見出し画像

根っこを知る旅①*沖縄 ヤハラヅカサの 浜下りに、祈り舞う。

4月1日〜5日に沖縄へ旅してきました。
今回の旅の目的は沖縄地方に伝わる『浜下り(ハマオリ)』の日に
琉球の始祖アマミキヨが降り立ったという神話が伝わるヤハラヅカサで
祈り、舞うということ。

旧暦の3月3日、新月の後の大潮の海に入り、身を清め、
健康を祈願する沖縄の年中行事の日。
今は、家族連れで潮干狩りしたりする習慣となっているそう。

しかし、この浜下りの神話は女性達の禊の物語でもあり
本意ではなく身籠った大蛇の子供を海に入り産み落とし、
穢れを祓ったと語られています。

この物語と今の世界の状況に深い繋がりを私は感じていて
同時にこの世における女性(女性性)のお役目もここに感じました。

2018年に熊本地震の復興を祈り南阿蘇の中岳にフラカヒコを奉納した
175人のダンサー達を率いた師匠・岡山 睦子さんの閃きにより誕生した
今回のプロジェクト。これまで、阿蘇山の後にはハワイ島のペレ、キラウェアでもこの時の有志の仲間とご奉納しました。今回は新たな仲間も増え、やはり今回のプロジェクトにピンときた仲間が集いました。私自身も深く考える間も無く、これは行く、と決めての参加となりました。

そして、いつでも、この仲間との行動は動いた後から
その意味がわかってくる。

4月3日の朝、夜明け前の最も暗い暗闇の中で身支度をし、整列。
神妙な空気感に包まれ足の下からわーっとエネルギーが上がってきて
込み上げるものあり。感情的な涙ではなく、何かが通っていく、涙。

儀式は沖縄の琉歌ではじまり、琉歌で終えました。

『上下(かみしむ)ん揃(する)てい 遊(あし)ぶ世(よ)ぬなれや
みるく世(よ)ぬ印(しるし)、みるく世果報(ゆがふ)』

位の上下は関係なく、みんなが平等に暮らし
平和な世を、平和な豊穣を。

今回は20名のダンサーが夜明け前に踊り、祈りました。

この場に集えなかったみなさんはそれぞれの場所で踊ってくださいました。

ずっと続いていた雨も、この間だけは降り止み、
冷たい風も心なしか優しくなりました。

一人一人、それぞれの人生の『今』を感じて共に踊れた時間は
ほんとに尊かった。

自然な流れ中で私自身も変わり目にある時。
だから、再びこの舞を練習し、この場に身体を運んだのだと思いました。
そして、戦争や情報の嵐の中で真実が埋没してる今の世界に対して
何か、働きかけたい、そんな思いもありました。

みるく世を創ります、ともう一度腑に落としつつ。

今年のお米の種まきの、心の準備も整いました。
まずは、ここからです。

画像1


よろしければサポートをお願いいたします。ピースメイキングな実験をこれからも持続していくために、皆様のサポートを励みにさせていただきます!