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リモートワークは日本の労働格差を拡げるか?3つの観点で語る

こんにちは!
人財デザイナー兼研修講師のゆーかです。

▶人財デザイナーとは
ワークライフバランスを整えながら、その人や企業の価値をランクアップさせていく計画を立てることで、人生をデザインするお仕事です。

今日はリモートワークと労働格差を3つの観点で語ります。
コロナで働き方の多様性が進みました。
とても喜ばしいことです。
しかし、一方で労働格差はどんどん拡がっていると考えます。
特にリモートワークがもたらす格差拡大について、①時間②場所③経験から語ります。

①リモートワークがもたらす時間

リモートワークが始まり、働く人々は毎日の仕事では無い仕事に必要な時間から解放されました。

行きと帰りの通勤時間を合わせて、1日数十分から長い人で数時間の空き時間ができました。

さらに、通勤のための準備時間、化粧や髭剃りなど身支度をする時間などかなりの時間が自由に使えるようになりました。
オンライン会議用に上だけ着替える人も居るとか…?

お昼休みも会社で過ごすよりも自由度が高くなります。
同僚とのコミュニケーションや取引先との接待ランチなども減少しています。

時間の使い方に迷うほど1日で自由になる時間が増えた人が多いようです。

②リモートワークによる場所からの解放

毎日、オフィスに出社する必要がなくなれば、オフィスから遠く離れた場所に行くことも可能です。

連休を取得しなければ、泊まりで出かけることはなかったのではないでしょうか。

会社員という安定した仕事に就きながら、フリーランスのようにラップトップひとつで世界を旅して回れる可能性があります。

田舎に住みつつ、都会の企業で働くことができれば、最低賃金は高く、生活コストは低くなるので、給与が変わらなくても余剰資金が発生します。
週末農家といわずに、アフター農家もできちゃいますね。

自宅も会社の近くにある必要はありません。
「仕事に電車で行くから駅チカ物件がいい」という希望もなくなるかもしれません。

仕事をする場所に自由がうまれ、
住む場所の選択肢がかなり拡がりました。

③リモートワークがもたらす体験

時間と場所の制約がなくなり、何が変わってくるのでしょうか?

体験の質が変わると考えます。
今まで、いつか時間ができたらやろうと思っていたことがどんどんできるようになります。

・副業として新しい仕事をする
・リフレッシュの時間にしてメンタルを育てる
・趣味に費やす
・ボランティアなど社会貢献をする

ただのスマホタイムにされている方も居るでしょう。
しかし、スマホタイムにも何かしらの学びはあります。
例えば、ゲームのスコアのあげ方、YouTubeで気づき、ネットトレーニングを体験するなど、今までより多くの体験ができているはずです。

体験はあなたの資産です。

仕事は変わらず、自由になる時間が増えたことで
今までよりも様々なチャンスが増えていると言えます。

労働格差につながる理由

リモートワークは働く社会人にとって革命的に自由を運んできます。
しかし、リモートワークができる職業である時点で、ホワイトカラーな仕事である可能性が高いのです。

接客業や飲食店など人と接することが仕事である場合は給与も低く、時間拘束が長い傾向があります。
また、昇進などの概念もなく、ひたすら時給で働く層が多くいます。

結局、リモートワークができるのは、上級国民だけ。

そしてリモートワークによってもたらされた時間と場所の自由に対して、経験という投資を行い、自身の資産に変え、さらに豊かになっていきます。

一方で時間と場所に縛られ、根気と勝負しつつ毎日を乗り切っている社会人も多くいます。

これは格差拡大と見ていいと私は思います。

リモートワークはもっと実施できるはず

私はコロナ禍でカウンターセールスをしていました。
ついたてをして、マスクにフェイスシールドをして、毎日お客さまと接していました。

県外の方もいますし、
病院が近くにあったので病院帰りの方もいます。
ついたてはありますが、書類や商品のやりとりがあるので、必ず接触はありました。

いちスタッフでは、リモートワークにしてほしいと提案したところで、実現することはありませんでした。
むしろ、リモートワークの決定権のある人のところにまで意見すら届いていなかったと思います。

接客業にリモートワークはできないと思いますか?

私はできると思います。

①カウンターに大きな画面を用意し、お客さまが来店されたらオンライン会議を発信していただく。
(そもそもインターネット環境がご自宅にあるお客さまは、来店される必要すらないとも言えます。)

②オンライン会議にて映像をお互いに確認しながら、いつも通りカウンターセールスをしていく

③商品購入などのやり取りは郵送にて行い、オンライン会議では流れなどを説明し、次回のステップでまた不明な点があればオンライン会議を繋いでいただく。

この対応フローに切り替えてくれていれば、日々の不特定多数の接客による感染リスクに不安にならずに仕事ができていました。

しかし、少しずつ研修や会議がオンライン化するだけでした。
本社のルート担当さんたちは週に1回はリモートワーをしていて、ここでも格差を感じました。
大手携帯キャリアという、デジタル化に強いはずの店舗であってもこの状態です。
変化に弱い社会であると落胆しました。

この緊急事態に5Gをもっと活用していたら、さすが次世代を担う職種であると誇りに感じたと思います。

リモートワークができるかどうかは工夫次第です。
ぜひ、先入観を捨てて、検討してみてください。

導入できれば、会社の成長にも従業員の成長にも貢献する可能性が高いでしょう。

まとめ

何十年も前から格差はありました。
親なのか環境なのか資質なのか
ニワトリと卵のような議論になりそうなので、ここでは割愛します。

時間と場所は会社員であれば、自由にならなくて当然という従来の常識を覆したのがリモートワークでした。

リモートワークが導入されている会社員は、どんどん豊かになっていきます。
時間と場所に縛られないと仕事ができない会社員は、今までどおりに一生懸命働きます。

どうやって格差を埋めていくのか。

どうやってフリーターや契約社員、派遣社員などが豊かになっていけばいいのか、工夫を凝らしていく必要があります。

簡単にできることばかりではなく、ちょっと難しそうな課題にでも積極的に取り組んでいくことが大切です。

リモートワークが導入されている会社員は、ぜひ自分に投資をしていってほしいですし、
リモートワークなんて無理という会社は、なんとか代換えできないのか考え尽くしてほしいと思います。

もっと臨機応変に向上していける社会になっていくために、まずは小さな発信から初めてみました。

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