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ごぼう効果

こんにちは、美桜です

ここ最近の記事では、これから旬のお野菜を紹介しています
皆さんお気付きでしたか?

今日は食物繊維たっぷりのごぼうについてお伝えします


ごぼうの栄養成分

ごぼうは旬が複数ありますが、11月~2月頃に冬の旬を迎えます
また季節によって違う味わいや食感が楽しめます
日本には平安時代に薬草として伝えられたと言われています
古くから食べられている野菜ですが、ごぼうを食用としている国は日本や台湾、韓国とごくわずかな国だけです
ごぼうには整腸効果がある食物繊維が豊富に含まれており、野菜のなかでもトップクラスの含有量です
また、食物繊維の一種であるリグニンは大腸がんの予防にも効果が期待できると言われています
その他にもマグネシウムやカリウム、亜鉛、銅などのミネラルも豊富です

食物繊維

ごぼう100g当たりには水溶性食物繊維が2.3g、不溶性食物繊維が3.4gとどちらも豊富に含まれています
不溶性食物繊維は腸の中で水分を吸い込んで膨らみ、腸を刺激することで便通を促して便秘の解消に役立ちます
また、有害物質を排出する効果もあります
水溶性食物繊維は、腸内環境を整える効果や血糖値の急激な上昇を抑える、コレステロールの吸収を抑制する効果が期待できます
食物繊維は噛み応えがあるので満腹感を感じやすく、しかも低カロリーなので肥満予防にも効果的です
糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防にも効果が期待できます

イヌリン

イヌリンは水溶性の食物繊維の一種です
胃に入るとゼリー状になり糖を包み込んで小腸で糖を吸収しにくくする働きがあります
血糖値の上昇を緩やかにする効果があることから糖尿病の予防に効果があると言われています
また、善玉菌を増やして老廃物の排出を促す効果があるので、腸内環境を整える効果もあります

リグニン

不溶性食物繊維の一種であるリグニンは、腸内の発がん性物質を排出する働きがあり、大腸がん予防に効果が期待できると言われています

クロロゲン酸

クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、優れた抗酸化作用があります
血糖値の上昇を抑える効果や脂肪の蓄積を抑える効果があると言われています
抗がん作用も期待されている成分です

マグネシウム

マグネシウムはリンやカルシウムと共に働き、歯や骨を作るのに必要なミネラルです
また、カルシウムと協力して筋肉の働きを調整する役割もあります
さらに、体内の酵素の働きを助けてエネルギー生産にも関わっています

東洋医学でみるごぼう

働き:気の巡りをよくする、元気・やる気を補う、身体の中の余分な熱を冷ます、熱を持った腫れ物や吹き出物、便秘解消効果、血圧降下、コレステロール抑制、抗がん
合う体質:気虚、気滞

体質は以前載せたこちらの記事で自身がどのタイプか知ることから始めましょう

ごぼうの食べ方

皮ごと食べる

ごぼうの皮にはタンニンやクロロゲン酸などのポリフェノールが豊富に含まれています
これらの栄養素を効率的に摂取するためには皮はむかず、たわしや包丁の背などで軽く表面をこそげ取るようにして洗いましょう
また、ごぼうの香り成分は皮に近いところに含まれているので、皮をむかないほうが美味しく食べることができます

ささがきや乱切りにする

がん予防に効果が期待できるリグニンは切り口に多く発生します
ささがきや乱切りなど切り口の面積が多くなる切り方にして、少しおいてから調理をすると効率的に摂取することができると言われています

水にさらす時間は短時間で

アク抜きのために水にさらす場合は短時間にしましょう
水につけた時に出てくる茶色い成分はポリフェノールです
栄養素をムダなく摂取するためには5分以内が目安。酢水なら1~2分にしましょう
油で炒める料理ならえぐみがそれほど気にならないので、水にさらさずに使用しても大丈夫です

サラダや煮物、鍋物として楽しめます
サラダの場合は、胃を冷やしがちなため他の食べ方で楽しむのも良いでしょう

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