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[diary]08/27 たたり、丘の屋敷、集中豪雨、アカルイミライ

■めっっっっっっっちゃダルい。
ちょっと気を抜くとメンタルがだるーーーーーんと沈んでいく。そして身体ベリー重い。もしや、と思ってカレンダー見たら、約一週間後に生理くる時期だった。出たよ……。なんでお前と人生大半共にしなきゃなんねえんだよ神様ここだけ完全に設計ミスだろ痛みオプションつけてどうすんだよオメ-仕様書!ちゃんと詰めて!と、はてしなく呪詛が漏れる。くそー。

■ロバート・ワイズの『たたり』をBGM代わりに流したりしていた。神経がガタついてるときは、白黒の屋敷モノホラー映画がいちばんおちつく。
改めて見ると、ものすごく原作に忠実な映画化なんだよね。ジャクスン『丘の屋敷』はたぶん生涯でもっとも読み返してる本のベスト10には入る。それくらい好き。好きというか、もはや取り憑かれるというか。まさにHaunting。好きすぎてヤンデボンの『ホーンティング』まで好きだよ(真面目な話、わたしあの映画すきなんですよ。キャスリン・ゼタ=ジョーンズやたらゴージャスだし、鏡の間とか地獄の門とか、いいじゃん)

■ワイズの映画化でいちばん驚くのって、小説で思い描いた風景がわりとそのまま出てくるので、逆説的にジャクスンの文章の喚起力の確かさに目を瞠る。
と同時に、ワイズもまた文章の本質というか、芯をがつっと捕まえているのもやっぱすごい。
『丘の屋敷』で私がいちばん怖いというか意味がわからなくてゾッとするのが“石像”なんだけど、小説だとわざと曖昧模糊とした描き方がされているあの巨大なオブジェ。の、忌まわしくぼわっと要領を得ないかんじの不吉さが、きちんと「石像」として映像になっているの、すごい。もうなんか、どうやってるのかわかりませんわ…。

■勢いをつけてkylux「ゴーストはささやく」の次の場面を仕上げる。将軍がかわいい……(自分で書いて自分で萌えていくスタイル)
けどこれ、幽霊屋敷ものだからなあ。萌えてばかりもいられない。怖いってむずかしいなあ。ゾッとさせられない。がんばれがんばれ。

■夕飯は鶏のささみサラダ、冷凍ギョーザ、オクラ。ごはん。鶏のゆで汁でわかめスープ。あとお裾分けで頂いた、とうもろこし茹でたやつ(小)……がおなかに入らなくて、明日に持ち越し。

■20時前後からものすごい雷と暴風雨。夜のお外が白黒反転するくらいまぶしい稲光と、バリンバリンいう雷鳴、まっ白にけぶる雨のうねりに、大きな声じゃ言えないけど興奮してしまった。嵐の描写を書きたかったので、慌ててマンションの廊下に出て5分くらい目を皿のようにしていろいろ見て、おぼえて、走って帰って書く。ふいーって一息ついたら全身じっとり濡れてて笑った。アホかい。

■で、ツイッター見たらとっても嬉しいことが。ふふふ。ふふふふふふ。

■いろいろあって思い出した、大好きな言葉たち。

友人には申しわけないと思います。彼が死ぬちょっと前、「どうせ俺も30までなんか生きないよ」と言い切ったのをはっきり覚えています。僕は今年33歳になります。でも、彼はもう死んじゃったから文句も言いません。そのやさしさに甘えて生きられるところまで生きていこうと思います。(借金玉「メンヘラ芸を批判したくない」)
私の未来は私ひとりのものだ。誰にも後ろから走ってきてもらいたくはない。「ついてくるな、これは俺のものだ!」と叫んだとたん、プツリと糸が切れて地獄へまっさかさまに転落したのは『蜘蛛の糸』のカンダタだが、もしそうなったら、横目で見て笑ってくれればよい。私は地獄でうまくやっていく。(黒沢清『アカルイミライ』パンフレット)
もう愛や夢を茶化して笑うほど弱くはないし子供でもない(枡野浩一『てのりくじら』)

■やって、いきましょう。