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【平和ビジネスへの道】#28 街中で探そう。Search for Wi-fi, Search for missing children.

こんばんは!かほりです。


さて、今日は中国の事例についてご紹介します。

■抱えている問題

中国では年間約2万人もの子どもが行方不明になっている。その多くが誘拐によるもので、労働のための奴隷、売春、あるいは物乞いをさせるため子どもの売買が行われている。

親は張り紙などで呼びかけを行っているが、草の根的でなかなか探しあてることができない。


■着眼点

中国には6億人以上のスマホユーザーが存在している。(2015年時点)

彼らが毎日探しているものに掛け合わせて、子ども探しをすることができないか?


■解決策

街中のFree Wi-fiの利用規約部分に、子どもの情報を掲載した。

図2

Wi-fiを選択すると、子どもの情報が確認できる。SNSでその子の情報をシェアすることでWi-fiに接続できる仕組み。

図3


■結果

4億人近い人々がWi-fiに接続。キャンペーンは話題となり、230ものメディア露出を果たした。

また、シェアされたSNS上で、目撃情報などが集まったことによって、実際に何人もの子どもの発見につながった。

図4


みんなが街中で探しているFree Wi-fiと、子ども探しとを掛け合わせた素敵なキャンペーンでした。関係のない人々を動かす動機があるのがいいですね。

個人的に、お店の宣伝情報などをシェアするのは嫌なのですが、迷い犬や人探しの情報はシェアのハードルが低いので、その部分もうまく設計されているなあと思いました。


一か月チャレンジ最終日!

今日で、1か月チャレンジ最終日です!一番は睡魔との戦いが大変でしたが、毎日の記事更新は楽しかったです。

今後は、毎日…は難しいかもしれませんが、引き続き、平和ビジネス・グッズの事例の紹介をしたり、自分の中のアイデアをちょっとずつ記事にしたりしていけたらいいなあー、なんて思っています。

拙い記事にスキ!をしてくださったみなさん、いつも励みになっています。ありがとうございます!


それでは、今後とも末永く・・・

Peace!

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