健康増進イベントで体を壊しては本末転倒！と、一気にやる気が冷めた話

某テレビ局が協賛する各県対抗ウォーキングバトルに参加登録してみました。

今日が初日なのですが、ランキングを見たら、一日の上限歩数６万歩達成者がなんと８８人もいました。（過去のイベントで、一日１０万歩も歩いたと申告した人達が居たため、無理をさせないように上限を設けたとか）

このイベントは１か月続くのですが、このペースで１か月間歩き続けられる人って、どんな生活しているのだろうか。と、疑問が浮かびました。

６万歩の意味合い

１日に６万歩って、どれだけの運動量なのか、ちょっと計算してみました。

ランニングじゃなくて、ウォーキングだから、仮に１歩の長さが０．６ｍだとして６万歩で歩く距離は３６ｋｍ。

時速６ｋｍとすると（これって結構な早歩きだと思うけど）、

６時間は歩き続けることになります。

競歩の選手みたいなスピードだとすれば、もっと速いのかもしれませんが、
日本中の参加者がそんな人達ばかりではないですよね。

でも、世の中には、３０日間、時速６ｋｍの速足で３６ｋｍ毎日歩ける超人的な体力の人っているのかなぁ。

私はそもそも、朝から夕方まで会社で仕事をしていますから、６時間なんて長時間、ウォーキングだけのために時間を確保できないです。

余程、時間と体力に余裕のある方でないと、このイベントで上位にランクインするのは難しいのだろうなぁ。と、即座に熱が冷めてしまいました。（苦笑）

信じられない健脚の人もいる！

今月私が参加したラン＆ウォーキングイベントで、記録を見て俄かに信じがたかったことがあります。

全国１位の人は、３０日間でなんと３６４万歩、距離２４００ｋｍ以上歩いているんですよ。

でもこれって、なんだかおかしくないですか？
一日に換算すると、３０日間休みなく、毎日１２万歩、８０ｋｍも歩いている計算になります。

これは、先ほどの一日６万歩の２倍ですから、時速６ｋｍなら１２時間かかる距離です。

さらに、これは単純に合計値を日数で割っただけの平均の数字ですが、それでも、晴れている日はともかく、どんなに天気が悪い日でも、最低８０ｋｍの距離を１２時間かけて歩き続けるわけです。

これって、もう健康づくりというよりも苦行以外の何物でもないですよね。

それほど驚異的に体力があり、胆力も充実している人が世の中に居るなんて、本当に驚きです！！

不毛な競争に駆り立てられる環境から距離を置く

私は、頑張っても一日せいぜい１万５千歩歩くのが精いっぱい。
一つ順位が上の人に追いつこうと、たった一日だけ３万歩歩いたら、翌日には腰と股関節、脛が痛くなってしまいました。

これはアラフィフおやじにとってはまさに年寄りの冷や水でした。

今月だけは、ウォーキングイベントで頑張ってみましたが、このまま続けて下手に他の人達と張り合おうとすると、むしろ健康を損ねてしまいそうなので、もうこの手のイベントに参加するのはやめよう。と心に誓いました。

やはり、運動は無理をせず、自分が心地よいと思う程度でとどめておくのが本当の健康維持というものですね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。