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【52歳から自分らしく生きるために】年齢や役職に関わらず相手を尊重する大切さ

アラフィフ責任世代のあなたへ、

今日もお仕事お疲れ様でした。

私は今日が今年の仕事納めでした。
あなたの会社では年末の業務はいつまでですか?

今日は在宅勤務、かつフレックスを使って、通常の始業時間より1時間半早く業務を開始したので、その分、夕方は早上がりしました。

一言の労いの言葉の効果

在宅勤務の日は、始業時と終業時に上司にメール報告することになっています。

今日は、今年最後の業務完了ということもあり、私は通常の終業報告の文面の後に、年末の挨拶の言葉を添えて送付しました。

すると、程なく上司から、

「年末はゆっくり休んで下さいね。来年もどうぞよろしくお願い致します。」

というメールが返ってきました。

ちなみに上司は今日、休暇取得日でした。

私が上司で、それも今日が休暇だったとしたら、恥ずかしながら、部下からの連絡に対してここまで迅速に返信出来ていたか疑問です。

部下の立場からすれば、自分の上司から直ぐに返信が返ってきて、それに加えて労いのちょっとした一言が添えられていると、

「ああ、自分の事を大切に思っていてくれる人なんだなぁ。この上司とは今後も良好な関係を維持していきたい。」

と思いますよね?

このような考え方は、上司と自分の年齢の上下関係の如何に関わらず通用する事だと思います。

自分が相手を思いやれば、自分に返ってくる

私もかつて、ある事業部の長を務めていた頃は、部下に対して、職位や年齢の上下で分け隔てする事なく、誰とでも対等に話ができるように心がけていました。

このような心構えでいた事が、後になって間違っていなかった。と思える出来事が2回ありました。

私はこれまで2回、自分と部下の関係が逆転したことがあります。

1回目は、業務過多と社長特命プロジェクト推進の責任の重圧で精神的に耐えられなくなり、ラインの部長の職を解いてもらい、部下を持たない専門職になった時です。

私の後任の部長になったのは、私より10歳以上年下のアジア人の元部下でした。

2回目は、その後任部長が就任後1年半で退職し、更に次の後任部長に交代となった時のことです。

ここでもまた、後任部長は、別のアジアの国出身の、外国人の元部下でした。彼も私より年齢が15歳も若い部下でした。

いずれの後任部長在任期間も、私と彼らの会社の中でのポジションが逆転したにも関わらず、彼らは私に対して、以前と全く同じように接し、かつ前任部長の私に助言を求めてくれました。

私が精神的に不調を来した後も、彼らは私の事を気にかけてくれました。

私にとっての反面教師

一方、私自身は、私が部長だった頃の上司に対して強い嫌悪感を持っています。

彼は私より年齢が10歳ほど若く、本社からの出向者ですが、自分より低い職位の社員たちに対して高圧的な物言いをしたり、部下が何か発言したり、メールを送ってくるのに対して、何かと細かい言い回しにダメ出しをしたりで、部下たちは、いつも彼にまた何か欠点を注意されるのではないかと気を遣ってばかりいました。

私の直属の上司だった彼に、業務開始、終了の報告メールを送っても、一度も返信が来たことはありません。

そもそも私が入社し、着任した日ですら、顔を合わせて言葉を掛けてくれもしませんでした。

部下に対してそのような態度をとっていると、部下たちは表面上彼の命令を聞いてはいますが、心の中では全く信頼関係が築けていません。

彼の下からは、短期間の内に次々に優秀な社員たちが去って行きました。

部下達の退職理由が彼自身の素行にある事に気がついていたのか分かりませんが、それからしばらく経って、会社に対する社員満足度調査結果が著しく悪かったことから、経営陣が抜本的な対策を講じることに繋がっていきました。

このように、対極的なタイプの上司を比較すると、職場の良好な人間関係の維持に上司が日々どれだけ心を砕いているかが、大きな違いになって現れる事がよく分かりますよね。

あなたの上司は、前者、後者のどちらのタイプですか?


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