#勇気
「仕事の課題でうまくいかない人は、顧客や同僚が『仲間』である、という前提で接すると良い。仕事の課題の基本は、交友の課題でもあるからだ」
人生の課題「人生には三つの課題しかない」とアドラーは言いました。
その三つとは、
①仕事の課題
②交友の課題
③愛の課題
です。
仕事の課題では、①仕事の課題がうまくいかないときはどうすればいいのでしょうか。
「仕事の問題を解決する最善の手段は、第二の問題、すなわち交友の問題による」とアドラーは示唆しています。
具体的に言うと、顧客、取引先、同僚、上司らに対して仲間のように接することで
「規則破りの常習犯、犯罪者は勇気があるのではない。勇気が欠如しているのだ。反社会的な行動はすべて臆病さの表現に他ならない」
勇気があるふり常習的な規則破りや犯罪者など反社会的な行動をする人は、勇気があるように見えます。
しかし、ここまで学んできたならばわかるはずです。
それは勇気ではなく単なる蛮勇であること。
勇気があるふりをした安価な手品でしかないのです。
法律違反私が犯した法律違反は、道路交通法が定めるところの、シートベルト着用義務違反1回、一時不停止1回、速度超過1回の合計3回です。
警察密着24時の類
「勇気がある人は、社会と調和している。自分らしく、好きなことをしながら、ごく自然に社会の役に立っている」
無理をしない勇気を持ち、幸福な人生を歩むためには、自分で課題を解決し、かつ、周囲の人に貢献することが必要です。
しかし、無理をしてはいけません。
無理は続かないからです。
そうではなく、ごく自然にそれが実現できればうまくいき、自然と長続きするでしょう。
ひとつの答えそのひとつの答えをアドラーは以下のように述べています。
「その生き方が非常に適応しているので、望もうと望まざるにかかわらず、社
「勇気がない人は『特別』であろうとする。勇気がある人は『普通』であろうとする。『普通である勇気』を持っているからだ」
特別であろうとする勇気がない人は「特別」であろうとします。
何の特徴もない「普通」の自分では、他者から受け容れられない(価値がない)と思っているからです。
現在の自分とは違う特別な何かを手に入れなければならないと思っているのです。
「特別な才能があれば」「学歴があれば」「容姿が良ければ」受け容れてもらえる。
「特別」という免罪符がなければ生きていけないと信じているのです。
特別になりたか
「たとえ失敗したとしても、勇気がある人は傷つかない。いつか必ず克服できる。そう知っているからだ」
誰でも失敗する人生に失敗はつきものです。
一度も失敗をしたことがない人などいません。
私も数えきれないほど失敗してきました。
問題は「失敗するかどうか」ではなく、「失敗した後、どうするか」なのです。
勇気がない人は失敗しそうになると、すぐにコンプレックスへと逃げ出します。
そして、実際に失敗した後は、次のチャレンジを拒否します。
「もう、失敗したくない。傷つきたくない」と最初から困難を避ける
「勇気がない人は悲観主義。勇気がある人は楽観主義。リスクをわかった上で、楽観主義を選んでいるのだ」
勇気の有無勇気の有無は「楽観主義か悲観主義か」で判断することもできます。
アドラーは言っています。
「楽観主義者は、性格の発達が全体としてまっすぐな方向をとる人のことである。彼(女)らは、あらゆる困難に勇敢に立ち向かい、深刻に受け止めない」
「悲観的な世界観の勢力範囲の中で、、彼(女)らのまなざしは、常に人生の影の面に向けられ、楽観主義者よりも、人生の困難を意識し、容易に勇気を失う」と。
ま
「勇気がある人は、簡単に友達を作る。職場、趣味の場で、周囲の人とうまくやっていく。自分のことばかりでなく、他者にも関心があるからだ」
勇気がある人とない人の見分け方勇気がある人とない人の見分け方として、「他の人と容易に結びつく」ことができるかどうか、があげられます。
具体的には「容易に友人を作る」かどうかだと言われています。
幼い頃は人見知り今の私しか知らない方には、私が幼い頃人見知りでおとなしい子どもだったと言っても信じてもらえませんwww
新しい集団の中ではモジモジして、自分から話しかけることはできませんでした。
し
「勇気がある人は、自然体でくつろいでいる。『他者は仲間であり、課題を解決できる』と信じているから、困難な中でもリラックスできるのだ」
勇気がない人アドラーは、勇気がない人、神経症的な人は「自分がいわば、敵国に住んでいると感じる」ほど常に緊張している、と言いました。
周囲の人が敵で、自分には困難を克服することはできないと、と思っているからです。
勇気がある人
そして、勇気がある人は「リラックスして、くつろいでいる」と言いました。
周囲の人は仲間であり、自分には困難を克服できる、と思っているからです。
このことからわかる通り
「勇気がある人は、自分の課題を解決する。そして、他者に貢献する。他者に依存したり、支配したりはしない」
勇気がある人勇気がある人は、自分の課題を解決し、他者に協力し、貢献します。
勇気がない人勇気がない人は、自分の課題解決を他者に押し付けて取り組みません。
自分には「能力があり価値がある」と思えない。
「課題を解決できない」と思う。
だから失敗を避けるために、コンプレックスに逃げるのです。
勇気がある人=普通の人・正常な人アドラーは、勇気がある人を「普通の人」「正常な人」と呼びました。
勇
「勇気がある人は、成功をおさめる。勇気がない人は、身を滅ぼす」
アドラー派がよく利用する小話ある男がパーティーで話の輪に入ったところ、美術の話になりました、
ゴッホがどうの、ルノアールやゴーギャンがどうのこうの。
男はまったく話についていけず、恥をかきました。
さて、この男は翌日どのような行動を取るでしょうか?
勇気のあるなしアドラー派はこう考えます。
この男に勇気があれば、翌日、図書館に行くであろう、と。
恥をかいたことをチャンスと捉え、逃げずに正面か
「勇気とは『自分に能力があり、価値がある』と思える感覚」
困難に立ち向かうか逃げるか人生は思い通りにならないことばかりです。
仕事で、友人づきあいで、夫婦や親子関係で。
人生は困難の連続といえるかもしれません。
そして、人は困難に出会った時、二つの選択肢を持ちます。
困難に立ち向かうか。
もしくは、困難から逃げるか。
後者を優越コンプレックスと劣等コンプレックスと呼ぶこと、そして、それらには無限のバリエーションがあることをこれまで見てきました。