当編集室のご紹介

皆さまこんにちは、PD編集室です。
今回は、新規の読者の方も増えてきたということで、あらためて当編集室のご紹介をさせていただきます。

当編集室では、現在、主に次の2つを中心に活動しております。
①noteでの情報発信
②電子書籍出版

の2つです。

まず、①について。
当編集室のnoteでは、不定期で文学作品やエッセイに関する記事を投稿しています。主に山川方夫という作家の話題が中心です。

こう書くと、「なぜそこまで山川方夫にこだわるのか」と思われるかもしれませんが、別にそういうつもりはありません。機会があれば、他の作家や作品についても書いていきたいと考えています。当編集室が山川方夫関連の情報発信にこだわるのには、理由がございます。

皆様もご存じのように、山川方夫という作家は、かつては一部の文学ファンの間でしか知られていない、〝知る人ぞ知る〟存在でした。たまたまその名前を知った読者が、山川の著作を手に入れるために書店に出向いても、一冊も置いていないことさえ、ざらにあったのです。

けれども、近年、インターネットの発達により、多くの読者が山川作品に触れる機会が増えてきました。加えて、ここ数年の間に何冊かの作品集が出版されるなど、山川文学の再評価の機運が高まりつつあります。これまでになく山川方夫という作家に注目が集まっている――といっても、過言ではありません。

ですが、大半の読者にとっては未知の作家ということもあって、世の中に出回っている情報のなかには、新規の読者に向けられたものがあまりにも少ない、という現状があります。
たとえば、「山川方夫とはどういう作家なのか」とか、「どの作品がおすすめなのか」といった、基本的な情報が共有されていないのです。おそらく、たいていの方はまずネットで調べられるかと思いますが、残念ながら、ネット上の記事にはいい加減なものも少なくありません。
当編集室がnoteで情報発信をしているのは、そういった事情が背景にあるのです。

山川方夫という作家については、個人的に研究していることもあり、その成果もぼちぼち発表していけたらと考えています。ただ、今後しばらくの間は初心者向けの記事を中心に執筆していくかと思います。

なぜかというと、山川方夫の読者がまだまだ少ない現状では、どれだけ優れた研究を発表したとしても、結局のところ一部の人にしか届かないからです。もちろん、山川方夫研究の進展も大事なところではあるのですが、まずは山川方夫の読者を一人でも多く増やすことに重点を置くべきではないのか、と個人的には考えています。

正直に言うと、当編集室などは、山川方夫研究に貢献するにはまだまだ実力不足だと認識しております。いつの日か、優れた研究者が現れて、山川文学の再評価が進む日の来ることを切に願っております。

ちなみに、最近はレビュー記事などを書くことが多いですが、言うまでもなく案件などはひとつも引き受けておりません。情報提供のお礼として献本を頂いたことはありますが、それとレビューの内容とは一切関係ありません。
今後も一切の忖度なく、褒めるべきものはどんどん褒めるし、批判すべきものはどんどん批判していく所存ですので、今後も当編集室のnoteをよろしくお願いいたします。

続いて、②のご案内です。
当編集室では、過去の出版物を電子書籍として復刊する事業を手がけております。電子出版を始めた経緯については、ぜひこちらの記事をご覧いただければと思います。
繰り返しになってしまうようで恐縮ですが、簡単にまとめると、長らく入手困難となっていた山川方夫の著書を復刊するべく始めた事業となります。また、併せてその他の作家・作品の出版も手がけるようになりました。

出版ラインナップを見ればお分かりかと思いますが、有名作家の作品もあれば、世間的にはマイナーな作家・作品も含まれています。なかには、本来ならばうちではなく、大手の出版社さんから出版されるべき作品も含まれています。
なぜマイナーな作家や作品にこだわるのか? これには理由があります。

文学に関して、世間でよく話題に上るのは、たいてい有名な作家や作品のことばかりです。けれども、それらはあくまでも全体のごく一部に過ぎません。世の中には、まだ世間に知られていない優れた作家・作品が数多くあるのです。
そうした作家・作品にも目を向けてほしい――という思いで、復刊事業を手がけております。

なお、現在は文学書の出版が主ですが、特に文学作品にこだわるつもりはありません。今後は、ビジネス関連の本や、野球関連の本も出版していきたいですね。

ちなみに、当編集室の出版物はすべて電子書籍となりますが、別に電子出版にこだわりがあるわけではありません。本当は紙の本も出版したいところですし、出そうと思えば出せないこともないのです。
けれども、紙の本で出そうとすると、どうしても電子版よりも値段が高額になってしまうということで、電子出版のみを手がけております。

以上、当編集室の簡単なご紹介をさせていただきました。
こんな当編集室ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

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