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「規則破りの常習犯、犯罪者は勇気があるのではない。勇気が欠如しているのだ。反社会的な行動はすべて臆病さの表現に他ならない」

勇気があるふり

常習的な規則破りや犯罪者など反社会的な行動をする人は、勇気があるように見えます。

しかし、ここまで学んできたならばわかるはずです。

それは勇気ではなく単なる蛮勇であること。

勇気があるふりをした安価な手品でしかないのです。

法律違反

私が犯した法律違反は、道路交通法が定めるところの、シートベルト着用義務違反1回、一時不停止1回、速度超過1回の合計3回です。

警察密着24時の類の番組は好きでよく見ますが(ついさっきも見ていましたwww)、生まれて半世紀以上、職務質問というのもを受けたことがありません。

見るからに善良な市民なのでしょうwww

なので、交通違反以外では警察のごやっかいになったことがなく、基本的には犯罪とは無関係な人生を送ってきました。

従って、犯罪荒野迷惑行為を繰り返す人の気持ちが理解できませんでした。

犯罪者を勇気があるとは思えない

私は、犯罪者は勇気がある人間ではなく、世間に対してただ迷惑な存在だと思っていますが、本書では、犯罪者は、警察や法律の網をかいくぐって、裏をかき、犯罪に成功することで、社会に対して指をパチンと鳴らしてみせるのです。

それは強さではなく弱さです。

「勇気の欠如。臆病さ」の証です。

自分の弱さや臆病さを隠すために強いふりをする。

まさに優越コンプレックスなのです、と解説しています

犯罪だけには限らない

それは、犯罪者だけに限った話ではありません。

大人になってからも常習的に規則を破る人、他者に迷惑をかけることを厭わない人も同じです。

時間を守らない人を例にしてみましょう。

私は会議開始時間が17:00なら、17:00に会議を開始できるように、遅くとも5分前には会場入りしています。

しかし規則を守れない人は17:00になったか、少し過ぎたくらいに一切悪びれることなく会場入りすることを繰り返します。

これがまかり通ると、他の場面でも規則を破ることが常習化し、優越コンプレックスを持つ職員が幅を利かせてしまいます。

勘違いしないように

アドラーは言いました。

「犯罪を防ぐ最善の方法は、あらゆる人に、犯罪は臆病さの表現に他ならないということを確信させることである」と。

犯罪や問題行動を起こす人が勘違いしないよう、周囲の私たちが気をつけなければならないのです。

犯罪や問題行動は英雄的ではなく臆病さの証だとわからせよう。


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