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PEファンド転職対策:おすすめ書籍

今回は『PE/バイアウトファンドへの転職準備をするにあたり、どんな本を読んだらいいですか?」という頻出の質問に答えるべく、PEキャリアがおすすめする書籍を4つのジャンルに分けてご紹介します

1.PEファンド関連書籍

ファンドの業務をストーリー仕立てで知ることができます。まずは1冊読んでみることをおすすめします

インテグラル佐山氏の書籍。「バイアウト・ファンド」の実態や役割についての基本的な理解を得ることができます。私自身、PE業界に入る前にこの本に出会い、PEファンド転職への熱量が上がりました。ファンドの組成〜ソーシング・投資〜企業価値向上および投資回収に至る一連の流れに沿って、当事者がどのようなことを考え、また実務として何が行われているのかについて学ぶことができます。

PEファンド≠バイアウトファンドということがよくわかる本。一度読んでみることをおすすめ。個人的には熱量が上がる本ではなかったが読まない手はないだろう。著書のSchwarzmanがインベストメントバンカーとして成功を収めた後に、イチからファンドを立ち上げ、どのように世界最強のファンドを作り上げていったのかがわかる本。周辺ではこの本が好きな人も多い

こちらはPEファンドへ入る前に読みました。タイトルのとおり、カーライルの理念と行動を、関係者に対する取材によって紹介した書物。投資の経緯、投資時・バリューアップ・エグジットまで丁寧に取材されている貴重な本。佐山さんの本と並んでオススメ。

こちらは未読です。一つ上のものを探していたら出てきたのでついでにリンク張っておきますね。私も近いうちに読みたいと思います


2.テクニカル本

テクニカルの本は挙げだすとキリがありません。今回はパッと思いついたものに絞ってご紹介します。

M&Aファイナンスの実務書としては、必要なほとんど全ての項目を網羅しており、非常に有用な本。PE入社前かつM&Aファイナンス未経験にはやや難解かもしれない。ただ、サラッと読んでおくとよい。また入社後もデスクにおいておけば、こちらをサクッと確認してわからないところは他メンバーに聞く、外部プロフェッショナルに聞くで進められるはず。まぁ入社後はほとんど読んだことはないですがデスクには飾っております
 ターム・シートやプロジェクション・モデルの具体例が書いているのが良い点

バリュエーションの実践的入門書としてとても有名な一冊。新卒就職活動の時に購入してからずっと手元にある。学生の時はこの本の輪読会をして勉強したのが懐かしい。本書はGS出身者が、自らの体験を交えつつ、企業価値の意味を平易な文章で解説している。非常に分かり易い作品であるが、細部まで理解するのは難しい本。

箪笥の肥やし…ではなく、マッキンゼーのバリュエーション。バリュエーション本の定番ですね。私が持っているのはこれより古い版。辞書的扱いで・・・ほとんど開かない。妻からは引越しのたびに処分するよう迫られているが一応キープしている。ただ、業界人はきっとみんなお持ちの本。

3.情報収集

 個人的には決して読みやすいと思わないが、如何せん転職者にとって投資案件の詳細について情報不足。従って渋々こちらを薦めます。色々な日本のバイアウト案件の実例を知ることができます。内容としては、『事業承継とバイアウト』の続編。事業承継におけるバイアウト・ファンドの活用、M&Aとバイアウトの特徴の比較、創業者オーナー退任後の新経営体制の構築、トップダウン型組織からフラット型組織への移行、内部管理体制の整備、成長に向けた経営インフラの構築など、中堅・中小企業の事業承継手法としてのバイアウトの実態を豊富な事例紹介と経営者インタビューにより書籍化

4. 小説

ハゲタカはTV化ドラマ化、映画化もされており有名ですよね。「V字回復~」の方は元BCG→ミスミグループ会長を務める著者による実際に起こった実話をもとに、著者自らが手掛けた経営改革の実例を、経済小説風に描いた小説。臨場感があり、"経営に関わりたい"という想いを強くしてくれること間違いない小説

5. 番外編

 ポラリス志望者は面接前に社長の書籍を読んでおいた方がいいと聞いております。私は未読ですが、リンクを貼っておきます。どれか1冊読んでおくと社長面接対策になるとの噂…ポジティブな感想とサインを求めると100点満点だとか…(真偽不明)
 受験者はエージェント/内部者へ要確認ください♪

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最後に

書籍紹介の他にもPE転職対策として、下記の活動をしております。

各社別の対策記事

https://note.com/pe_career/n/ne7716b820049

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