業者がニーズの変化に適切に対応していくことも重要であると述べられています。

コロナ禍における人びとの生活や働き方は今まさに新しいフェーズをむかえており、より良いワークライフバランスを保つために「はたらくをよくする®」ことがマストの時代と言っても過言ではないでしょう。

お客様の「はたらくをよくする®」ためのサービスを提供しているピースマインドでは、お客様により良いパフォーマンスを提供するには、その主体であるわたしたちピースマインドの社員ひとりひとりが、「はたらくをよくする®」環境に身を置き、それを実践している必要があるという観点から、2020年4月「People and Culture」(以下、P&C)という機能が、新たに立ち上がりました。
P&Cは、これまでに取り組んできた「わたしたちのはたらくをよくする」活動をまとめ、ブラッシュアップし、更によくするためには何が必要かを追及する機能です。

P&C図

今回はP&Cの管掌である小薬執行役員に、ピースマインドのP&Cはどうやってできたのか?と、P&Cにかける想いについてインタビューしてみました。


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小薬理絵プロフィール

執行役員
臨床心理士 公認心理師 EAPコンサルタント
夫・猫のダイくんと2人+1匹暮らし
趣味は廃線鑑賞と寺社仏閣巡り

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※今回のインタビューはgoogle meetで行いました。

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P&Cはどうやってできたのか?

末木
P&Cはどうやって発足したのですか?

小薬
昨年末頃かな・・
「はたらくをよくする®」会社として、「わたしたちのはたらくをよくする」を推進していく機能が必須だけれど、会社として重要な取り組みなので、役員の管掌にしたい。ぜひ小薬さんにお願いしたい。って、荻原社長から打診されてね。

末木
普段、寡黙な荻原社長から、直接熱いオファーがあったのですね。

小薬
そうね。笑
とても真摯な姿勢に胸を打たれて「ぜひ!」と引き受けました。コンサルティング部*の「サンクスポイント」が荻原社長の心を掴んで、私に白羽の矢が立ったという側面もある様です。

末木
「サンクスポイント」の由来を教えてください。

小薬
コンサルティング部では、コンサルタント*メンバーがEAP相談窓口で日々いろいろなご相談を受ける中で、心的な負荷が強くかかるケースもあるので、特に対応にパワーがいるリスクケース対応時に「リスクポイント」が溜まる仕組みをつくりました。「リスクポイント」がたまっている人はそれだけセンシティブな案件を多く扱っているということなので特にケアが必要です。月1回ポイントを集計して、一定数以上ポイントがたまっているメンバーを集めてランチ会を開催していました。ざっくばらんに仕事の話をしたり、プライベートの趣味の話で盛り上がったり、自由に話しながら肩の力を抜いてもらう時間を共有しました。
リスクポイント制度を導入してから1年後、コンサルタントメンバーから「リスクだけじゃなくてポジティブなことにもポイントがほしい」という意見があがってきて、現在の「サンクスポイント」制度ができました。コンサルタントメンバー間で「普段の業務内で特別にやってくれたこと」をカードに書いて指定のボードに貼り、感謝の気持ちを伝えるという取り組みです。

末木
かわいいカードに書かれたいろいろなメッセージが他部門にも見える形で貼り出されているので、わたしもボードの前を通り過ぎる度に足を止めて読んでいます。
カードに書かれた内容から「この人は業務外でもこんなことをしてくれているのだな」と感謝したり、カードを書いた人の名前をみて「あの人は細やかなことにも丁寧に気持ちを伝える素敵な人だな」と思ったり、メンバー同士の暖かな関係性やパーソナリティを垣間見ることができて心が和みます。

小薬
サンクスポイントはとても好評で「わたしもやりたい!!」という声が、コンサルティング部以外のメンバーからもあがるようになって、全社で何かしようという機運が高まっていった様に感じます。

note_サンクスカード

★コンサルティング部のサンクスカード。毎日たくさんのメッセージが寄せられています。

*コンサルティング部/コンサルタントとは:
ピースマインドは短期解決志向を基盤に置くEAPサービスをご提供しております。当該サービスに携わる心理の専門家(臨床心理士や精神保健福祉士、公認心理士などの有資格者)をコンサルタントと呼び、コンサルタントが所属する部門をコンサルティング部としています。

Culture and Communications

末木
「わたしたちのはたらくをよくする」は、ピースマインドの社員ひとりひとりが働きながらいつも意識している事だと思うのですが、P&Cの対象の「コミュニケーションの活性化」をリードするCulture and Communications(以下、C&C)推進メンバーについて教えてください。

小薬
C&Cの目的はコミュニケーションの活性化なので、まずは有志メンバーを募りました。Slackで全社員にメッセージを送った時には「全然集まらなかったらどうしよう・・・」とドキドキしていたのですが、募集開始数日で8人が立候補してくれました。

末木
C&C推進メンバーに期待することは何ですか?

小薬
C&C推進メンバーには、あまり堅苦しく「ミッション」と感じるのではなく、「なんでも自由に楽しくやってみたいことのアイデアを出して実行してみて!」と伝えています。
「やってみた効果がどうだったか」といった効果検証は私がやるので、メンバーはきっちりゴールを決めなくても良いんです。若手社員を中心に、足枷なく楽しく取り組んでもらうことでみんなのいきいき度があがることに期待しています。

末木
C&C推進メンバーはどんな活動をしているのですか?

小薬
まずはキックオフMtgで以下テーマについて意見を出し合っていました。

1)はたらきやすいと感じる、職場での人間関係(温度感・距離感)
①上司・部下間 ②同じ部署のメンバーとの間 ③他部署のメンバーとの間
2)はたらきやすいと感じる、職場全体の雰囲気(組織風土)
3)「はたらくをよくする®」ために、会社全体または一部に対して、やってみたいこと
4)現在、社内の雰囲気やコミュニケーションにおいて、「ここが変われば、もっと良くなるのに」と思っていること

末木
まさにピースマインドのミッション『「はたらくをよくするエコシステム」を創り、いきいきとした人と組織を増やす』の体現ですね!今後の取り組みについては、後日C&C推進メンバーに話を聞いてみようと思います!


ウィズ/アフターコロナのP&C

末木
コロナ禍の現在、働き方の多様化が急速に進んでいます。4月の緊急事態宣言前から、ピースマインド社内でも全社員がフルリモートワークを経験し、毎日定時にオフィスに通勤しなくても運用できる業務も多いことがわかったので、会社としてこれからの働き方について検討する段階に入っていると思います。小薬さんがP&Cとして、これから注力しようと考えていることを教えてください。

小薬
まず人事と相談して今回のリモートワークについてアンケートを取ってもらいました。リモートでもできる仕事が多い中で、オフィスに集まることの価値を社員ひとりひとりが問い直してみることが大事だと考えたからです。
集計はこれからですがアンケート結果を踏まえて、リモートワークのメリットを活かしなから、同じ空間で過ごすことで引き出せる価値を整理して、全社員が心身共に健康でいきいきと働くことができ最大限のパフォーマンスが発揮できる環境を、みんなと一緒に考えながら作っていきたいと思っています。

末木
アンケートはわたしも回答しましたが、「いま何を考えているか」「どう感じているか」を会社に率直に伝えられる良い機会だと思いました。また、自分が置かれている環境やパフォーマンスについて客観的に振り返るきっかけにもなって頭の整理もできました。

小薬
心理の専門企業として、社員ひとりひとりが「自分で考え、自分自身に向き合う力」を高められる様に伴走することもP&Cの大事な役割だと考えています。カウンセリングを生業としているわたしたちが、それを自身の仕事の中でも体現していけば、自ずと強いチームを作ることができるからです。

末木
自分自身を振り返ることって、できているようで案外見落としていることも多いので、今回のアンケートもそうですが、会社が業務の中で振り返りの場をつくってくれると、気づきが多くて自分の成長にもつながるように感じます。そして、自分と向き合った後、自分の考えや思いを一緒に働く仲間たちに伝えることも大事だと思います。

小薬
そうですね。心理的安全性が保たれた健康的で自然な人と人の距離感の中で、管理職が部下に対して「厳しくても相手を思いやって成長を促すために指摘する」とか、部下が管理職に対して「率直な意見を臆せず言っても大丈夫」という関係性は大事ですよね。


「わたしたちのはたらくをよくする」

末木
最後に、小薬さんにとっての「わたしたちのはたらくをよくする」とは何ですか?

小薬
ひとりひとりが、その違いも含めて尊重され、自分を発揮することで会社の発展が実現される仕組みができることです。それは決して「わたしだけ」の発想ではなく、「わたしたちみんなで」の発想に基づいたものでありたいと思っています。そのためには自分の良い点も悪い点も公平に眺められる「強さ」が必要で、それを支える「仲間」と「場」が必要だと思います。理想論かもしれませんが、一歩でもそれに近づけるよう取り組む、そのこと自体が、「わたしたちのはたらくをよくする」ことなのではないかと思います。

末木
ありがとうございました!

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生活や働き方が否応なく新しいフェーズをむかえている中で、ピースマインド社員も変化に順応する術を日々いろいろなことを試しながら探っています。ピースマインド社員ひとりひとりが「自分で考え、自分自身に向き合う力」を高めながら「わたしたちのはたらくをよくする」様子を、今後もnoteでご紹介していきますので、ぜひご覧ください。


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ピースマインドは『ウィズ/アフターコロナの働き方に適応するためのメンタルヘルス・オンライン研修』シリーズの提供を開始しました。

ウィズ/アフターコロナの現在、企業における集合研修実施が難しい状況下で、オンライン研修のニーズが高まっています。
ピースマインドの心理の専門家プロジェクトチームは、これまでに実施してきた震災ケア等の企業向けクライシスケアやグローバル大手企業を中心とした外資系企業の先進的な取り組みの支援実績と、コロナ禍においてピースマインド全社員が経験した在宅勤務の知見を統合して開発しました。

詳しくはこちら☟
https://www.peacemind.co.jp/newsrelease/archives/241



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