見出し画像

春菊効果

こんにちは、美桜(みおう)です

今日はこれからの時期、鍋にぴったりな春菊についてお話しします


春菊の栄養成分

春菊の旬の時期は11月〜3月ごろで、冬に旬を迎える野菜です
春菊は鍋料理で食べることも多いですが、葉の部分はやわらかく生でサラダにしても美味しく食べることができます
その他にもお浸しやナムル、炒めものなど幅広く活用できる野菜です
また、栄養価にも優れた食材で、β-カロテン、ビタミンB群、ビタミンCなどのビタミン類に加えて、鉄、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富です
春菊といえば独特の香りが特徴ですが、この香りはα-ピネンやペリルアルデヒドという成分によるものです
これらには胃腸の調整を整える効果があり、食欲増進効果や消化促進効果が期待できると言われています

β-カロテン

β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換されます
ビタミンAは目の機能や皮膚、粘膜の健康を保つために必要なビタミンで、粘膜のダメージを回復する効果や免疫力を高める効果があります
また、肌荒れ予防にも効果が期待できます。ビタミンAに変換されなかったものは抗酸化物質として働き、動脈硬化やがんなどの生活習慣病の予防や老化防止に効果が期待できると言われています

ビタミンC

ビタミンCはコラーゲンの合成にかかわるビタミンで、ストレスから体を守る働きをします
活性酸素を消去する抗酸化作用があり、動脈硬化の予防にも効果があります
また、皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症の治りをよくする効果もあります
さらに、粘膜を強くして健康に保つ効果があることから風邪予防の効果も期待できます
水溶性のビタミンで熱に弱い性質があるので、生で食べるとより効果的に摂取できます

ビタミンK

ビタミンKはビタミンDとともにカルシウムの吸収をよくする働きがあります
また、骨からカルシウムが溶けて血液に流れ出るのを防ぐ役割があり、骨形成に重要な働きをしています
さらに、血液凝固成分を作り、ケガをして出血をした際に出血を止める役割もあります。食品に含まれているビタミンKの他に、腸内細菌によっても合成されます

カルシウム

骨や歯を作るのに欠かせないミネラルです
体内にあるカルシウムの99%は骨と歯に存在しています
また、筋肉を動かしたり、精神の興奮をおさえ安定させるなどの効果もあります
カルシウムは吸収されにくい栄養素のひとつですが、ビタミンDと一緒にとることで吸収率がよくなります

春菊の食べ方

油と一緒に食べる

春菊に豊富に含まれているβ-カロテンは脂溶性で油によく溶ける性質があります
炒めるなど油を使って調理したり、脂を含む肉や魚と一緒に摂取することで効率よく体内に吸収することができます

生で食べる

春菊はアクが少ないので生で食べることもできます
ビタミンB1やB2、ビタミンC、葉酸は水溶性の栄養素なので、生食にすることでこれらの栄養を効率的に摂取することができます
サラダ用の春菊はやわらかく生食向きです
普通の春菊も生食できますが、茎は少し硬いのでやわらかい葉の部分を摘み取って使用するのもおすすめです

スープにして汁ごと食べる

加熱調理にする場合は、ビタミンB群やカリウムなどの栄養素が流れ出てしまうので、煮汁ごと食べられる料理にすることで効率よく栄養素を摂取することができます
味噌汁やスープの具材にもおすすめです

東洋医学でみる春菊

働き:気の巡りをよくする、イライラ解消、情緒不安定改善
合う気質:気滞

東洋医学の気血水はこちら

春菊は栄養満点、香りもとっても良い香りなので、ぜひ食卓に取り入れてみてください

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?