エンパスの困り事 ②嘘発見センサー?

◉ 嘘がわかる

相手が嘘をついているとき、本音を隠しているとき、言葉と内面のズレが生じている。     このズレの感覚がすぐ分かる。

本当は違うんだろうなという違和感が、何かが流れてなくて詰まった感じ、とか、落ち着かない感覚として伝わることが多い。

ガードがあるということは大体すぐ分かる。  ただ、伝わってほしくない、とその人のガードが強いと、私のほうの精度はやはり落ちる気がする。不思議なことに。

あの人のさっきの言葉、嘘だよねー、とか、本当は思ってないのに言ってるよね、と分かることが誰にでもあると思う。            何故そう思うか?と問われても、明確に答えられないことが多いのではないだろうか。

嘘発見センサーの感度が高く、わりと誰の嘘も分かってしまうのはエンパスだからかなと思う。

- - -

◉ ◉ 嘘がわかる を深掘りする

嘘がわかる。
これはいい面もあるのだと思う。嘘とわかるなら、騙されにくいということなのだから。

でも私は自然と、エンパスの困り事、とした。

なぜだろう、と考えてみた。

この状況なら嘘ついたほうがいいよね、そのほうが物事が順調に進むよね…という類いの嘘がある。つかれた嘘が自分にとって、周りにとって嫌なことに繋がらないとき、その言葉は嘘だろう、とエンパス 的に分かったとしても、まぁいいや、となる(英語で言う、ホワイトライ white lie ってやつだ)。

しかし、私にバレないよう、巧みにつかれた嘘ならどうだろう。
だいたいそういう状況はなかなかシビア。嘘を鵜呑みにして信じてしまったら、相手にはよくても、私は困ることが大いにあるのだ。もちろん、エンパスな私はそんな嘘もだいたい分かる。

だから、私のほうが一歩リード!

…とそんな単純でもない。

嘘に気づかず騙されているを装ったほうがいい?濁したほうがいい?             考えに考えて、結局白とも黒ともつかない返しをすることが多い。              

でも…いよいよその嘘自体、さすがにこちらにとっても我慢ならないときは、本音で言いましたか?と、その後の相手の反応を覚悟で返す。

バレないと思ってついた嘘を暴かれるとき、おそらく人は嘘をつくときとは別の、何か大切なものを失う感覚になると思う。

これまでエンパス として、人の脆弱な感覚を味わってきた。だから、嘘を密かに暴いてしまった私は、相手への返し方をかなり深く慎重に、そして出来るだけ速く判断する。

こうして、自分自身はどう感じる?なんて、二の次三の次になる。

ほら、すごい労力…
やっぱり、嘘がわかるのは、エンパスな私にとって困ったことだった。

- - -

もちろん(?)私は人生で嘘をついたことがある。でも、おそらく側からみると、それぐらい出来なくてどーする?というレベル。      嘘って分かる人には分かる、ということを身をもって知っているから、そう簡単にはつけない。

エンパスの人は、嘘つき下手が多いと思う。  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?